今年の夏はありがたいことに3〜4連休が3回もあった。
一発目は「最果ての地」へ行ってきた。前回の記事である。9時間歩いた。
その次、9月の頭にはなかなか行く機会のなかった「大雪の入り口」へ行った。10時間歩いた。
(マヌケなのはスマホの予備バッテリーを持っていくことを忘れてしまったため写真が全然ないことだ。)
そして最後は「大雪の中心部」へ行った。前回の体験がとても良かったからだ。11時間歩いた。
私が巡ったコースである。
①
②
③
④
ああ、最高だ。
天気も最高。
<カムイミンタラ>、まさに「神々の庭」。
もっとも神に近い男といえば、言わずと知れたこの人だが、↓
この時の私もこのような感じであり、↓
この一時だけはバルゴのシャカに匹敵したかもしれない。
天空の道をゆく男!
(かっこいい〜、オレかっこいい〜。)
しかし…しかし、何かが変である。
私の他は誰もいないのである。
午前中は結構人がたくさんいたというのに。
「ひょっとして、本当にオレだけが神に選ばれたのか?」
↑この美しい写真を撮ったのは、
↑この図の「このあたり」というところである。
そして、撮った時間は15:37となっている。
ゴール地点の「すがたみ」には、17:30には絶対に到着しなければならない。
なぜなら、それが地上に降りる最後のロープウェイの発進時間だからだ。
要するに、残り2時間を切っていたのである。
人がいないのは当然である。
こんな時間にこんなところをほっつき歩いて遭難でもすることになれば、神に選ばれた男とは真逆の、極めて愚かな男ということになってしまう。
うおー!
まずい。
これはまずい!
オレは走った。
しゃにむに走った。
もちろんバイクではない。
ジョギングを初めてよかったと思った。
が、それでも山の中、荷物を背負ってのランニングである。
しばらくぶりのアドレナリン大量放出である。
17:25。
これほど嬉しい写真がこれまでの人生であったろうか?
本当に間一髪で間に合った私は、無事に神々の庭から人間の溢れた地上へと生還したのであった。
所詮は私もただの人間であった。
カムイミンタラから、労働という地の奴隷へ再び成り下がって4日が経ったある日のこと。
「ふふ。明日で連勤も終わりだな。明後日からは10月。今年の夏は十分に遊んだから、秋はゆっくり過ごすことにしよう」。
床にモップを掛ける。
グキャッ!
こ、腰が!
7月の後半から、連休は全て遊び倒し、単発の休日もロクに休まずに走り続けたカラダは、もう疲労の限度を超えてしまっていたのである。
疲労の限界を越えるとどうなるか?
病というダメージを体にもたらすのである。
5年ぶりのぎっくり腰である。
油断していた。
最近は調子がいいからすっかり忘れていた。
3日間まともに動けなかった。
そして、今回は想像以上の疲労のため、それに併発して風邪も引いてしまった。
(38℃以上になり、微妙に味覚も変になったためひょっとしたらコロナだったのかもしれないが、面倒くさいので職場には報告しなかった。ーーなんという悪いヤツだ!ですって? ふふん、なんとでも言うがいい。所詮オレは神に選ばれなかったただの人間なんだから、そのくらいいいじゃないですか…)
そろそろ結論に入ろう。
「ああ、疲れたなあ。明日はゆっくり休もう」。
40を過ぎてから、このように生きることが多くなった。
いや?当然でしょ?
ーーそうだろうか?
この夏、3〜4連休が3回もあったから、それを奇貨として走り続けたわけだが、「走り続けることができた」というのはニヤリとする結果である。
結局は「やるんだ!」と決意さえすれば、「疲れたなあ」に抗うことができるということだからだ。
もちろん、やり過ぎて最後は失敗したが(2ヶ月半のうち、マトモに1日中休んだのはたぶん1回だけ)、「多少のムリをする」、具体的には、「たまには2週間程度は休みなしで毎日何かをする」ということは、ジョギング同様に肉体と精神のメンテナンスにつながるのではないか、と考えた。
ジョギング=クレリックの延長上の考え方だ。
素晴らしい。
日常生活さえもがリアルファンタジーに直結する。
「この2週間、オレは休まないぞ! それそのものがクレリックをプレイしているということになるのだ!」。
このように。
変態すぎて何を言っているのか理解できない領域だろうが、なんの問題もない。
ただの人間には、ただの人間の戦い方があるのである。
さて。
腰を痛めてから3週間。
十分に休んで疲労も回復したからそろそろ動きたくて仕方がないが、肝心の腰がまだ回復していない。
70%というところ。
1994、2002、2003、2005、2006、2009、1017、2020、そして今年2025。
これらが、ぎっくり腰で動けなくなった年の一覧であるが、3週間経っても70%しか回復していないというのは記憶にない。
これは確実に老化だろう。
回復が遅くなっている。
メンテナンスのためには多少ムリをしなければならない。
が、ムリをし過ぎれば体を痛めて結局何もできない。
どこまでムリをしていいのか。
その見極めが難しいということになる。
2週間?
3週間?
あるいは1ヶ月?
結局は自分で経験して覚えるしかない。
所詮オレはただの人間だから、コツコツと体験するほかに道はないのである。
(↑神に選ばれなかった男は、こうしてネチネチとネタにするのである)












