備忘録(2021年11月11日)
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★★息を吐くようにウソをつくアメリカ。世界で最も邪悪な国家
【世界史】 帝国主義の時代5 アメリカの動向 (19分)
90,114 回視聴2016/04/14
好戦の共和国アメリカ―戦争の記憶をたどる (岩波新書) 新書 – 2008/9/19
油井 大三郎 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E5%A5%BD%E6%88%A6%E3%81%AE%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E2%80%95%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AE%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%82%92%E3%81%9F%E3%81%A9%E3%82%8B-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B2%B9%E4%BA%95-%E5%A4%A7%E4%B8%89%E9%83%8E/dp/4004311489
1898年4月25日~8月12日まで、アメリカ合衆国とスペイン帝国が戦った米西戦争(スペイン・アメリカ・キューバ戦争:米西キューバ戦争)の発端は、266名が死亡したアメリカ海軍のメイン号の爆発だった。この爆発は、今日では、事故説が有力だが、当時のアメリカ軍の調査委員会が原因不明で有るにも拘らず、外部からの機雷による爆破だと発表し、このような状況をつくりだした責任は全てスペインにあると断定したために、アメリカのマスゴミは、スペイン人による卑劣なサボタージュ(破壊活動)が原因と断定し、「メインを思い出せ!くたばれスペイン!」という好戦的なスローガンを唱えて、米国民の報復感情を刺激した。
更に、既に読者の獲得競争を始めていた各新聞は、「アメリカ婦人を裸にするスペイン警察」という捏造記事を掲載したり、スペインのキューバ人に対する残虐行為を誇大に報道して、スペインへの憎悪を煽ったので、世論も開戦への圧力を増大させた。
【これは、今、アメリカが中国にしている「ジェノサイド」キャンペーンとそっくりだ。本当に、中国共産党がウイグル族を「ジェノサイド」(民族浄化・絶滅)しようとしているなら、絶滅させようとしているウイグル族にPCR検査をして陽性者を保護・隔離したり、免疫を高める薬を配ったりしないはず。そもそもウイグル族は、同じイスラム教徒の回族のように新疆だけでなく、中国各地の都市に定住し、ウイグル料理を提供するレストランなどを経営し、そこには大勢のウイグル族も働いている。上海にも1000人以上もいるが、新疆に残している彼らの家族が殺害されようとしているなら、各地に住むウイグル族はデモや暴動を起こしているはずだ。むしろ、実際にジェノサイドしているのはアメリカ。先住民のインディアンは現実には黒人よりも貧しく黒人よりも差別されている。彼らが押し込められている居留地は荒れ地が多いために、政府に依存せざるを得なくさせ、彼らからプライドを奪い、若者は絶望の余り、酒や麻薬に溺れて現実逃避する者が多い。インデアンの独立運動が2つあるが、政府は独立を認めない。また、白人に殺されても、警察は真剣に捜査せず、無罪や微罪となる例が多く、アメリカでは、明らかにインディアンは人として扱われていない】
BBC:2020年10月26日
中国当局、ウイグルの470万人を一斉検査 1人の感染確認で
https://www.bbc.com/japanese/54688595
キューバでは既に、1868年から1878年までの第一次キューバ独立戦争が起きていた。それで、1886年に奴隷は解放されたので裕福層は財産を失い、彼らの砂糖プランテーションはアメリカ資本に買い取られ、キューバは政治的にはスペインの植民地だったが、既に、経済はキューバに巨額の投資を行い経済の実権を握っていたアメリカの財界人に支配されていた。
こうしたことから、アメリカの財界人には、キューバはアメリカのものという意識が醸成されていたので、財界人も開戦を要求し、政治家も対スペイン戦が、アメリカ経済を拡大させると宣伝していた。アメリカ海軍は、開戦の1年以上前にスペイン軍との戦争計画を作成していたので、メイン号の爆発はアメリカによる謀略の可能性もある。
1892年、ホセ・マルティはキューバ革命党を創立し、1895年から平等な世界を実現するとして第二次独立戦争を始めていたが、マルティは待ち伏せ攻撃で戦死し、他の部隊も戦線膠着状態に突入していた。こうした状況下で、1898年2月にメイン号の爆発事故が起こると4月に、マッキンリー大統領は連邦議会に対し、キューバ独立軍を支援する立場での開戦を連邦議会に問い、議会は承認してスペインに宣戦布告した。
当時のアメリカ軍司令部は海底ケーブルで各部隊との通信を行って有利に戦いを進めたが、スペイン軍には海底ケーブルが無かったことや、既に国力も衰退していたために敗北し、キューバは1902年5月に400年近くに及んだスペインによる植民地支配から解放され、独立を達成したが、この独立は形式的な独立となり、以後、キューバ以外の諸国も含めて、カリブ海全体がアメリカの裏庭とみなされ、保護国化(植民地化)が進行した。
1952年、キューバでは軍事クーデターによりバティスタが政権を奪取し、アメリカからの援助をうけつつ独裁体制の強化を図ったが、左派の学生組織や左翼組織による反バティスタ運動が高揚した。1953年7月26日には、カストロ兄弟ら123人の若者がモンカダ兵営を攻撃したが失敗し、 リーダー格の弁護士フィデル・カストロと弟ラウル・カストロも捕らえられた。裁判でフィデル・カストロは「歴史が私に無罪を宣告するであろう」と演説し、15年の刑期となったが1955年に恩赦で出獄し、カストロ兄弟はメキシコに亡命した。
カストロ兄弟はメキシコで、再度バティスタを倒す準備を行い、医師チェ・ゲバラらも加わり、1956年11月、「グランマ号」に合計82名で乗り込み、キューバに戻った。しかし、が待ち伏せしていたバティスタ軍に包囲され、生き残った12名はマエストラ山脈に逃げ込んで拠点とし、革命軍を組織して再起したが、他のメンバーは戦闘や裁判で殺害された。
1958年、国内の仲間を集めて革命軍を組織したカストロらが首都ハバナへ進軍を始めると、民衆の圧倒的な支持を得て連戦連勝で進軍したので、1959年、ついにバティスタはドミニカ共和国へ亡命して革命軍が勝利し、カストロ政権が樹立された。実は、この頃のカストロは社会主義者ではなかったこともあり、カストロはアメリカに、スペインにバナナや砂糖などのモノカルチャー経済化され、自給自足が不可能にされたキューバへの援助を期待していた。
しかし、米国の巨大資本の手先であるアイゼンハワーやケネディ大統領は、民主主義の理念よりも、「米国企業の権益」保護を重視していた。つまり、彼らは「帝国主義者」=「植民地主義者」という正体を現し、米国企業の権益を害さずに、アメリカからの「援助」(施し)を得る、つまりアメリカの「保護国」のままで我慢しろと、カストロに妥協を迫ったのである。
それで、米国式民主主義は「羊頭狗肉」であったことを思い知らされたカストロは、ソ連に助けを求めるしか選択肢がなくなると共に社会主義者に変身し、1961年に社会主義宣言を行い、キューバ革命を社会主義革命として位置づけた。それで、ケネディ大統領はカストロ政権を打倒すべく、ピッグス湾事件を起こしたが失敗した。しかし、ソ連に助けを求めたキューバも、「一国社会主義」(スターリン主義)の道へと迷い込むことになった。
メキシコ時代から既に、社会主義者となっていたゲバラは、革命政権の工業相だったが、1965年2月27日に、アルジェリアで開催されていた「第二回アジア・アフリカ経済会議」で、当時、キューバの最大援助国だったソ連を「帝国主義的搾取の共犯者」と非難し、工業相の職を辞してキューバを離れた。
キューバを救うには、世界革命を実現し、スターリンの「一国社会主義」というマルクスが否定していた無理な路線から離脱するしかなかったからだ。それでゲバラは大臣の職を捨てて、仲間と共に再びジャングルに戻ることにしたのだが、1967年10月8日、CIAとグリーンベレーの軍事顧問団に指導されていたボリビア軍のレンジャー部隊との戦闘で捕虜となり、ゲバラは射殺されてしまった。
400年もの間、スペインに植民地されていたキューバは、アメリカの強烈な植民地化の圧力に晒されていたために、逆に植民地にされるよりはマシとして、貧しいままでも分裂を起こさずに、基本的には「一国社会主義」を堅持して来られた。
しかし、革命の先達であるレーニンやトロツキーは、農業国ロシアが、当時のドイツやイギリスなどのような先進国の援助なしで、社会主義制度を導入しても、数々の問題に直面して実現不可能であることは知っていた。だから、彼らはドイツ革命の失敗が明らかになると、革命からわずか4年後の1921年には、現在の中国やベトナムのような市場経済を導入する政策であるNEP体制に移行した。
しかし、スターリンが「一国社会主義」を導入したために、ソ連を閉鎖国家にしてしまい、結局は破綻してしまった。それで、キューバもソ連や東欧のように限界点に直面するので、AIが市場の機能を代行し、計画経済を可能にするまでの間、格差社会化を極力抑えながらも、やがて中国のような「国家資本主義」に移行するしかない。土地の公有制を認める政党であれば合法化して、共産党の独裁体制を離脱した方が、「国家資本主義」体制は安定するだろう。
【米西戦争の犠牲者】
アメリカ軍側は、キューバ軍戦死者1万665人、アメリカ陸軍戦死者345人、負傷者1577人、病死2,565人、アメリカ海軍戦死者16人、負傷者68人。スペイン軍側は、スペイン陸軍戦傷者3,000人、捕虜6700人、病死1万3000人、スペイン海軍戦死者560人、負傷者3~400人と、アメリカ軍の損害は軽微で死者の多くは病死。戦死した兵士のほとんどがキューバ独立軍の兵士だった。
★★イタリアにいじめが存在しない理由 差別的教師に反抗する子どもたち
WEZZY:2018.12.19
イタリアにいじめが存在しない理由 差別的教師に反抗する子どもたち
https://wezz-y.com/archives/62200
宮崎隆司(イタリア国立ジャーナリスト協会会員)
<以下略>
【コメント】
読売新聞:2021/11/03
昨年の小中高生の自殺、過去最多499人…学校行事の中止などで心身に疲労か
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211102-OYT1T50171/
●大学のシステムでは、何年もの間一緒に授業を受け続けるのは語学のクラスだけで、他はバラバラになり、学生が自分で選んだ授業を受けるが、ヨーロッパには、これと同じシステムで小中学校が運営されている国もあり、そのような国では、イジメ自殺などほとんど起きないという。
おそらく、一度でも激しくイジメられた生徒は、その自分をイジメた生徒がいる教室での授業は極力避け、別の教室を選んで授業を受けることで、いじめっ子との接触を極小化できる。それで、イジメが深刻な事態にまで発展しないので、イジメ自殺など、起きないのではないだろうか。
●著者はイタリア在住の日本人で、15歳の息子と9歳の娘はイタリアの学校に通ってきたが、この2人はイジメというものが理解できないという。なぜなら彼らは、だれかにイジメられたことも、イジメを見たこともないから、イジメの意味さえも理解できないという。
イタリアの学童は、誰かが差別など不当なことをしていると、相手が教師であれ、「おかしい」と声を上げるので、イタリアの学校ではイジメも、イジメ自殺などもほとんど起きないらしい。もちろん、イジメがゼロとは言い切れないが、イタリアにはほとんどないという。
日本人は、マスクを嫌う欧米人を理解できないが、このイタリアの子供の話を聞くと、余りにも大人しく従順で、世間に反抗しない日本人の方がおかしいのかもしれないと思うようになる。
ちなみに、WIKIによると、ノルウェーではテストは家庭内で実施され親や家族と結果を共有する。成績通知表はなく、教員による助言が記されるという。
太古の昔から、子供の仕事は「食べることと遊ぶこと」。この食べて、遊ぶことで、人類は生後的に社会的動物に成れるのであって、人類のDNAに社会的動物であることが、刻み込まれているのではない。
欧米諸国では、過度の競争の脅威に晒されている多くの子供が「うつ病」に罹っているから、タリバンの教育観を頭ごなしに否定するほど、われわれの教育システムが優れているわけではない。
約200年前から、この人類が長年に渡って培ってきた子供観は、武士や大商人のような特権階級だけでなく、庶民まで否定するようになってしまい、多くの子供から、楽しい子供時代が失われるという大惨事が起きた。
途上国には、学校に行きたかったという貧しい家の子供がいるのは確かだが、他の子供と同じ体験ができないという孤立感・置き去り感が言わせるのであり、純粋な知識欲で学校に行きたかったという子供はゼロではないが、やはり少数だろう。
近代に、子供は「小さな大人」から、学童として「再発見」される羽目になり、多くの子供の苦難が始まった。その結果、英米では多くの子供が「うつ病」に罹っているし、日本では、「うつ病」だけでなく、イジメやイジメの恐怖も加わり、日本の子供から、大切な「子供時代」が奪われつつある。
この根本原因は、古代から始まった貨幣経済が資本主義により、社会の隅々まで浸透した結果、人間まで商品と化して売り買いされる全員奴隷時代が到来したからだ。それで、奴隷だらけの社会になり、奴隷が余るようになったので、元の奴隷らしい奴隷は必要がなくなり、奴隷解放が実現した。
近代の個人間や企業間、国家間の競争を勝ち抜くことを前提にした教育を極限まで進めた中国では、近代教育の弊害面が自覚され始めたようで、試行錯誤が始まった。しかし、日本では独裁者の身勝手な弊害のように宣伝され、子供まで「うつ病」にする教育システムが見直される機運は起きていないようだ。
しかし、根本には、労働者同士を競争させることで敵対させ、孤独にして、組合の結成で団結して対抗されると困る経営者側の統治術がある。これは、分割して支配する支配者の統治術だ。
資本主義的な個人間や企業間、国家間の競争には経済的な利得が結びつき、生活・生存と直結している。この競争システムが修正されなければ、幼児から教育を強いる親は無くならず、子供の自殺という悲劇は終わらないだろう。
スポーツやゲームでの競争には弊害は大してないので、競争はスポーツやゲームだけにすべきだ。
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<休憩>
映画音楽 エデンの東
<おまけ>
★★デモクラシータイムズ【横田一の現場直撃】
【横田一の現場直撃 No.136】維新「改憲」自民より前のめり/鈴木宗男、
辺野古埋立見直し?/寿都町 核ゴミ住民投票 20211108
21,418 回視聴2021/11/08
現在の世界は、一見すると南北朝鮮は厳しく敵対しているように見えるし、米中、米露、中台も一見すると厳しく敵対しているように見える。しかし、本当に対立しているのかは不明だ。
今回の日本の総選挙でも、直前に中露の10隻もの艦隊が日本を一周して話題になったが、あの一周は、中露に厳しい政策を唱える自民党に都合が良い出来事であることは明白。また、自民党と中露が提携しているというようなことは誰も想像しないから、もし誰かが疑惑を唱えてても、信じる国民はいないのでバレる心配も無い。
更に、適度な相互敵対は、それぞれの政権には求心力をもたらすメリットもあり、中露の政権にもプラスだ。自民党は中露へのお礼に、何か譲歩したりするかもしれない。北朝鮮も、韓国や日本の選挙の際には敵対しているはずの保守政党に有利なようにミサイルを発射したりすることが多いので、要注意だ。
★★一月万冊
岸田内閣崩壊の兆し。冬コロナ拡大の兆しの中で病床確保せず自宅放置
政策を継続決定。自民党と厚労省の大罪。
元博報堂作家本間龍さんと一月万冊
41,994 回視聴2021/11/07
コロナ不況と失業が拡大。完全に無力な自民党政権と立憲民主を見捨てた
連合。更に冬の感染拡大が来たらとんでもないことになる。
平田悠貴。一月万冊
25,688 回視聴2021/11/07
「自民党と公明党を攻撃するまともな野党です」お前が言うな!スキャンダル
だらけの維新の大嘘と大躍進の大矛盾!この現象の裏にある日本の危機。
安冨歩東大教授。一月万冊
43,760 回視聴2021/11/07
悪質なプロパガンダ。「僕も30万円もらえる」維新・吉村副代表が「18歳以下
に現金10万円」案に疑問。維新・吉村副代表が批判!の裏で自民党を
攻撃する狡猾さ。作家今一生さんと一月万冊清水有高
19,292 回視聴2021/11/07
選挙後の政治勢力図徹底解説!維新と国民民主と自民党で令和の
大政翼賛会が誕生する可能性が・・・参議院選挙で憲法改正を狙うのか?
元朝日新聞・ジャーナリスト佐藤章さんと一月万冊
56,876 回視聴2021/11/07