ぼくの秘密日記 -37ページ目

ワタシの常識

ワタシは非常識らしい。
常識がないのだ。

ワタシの社会常識は、学生時代のアルバイト先のセンパイや就職後に知り合ったオジサマ達により、居酒屋で実技講習により学んだ。
そのため、'酒盗'は読めるが(最初は'サケヌスット'と読んだ)、貸借対照表は読めない(女性の気持ちはもっと読めない)。
'マグロの頬身の竜田揚げ'は、日本語でかまずに注文できるが、'アイシテマス'は英語もドイツ語も中国語もさらにはタガログ語でも、かんでしまう。
先日は、シーザーサラダを思い出せず、'パンを小さく切って焼いたか揚げたやつが入ったサラダ'と言ってみたが、'クルトン'を知らないと笑われた。(続く)

『エリン・ブロコビッチ』(2000年・米)

『エリン・ブロコビッチ』DVD
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
CAST:ジュリア・ロバーツ
  :アルバート・フィニー
  :アーロン・エッカート
無学で無職、預金残高16$の元ミス・ウィチタが、1枚の書類から大企業の犯罪を暴き、アメリカ史上最高の和解金(3億3300万$=350億円!)を勝ち取るサクセス・ストーリー。
実話だそうで、エリン本人も映画の中にウェイトレス役で参加。
この作品で、ジュリア・ロバーツは第73回アカデミー賞の主演女優賞に。
派手であけすけだけど魅力的な女性をイキイキ演じている。
『プリティ・ウーマン』同様、共演者がしっかり脇を固めているが、特にボスのエドがいい感じ。
ラストはホロリとする。
特典のカットシーンは必見。(個人評価82点)

『007 ダイ・アナザー・デイ』(2003年・米)

『007 ダイ・アナザー・デイ』DVD
監督:リー・タマホリ
CAST:ピアース・ブロスナン
  :ハル・ベリー
  :トビー・スティーブンス
  :ロザムンド・パイク
主題歌:マドンナ
ピアース・ブロスナンの007卒業作。誕生から40年目の20作品目の記念としてボンドガールの登場シーンを第1作『007 ドクター・ノオ』に模したり、過去作品にオマージュを捧げるシーンが多い。
しかし、悪役の父親である北朝鮮の高官の人物像や韓国の非武装地帯の風景(田んぼで牛を引いている農民)などはちょっと考証を誤っているかなという感じがする。
カーチェイス等のアクションは満載だが、007である必要がない映画になってしまった感あり。(個人評価68点)

『フォッグ・オブ・ウォー』(2003年・米)

『フォッグ・オブ・ウォー』DVD
監督:エロール・モリス
第76回アカデミー賞最優秀賞授賞作。
元米国防長官ロバート・S・マクナマラのインタビューをベースにしたドキュメンタリー。
キューバ危機ではキューバに原爆が配備済だったとか、東京大空襲でなぜ焼夷弾を使ったかといった戦争の裏を明かしている。
しかし、本当にその現場に携わった者の一言は重い。

本によると第二次大戦時に日本海軍の幹部は当時他国より開発が遅れていたレーダーを、卑怯だから開発はやめて'大和魂'で戦うと言ったそうな。
マクナマラの話ではアメリカは確率を常に計算して効果のある方法で攻撃していた。
負ける訳である。(個人評価:75点)

車内にて(その3)

内容はくだらないが、酔っ払い同士なのでお互いひくにひけないようだ。
ケンカは不毛だとお互いがわかっていながらどちらも譲らない。
こういう場合は、相手と共通の敵を見つけて事態の収拾を計るのはどうか。

「さっきからガマンしてればお前はなんだ。何様のつもりだ」
「貴様こそなんだ。オレに命令するお前は、オレの上司かカミサンか」
「カミサンの訳ないだろ。なんでオレがお前のようなヤツと結婚するんだ」
「なにを!お前はオレと結婚したカミサンをバカにするのか」
「うるさい!お前のバカなヨメは関係ない!」
「バカ!カミサンの悪口を言うな!もし聞かれたらどうするんだ!」

車内にて(その2)

結局、帰宅することにした。
さすがにちょっと眠くなったので、各駅停車を選び、座って帰路に着く。


しばらくすると車内が騒然としはじめた。
耳を澄ますと酔っ払いの口喧嘩が勃発している。

「さっきからお前のウォークマンがうるさいんだ」
「なに?馬鹿にするな。ウォークマンじゃなくて使っているのはiPodだ」
「使っているのはなんでもいい。とにかくうるさいんだ」
「お前以外はうるさいと言わないのに、なんだお前は」

…かなりのエキサイティングぶりだ。
ワタシも興味津々ではなしの行方を聞いている。
その周りは聞こえないかのように無視している。(続く)

車内にて

この時期は酔っ払いが増える。

今日は帰社日で社内に終日いたが、居心地が悪いので19時を回ったところで早々に帰宅した。
しかし、真っ直ぐは帰宅しない。
ちょっと同僚と曲がってしまった。

飲み屋で3時間しこたましゃべって満足したので、とりあえず駅に向かいながら次の店はどこか同僚に聞いてみた。
「乗ればわかる」
同僚は笑顔で答えた。

素直なワタシは電車に乗る。
ところが駅に着くたびに同僚は次々と笑顔で別れを告げ、車両を後にする。
気がつくととうとうワタシは、ひとりになっていた。
仕方がないから帰るか。(続く)

ワタシの隣で寝ている人(その4)

先ほどから向かいの男性がチラチラとワタシを見ている。
しかし、勘違いだ。
ワタシが彼女を引っ張った訳ではない。
彼女がワタシを引っ張っているのだ。

そうこうしている内にワタシの左側が空いた。
体をずらして右側の彼女が目覚めるのを期待する。
するとさっきよりも幅をとる人がワタシの左側に座ってしまった。
シマッタ。
どう見ても不自然な体制になってしまった。
左側に座った幅の広い女性は、座り心地が悪いのか、少しずつワタシを右に追いやろうとする。
ここで立つのは悔しい。

…次の駅に着いた。
右側の彼女は突然起きて降りて行った。
ワタシに疲労と安堵を残し。

ワタシの隣で寝ている人(その3)

だいたいワタシの右側で寝ている彼女は、刺激についても反応が鈍い。
さっきから電車が揺れるたびに、彼女のアタマがワタシの肩で弾んでいる。
そのたびに彼女が起きないかと気にしているが、ワタシの肩の寝心地も気になっている。

いま仮に彼女がワタシの肩が自分の枕ほど柔らかくないことに気づいて目覚めたとする。
ワタシは「すみません」と反射的に謝ってしまう可能性が高い。
しかし、肩を勝手に使われた挙句、寝心地が悪く起きたからと言ってワタシが謝る理由もない。
卑屈にならずに毅然と、「左の方が柔らかくて自信があるよ」と利腕を解放してもらうべきか。(続く)

ワタシの隣で寝ている人(その2)

会話を楽しんでいる人もひょっとすると寝言なのかもしれない。


寝ている中でも、そのうち一人はワタシの右隣でワタシにかなりの体重を預け深い夢の世界にいる。(注意するが、'かなりの'というのは'体重'にかかるのではない。'預けて'にかかっている。)

しかし、なんて無防備なのだ。
まさしくワタシに全てを委ねて睡眠をとっている。
枕代わりに貸したワタシの肩は緊張のあまりに筋肉痛になりそうだ。
ここはどうするべきか。
「もしもし」と呼びかけるのは、ちょっと弱腰か。
しかし、「おはよう」と挨拶しても、この様子では気づかず無視される恐れがある。(続く)