今回はもしかしたら身体操作のまどろっこしい話よりも人気があるかもしれない子どもシリーズです。
我が家には5人の子どもがいるので、それはまぁ頻繁にケンカが起こります。
休みで全員がいる日などは合計10件ぐらいは”事件”が起こります笑
ケンカの対戦カードは1対1、1対2、などなど組み合わせも様々です。
2人兄弟だと組み合わせは1対1のみに限られることを考えると、5人兄弟による対戦パターンの豊富さはけっこう恵まれた環境だと思っています。
ポイントは、1対1だと全員が当事者だけれど、3人以上の兄弟構成だと、”客観的にみれる立場”が存在し得ることです。
5人だと3対2以外の全てのパターンで客観者が存在できます。
客観者の存在は”自分視点”のみとなりやすいケンカ状態を外部から気づかせる役割を持つことができます。
1対1つまり全員が当事者だと、自分視点になりやすいのは大人ですらそうなりがち。
自分から見える景色が全て。
自分が認識していることが真実。
こうなると「絶対におれが正しい」から全ての議論が始まってしまいますから、解決はなかなか大変です。
だからやはり当事者でない立場の存在は重要なのであります。
***
解決の方法はさておき、そんな環境の中で彼らに僕が伝えていること。
それは集団の作り方の約束ごと。
「自分より弱い相手に対して集団を決して作るな」
兄弟ならば、弟に対して複数で追い詰めるな。です。
大人も含めて、ケンカというものは無意識にせよ何とかして相手よりも優位な状況を作り出そうとします。
味方の数を増やそうとするのはその典型パターン。
もはや動物的な本能。
*ケンカをする余地すらない状態
同調者を増やすことで、心理的に相手を追い詰めることができる。
同調者が増えると、なぜか自分の正しさが増えたような感覚になる。つまり強気になれる。
味方を増やそうとする行為の裏には、こんな作用を利用したい心理があるんじゃなかろうか。
これが絶大な効果を持つことは、たくさんの歴史が証明してきた。
これは多数者には心地よい、優越感の得られるものかもしれません。
しかし客観的に見たとき、決して美しいものではありません。
そしてこのシステムを多数者が利用したとき、本当の意味での揉め事の解決は決して起こり得ません。
いじめも決して1対1では起こりません。
必ず、いじめる側が多数です。
ジャイアンがスネ夫が徒党を組む姿は、社会のあちらこちらで見られるのです。
このことに気づけない、無頓着にこれをやってしまう人間にはなって欲しくない。
ケンカの原因の根っこ部分の解決にフォーカスし、それ以外の要因(人数や威嚇行為)によって”解決”することは拒否するような人間になってほしい。
そう願う我が家では、強者が弱者相手に集団を作るなという方針を共有しています。
これは集団を作ってはいけないという意味では決してなく。
人の動かし方、お金の動かし方、ルール(法律)を作るなど強力な決定権のある権力者に対して、集団を作って対処するのは文明後の人類の知恵が作り上げた有効な戦略です。
*もちろん暴力行為以外…
こんな感じで、我が家にはめんどくさいルールがいくつかあります。
とか笑
子どもにとってめんどくさいのはもちろんですが、親にとってもものすごい大変です。
ただ僕はそこに労力を注ぎ込む価値を信じているし、自分の人生においてもそこに意味を見出しています。
人数が多いことは、客観性や集団の意味や喜びや楽しみの倍増効果を考えると我が家にとっては良いことだらけなのです。
客観的な視点というものは多くの発見が得られるのは世の常。
当たり前にやっている練習だって客観的に見れば時間の無駄が多い。
当たり前にやっているトレーニングだって、もっと効率よくできる余地はあるかもしれない。
むしろそれは「必ずある」と位置付けて追求し続けなければならない。
”何でもない時間”を、パフォーマンスアップのための意味のある時間”に変える刺激テクニックを実践形式でやります。
アロースワークアウト
■6月20日(土)
11時〜12時
講師 中野崇
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大きく感覚が変わるきっかけになるかもです。
ライブでご参加の方は匿名チャットにて直接質問していただけます。
全ての質問にお答えできるわけではありませんが、可能な限りしっかりお答えします。
僕から参加者の皆さんの姿は見えませんので、トレーニングではとにかく丁寧にチェックポイントを解説します。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸1
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追伸2
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