もう2年近く前ですが、こんな記事を書きました。
▶︎逆境をそのまま武器にするための言葉
https://ameblo.jp/bodysync/entry-12320294659.html
自分は他者と比べて劣ると感じたとき。
厳しい状況に追い込まれたとき。
理不尽な状況にあるとき。
サポートしている選手が苦しい状況にあるとき。
我が子の問題点が目についてしまうとき。
僕は「だからこそ」という言葉を使います。
同じ現象・状況にあっても見えるものを変えて分析の視点を持つためです。
自分はスポーツトレーナーを目指しているが、スポーツの経験が浅い。
だからこそ、スポーツ界の「当たり前」に疑問を持って新たな考え方を作り出せるかもしれない。
自分は一つのことを最後までやり遂げられない。
だからこそ、複数のタスクを保持しながら同時進行できる行動様式にストレスを感じずに実行できるかもしれない。
大きな怪我をしてしまった。
だからこそ怪我をしている間に身体操作を学び、磨こう。
怪我をしたからこそ、それがきっかけで以前よりパフォーマンスが上がった。
この怪我は長期的に見たらポジティブな出来事にできる。
何か目的を持って前に進んでいる以上、逆境は常に起こるものであり、そんなときに歯を食いしばるというやり方だけではなく、視点の転換という技術も持ち合わせておくことは「進み続ける」ためには不可欠だと思うのです。
冒頭の記事にも書きましたが、これらは一流アスリートが共通して持っている思考回路です。
彼らは、だからこそという思考回路を、自分の逆境をクリアし、自分の成長につなげるための「分析装置」としてこの言葉を使っているのだと思います。
*上に記載しただからこその例は、決して開き直っているのではなく、自分の状況を分析してメリットとデメリットをカテゴライズしていると言えます。
それゆえ、トレーナーとして選手をサポートするためには、選手自身が気づかない視点に気づかせるための思考回路をトレーナー自身が保持していることが不可欠です。
(子育てにも不可欠ですね)
***
日本の文化、価値観は自己肯定の能力を認めるというベクトルが非常に乏しいのは多くの方が感じてることかもしれません。
褒められても謙虚であることが美しい。
自分の功績を自分で話すとすぐに自慢と解釈される。
そんな価値観に慣らされていると、いざ「お前は何ができるんだ」と問われた時にすぐに出てこない。(外国で仕事をしたことがある人なら覚えがあるかもしれません)
多くの表面的なやりとりが、「謙虚な返し」をすることを前提に進められる。
もちろんそれはそれで良さもあるかもしれませんが、僕はちょっと嫌気が差しています笑
そんなやりとりばかりしていると本当にクリアすべき課題が見えにくくなるから。。
そういう文化や価値観を背景にして構築されてきた日本の教育システムは、自己肯定感を育むというスタンスをほぼ持ち合わせていません。
少数派は常に自己肯定感を否定する価値観と戦わなければならないし、多数派は多数側にい続けようとすることで虚構的な自己肯定感を保とうとします。
そこには「個人としての思考」を要求し、「それを積極的に承認する姿勢」はあまりにも不足しています。
僕は仕事柄多くの方と会います。
そして心理面のけっこう深いところまで話してもらえる場面が多い立場にあります。
そんな時にやはり感じるのが自己肯定感の低さ、その技術の乏しさ。
トレーナーの勉強をしにきてくださる方にも多いです。
本当の意味で多様性を経験してこなかった社会で生活している以上、仕方のないことかもしれません。
本当に課題を感じていて謙虚であり、常に自省するスタンスそのものは、能力を伸ばしていく上で非常に重要な思考回路ですが、それは「分析的」であるべきです。
課題をちゃんと階層的に分析してカテゴライズし、クリアするための的確な手段を構築・実行する。
「だからこそ」などの言葉を使って、自分だからこそできる解決策を発見する。
課題をクリアするためには、自己否定ではなく実は自己肯定の方が重要であることは、多くの人が気づいていないのかもしれません。
分析の視点を持たず、むやみに感情的に自分や行為に否定的になることは、決して課題をクリアする手段ではないし、謙虚でもありません。
自分が今持っている「弱点」を、だからこそで分析してみましょう。
弱点と思い込んでいるだけで、視点を変えればそのまま強みになることもあるでしょうし、時代や環境が違えばそれはものすごく重要な能力になる場合だってあります。
一定の自己肯定感は、精神面を健康に保ち(他者への攻撃性を抑制も含む)、課題をクリアし続けていくために非常に重要なファクターです。
*過剰になってしまうと他者を見下す、他者の意見を受け入れない、向上心を失う、という作用もあるので、そこまでいくと行き過ぎです。
真面目、ストイックなどは、美談として語られることが多いですが、実は諸刃の剣。
本当の意味でそれを続けていくためには、自己肯定の技術をしっかり身につけておくことが重要です。
全てはパフォーマンスアップのために。
ベストを尽くして後悔した人はいない。
中野 崇
JARTAバランスボールトレーニング
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▶︎バランスボールトレーニングを行う意味。
https://ameblo.jp/bodysync/entry-12452177179.html
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