「バッティングは水モノ」。

野球経験者の方、こんな言い方聞いたことありますよね?

 

 

 

水物、つまり「当てにならないもの」という意味です。

これは、バッティングの本質を結構表していると思います。

 

 

 

バッティングは、プロのトップクラスの選手でもヒットが出る確率が30%を越えれば素晴らしいと言われるようなものです。

 

 

 

それぐらい不確実な要素が多い、ということです。

逆にいうと、確定させられるものが少ない。

 

 

出典:https://bbcrix.com/articles/70934/original

 

 

 

なぜならバッティングは、ホームベース上をあらゆるタイミングや軌道で通過するボールをバットという細い棒で一定の箇所にミートさせるという、同じ場面がほとんど現れないという特徴を持った運動だからです。

 

 

 

同じコースでも、タイミングや軌道が違う。

同じ球種でも、コースやタイミングが違う。

 

 

 

だから、なかなかバッティングについての議論はかみ合わないものでもあります。

上から叩くべきなのか、脇を締めるべきなのかなど、局面ごとに異なるべき動きを「こうあるべきだ」とやってしまうと、当然うまくいかないケースも出て来ます。

 

 

 

「上から叩け」は感覚言語として認識すべき。

https://bbcrix.com/articles/69949

 

脇の締め方には2種類ある。バッティングに使うべき脇の締め方はこれだ。

https://bbcrix.com/articles/69780

 

 

 

 

バッティングには、不確実な要素が多い。

なぜなら全く同じボールは2度と来ないから。

だからバッティングという運動において確定させられるものは少ない。

 

 

 

だからこそ、確定させるべきものを明確にし、確実に毎スイングごとに再現できるようにするべし。

 

 

 

僕はそれが「割れ」だと考えます。

 

 

 

どんなコースでも、割れを起こせる。

どんなタイミングでも割ったまま待てる。

コースやタイミングによって割れの度合いを変化させられる。

 

 

 

「いつでもスイングできる状態でボールを見送る」という”良いバッターの条件”においても、これは割った状態で見送ると言い換えればこれができるための方向性が見えてくる。

 

 

 

 

バッティングにおける割れは、右半身と左半身が別々の動きをすることで身体の中心ゾーンに大きな張力が発生する状態と僕は定義しています。

(つまり割れを解放することが強烈なスイング開始のきっかけ=力まずに大きな力を発揮できる)

 

 

 

割れを引き起こすための手段はいくつかあって、自分の身体や打者として目指す方向性によって選べばいいと思います。

 

 

 

そんな割れのタイプの一つ、「ハンドル割れ」を使う選手の動きを解説しました。

西武ライオンズの快進撃を支える中心打者、山川穂高選手です。

https://bbcrix.com/articles/70934/original

 

上記URLから引用

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

追伸

野球界には、「良いピッチャーは良いバッターである」という言葉もあります。

これは双方の心理を両方理解できるということも表していますが、最も大きな要因は「割れ」が使えるかどうかです。

バッティングで使う割れは、ピッチングにも使える割れにもなります。

(山川選手のハンドル割れはちょっと使いにくいかもですが…)

 

 

 

ピッチャーには、「割れランジ」という形で指導したりします。

割れランジは投手トレーニングセミナーでも紹介しています。

この記事で書いてある「スライド」という動きが割れのために必要な動きです。

https://ameblo.jp/bodysync/entry-12300611113.html

 

 

 

割れランジの指導受けたいという選手は、下記から「投手トレーニングセミナー修了のトレーナーを希望」と記載の上、お申し込みください。

http://jarta.jp/dispatch/

 

 

 

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