こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
一昨日、無事にイングランドから帰国しました。
時差ボケは帰国後2~3日目が一番きついと言いますが、ほんとです。
同時にホメオスタシスっていう身体を一定に保とうとする働きを体感できる貴重な機会でもあります。
外国にいる間に高校野球の甲子園大会がスタートし、JARTAの認定トレーナーがサポートしている盛岡大付属は昨年覇者の作新学園を破って無事に一回戦を勝ち上がりました。
高校生は試合が一番の練習。
シビアな試合をするたびに大きく成長しますね。
そんな甲子園、よく
「どの選手が良いと思いますか?」
とか、
「選手のどこをみますか?」
って聞かれます。
どの選手が良い選手かという質問は僕にとってはちょっと難しいです。
「良い選手」の定義が人によって違いますし、選手をたくさんサポートしている立場としては、サポートしていない立場から良いとか悪いとか色々いうべきでないというのが僕のポリシーです。
外からは分からない事情っていうのもたくさんありますしね。。
選手のどこをみますか?
という質問は、割と答えやすいかもしれません。
ここではあくまで動きに絞ります。
僕は、まず必ず後ろ側の半身をみます。
右投げなら右半身。
左打ちなら左半身。
(もちろん、何のために選手をみるかという目的によって細部は変わります)
後ろ半身だけをみるのではなく、前半身との位置関係をみます。
具体的には投手なら前足が着く直前の後ろ半身の状態。
このタイミングで「後ろ腰が回ってしまっているのか」「我慢して動かずにキープできているのか」は、肩肘のケガをしないためにも高いパフォーマンスの分かれ道になる非常に重要なキーポイントです。
必要なのはもちろん後者の動きです。
「腰の開きが早い」「肩の開きが早い」
このあたりの指導言語に深く関係します。
ただし、単にこの腰の位置をキープするだけではうまくいきません。
外見だけでなく「どのようにキープしておくか」
という質の部分。
ここが問われます。
なぜならその位置に腰をとどめておくのが目的ではないから。
そこから逆方向に鋭く腰(と身体全体)を反転するために腰をそのタイミングでその位置に持っていく。
そのタイミングで、「次の瞬間に急加速できるための条件」が揃っていなければ、形骸化しちゃいます。
だから単に腰を捻っているだけでは、上手くいきません。
開きが早くならないようになるべく深く捻っておこう。
でもそうするとリリースのタイミングに間に合わない。
もしくは結局鋭く腰を回せない。
そんな問題が出てしまいます。
だから僕はスライドという動きの獲得を提案しています。
この運動様式は、多数のトップ選手が採用している動きです。
トップレベルの選手が採用している以上、かつ物理学的・運動学的に有利である以上、獲得できるなら獲得すべきでないかという考えです。
そんな動きを獲得するための直接的・間接的なトレーニングが満載の投手用トレーニングセミナー、11月に開催です。
割れランジ。
右と左の半身を別方向にズラすための身体操作系トレーニング。
プロの投手たちが悲鳴をあげるめちゃキツいトレーニングです。
右・左両側行います。
みぞおち系トレーニング。
みぞおちには大腰筋というピッチングに非常に重要なキーマッスルが付いています。
ここが十分に使えるかどうかは、身体操作の土台部分として非常に重要です。
ブルーコ。
首や肩甲骨、背骨を柔らかく操作するためのトレーニング。
投手用トレーニングセミナー。
どなたでもご参加いただけます。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
JARTAのトレーニング指導をご希望の方は下記から(初回半額です)。
JARTAのオフィシャルLINE@がスタートしました。
https://line.me/R/ti/p/%40urb4534h