こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
僕が主宰するトレーナー協会であるJARTAでは、トレーナー養成事業を行なっています。
コースを修了して、試験に合格すると認定資格をお渡しして、選手やチームからの要望でトレーニングサポートに入ってもらっています。
*チームによってはフィジカルコーチという立場になることもあります。
トレーナーが選手から信頼を得るために必要なことはなんだと思いますか?
知識、技術、伝え方。
などなどたくさんありますが、その中で、僕が特に重要視しているのが手本の能力。
自分が指導するトレーニングを、高いレベルで見せられる能力です。
たとえ相手がプロスポーツ選手であっても、トレーニングの動きに関してはそれ以上を提示する必要があります。
いやいや、実際にやるのは選手だから、そんなに高いレベルで見せられなくても大丈夫でしょ。。
って思うかもしれませんが、選手のパフォーマンスを高めていく上で高いレベルの手本の提示は、ものすごく大事なことです。
実際、トレーニングの知識、解剖学・運動学・生理学などの知識だけで選手を圧倒できますので、現場レベルでは問題にはなってこないと感じるかもしれません。
でも、もしあなたと同じレベルのそれらの知識があるトレーナーが、あなたよりも高いレベルの手本の動きを見せられたら、選手はどちらに教えてもらいたがるでしょうか。
あなたが選手だったら、ものすごい動きができるトレーナーと、動けないトレーナー、どちらに自分のパフォーマンス向上の希望を感じますか?
どっちが説得力ありますか?
どっちが、選手にとって良いですか?
この運動やったら痩せられるよ、というトレーナーが太っているのと同じで、トレーニングを提示する時の手本の動きが低レベルであれば、はっきり言って説得力はなくなります。
いくら的確なことを伝えていても、です。
選手ってそういうもんです。
また、高いレベルで手本を提示できることは、こういう選手心理や感情論だけでなく、パフォーマンスを高めていくということを論理的に考察した場合にもその重要性は当てはまります。
人は、見せられたものをモデルとして脳に焼き付け、その動きを真似します。
親子で動きが似ているのも、全てではないですが、この機能がかなり関与します。
特にそのトレーニングに初めてチャレンジするタイミングだとなおさら。
前モモを使ってステップするような手本を見せてしまっていると、知らず知らずのうちにその動きを脳が真似しちゃいます。
つまり、手本がその選手の動作の上限に深く関与してしまう可能性があると言えます。
今は選手にはまだまだ知られていないですが、選手がこのことに気づき始めたらやばくないですか?
実際、選手はトレーナー、コーチの動きをものすごく見ています。
そして我々のいないところで、「あの人の動きはすごい」「あの人の動きはしょぼいから説得力ない」って話します。
これほんとに。。
逆に、選手より高いレベルで手本を見せられる場合、言葉は不要なぐらいものすごい説得力を生みます。
もちろん指導側としてはその動きがなぜその選手に有効なのかは論理的に説明できるレベルにはあるべきですが。
トレーナーやフィジカルコーチが選手より高いレベルで手本を提示できることは、思っているよりメリットが多いし、できなければそのデメリットも非常に多いです。
これはプロ選手相手だから必要とか、子ども相手だからいらないとかそういう次元の話ではありません。
相手が子どもであっても、いや子どもだからこそ高いレベルで手本を見せてあげてほしいです。
僕はこの点に関しては自分でもその重要性をものすごく感じてきましたし、JARTAのトレーナーたちには本当にしつこく要求してきました。
そうすると、こんな動きができる人が出てきます。
動画はまだ基本的なものばかりですが、彼の手本はプロ選手を相手にしても十分すぎるぐらい通用しています。
立甲もこんな感じだし。
コモドドラゴンだってものすごいハイレベルです。
ブログ記事にリンクされている彼のインスタは練習素材としても使えると思うので、ぜひ見てみてください。
選手、チームの方、JARTAではトレーナー指名(無料)できますので、関東の方は下記からぜひ指導受けてみてください。
彼にはすでに格闘家や逮捕術の警察官などが指名でオファーかけてきています。
JARTAのトレーニング指導をご希望の方は下記から。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
負けてられん。
中野 崇
追伸
手本についてはこれまでもその重要性についてはしつこく書いてきました。
「最高のスポーツトレーナーを構成する要素とは」
https://ameblo.jp/bodysync/entry-11881177669.html
読んでみてください。
手本能力も身につける。
トレーナー自身がパフォーマンスアップする。
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