こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
週末は福岡、名古屋でサッカー上半身トレーニングセミナーを開催してきました。
サッカー上半身トレーニングセミナーとは、サッカーなのに足のことはやらない、上半身の身体操作、例えば腕振りの速さとパターンの獲得など、それらの向上に特化したトレーニングセミナーです。
詳細→コチラ。
今回はトレーナーや理学療法士の方はもちろん、J2、J3の関係者や選手、中学生選手も参加してくださいました。
今回ももちろん全部録画OK。
三脚がたくさん並ぶプレッシャーはすごいけど笑
このセミナーを開催することを決めたそもそものきっかけ。
それはJ1や日本代表の選手であっても上半身の動きはかなり稚拙であったこと。
稚拙、平たくいうと全く思い通りに繊細かつ速い動きができていない。
僕がサポートしているJ1選手で昨年ハムストリングスを4回肉離れした選手に上半身の身体操作トレーニングを集中して行ってもらった結果、今期は肉離れを含む怪我を1度も発症せずに今シーズンを過ごすことができました。(優勝)
もちろんちゃんと彼の身体と動きを評価した上でのジャッジですが、ハムストに関してはほとんどやらず、ほぼ上半身のみにフォーカスしたトレーニングを行なってきたのです。
もちろんケースバイケースですが、それぐらい上半身は影響が大きい部分です。
プロ選手たちに上半身のことをこれまでどれだけやってきたかを確認したところ、「ほぼやっていない」。
かたやメッシ選手やネイマール選手やアザール選手などの動きを分析すると、明らかに上半身の動きや腕振りのレベルが飛び抜けている。
そういう現状を踏まえ、サッカーに上半身操作の重要性を浸透させたい、日本人選手の伸びシロは上半身にあると結論づけたセミナーがこの上半身トレーニングセミナーです。
大阪、東京を中心に開催してきましたが、今回からは福岡、名古屋と開催地を拡大しました。
多くのサッカー関係者の方々に直接お伝えすることを重視しました。
やってみて、やはり直接お会いして伝えることは非常に大切だなと感じました。
札幌(初)、金沢(初)、名古屋(2回目)でまた開催しますので、ご参加いただける方にはお会いするのを楽しみにしております。
詳細→コチラ。
トレーニング内容ですが、実際に行っていただくと、やはりサッカー経験者の方々は上半身操作に大変苦労されていました。
「腕振りや上半身の動きを意識してやったことはなかった」というセリフが多数生まれました。
人間の構造を考慮すると、上半身と足の動きは切っても切り離せません。
ピッチャーなら腕を加速したいために下半身の動きを重視します。
陸上選手のパフォーマンスアップにも腕振り強化は当たり前の練習です。
足の動き・パワー・スピード・方向転換能力を高めるためには、腕、肩、上半身の動きが協力することが近道、というか欠かすことはできないものです。
そしてこれまで明らかに上半身、腕振りに関する身体操作のトレーニングが不足している場合、トレーニング時にはかなり苦労します。
意識しまくるどころか、死ぬほど意識することを繰り返すことが習得への唯一の道です。
とはいえ、試合中に上半身の動きや腕振りを意識することはとてもナンセンスです。
なぜなら「そんなことしてる余裕ない」からですね。
ということは、試合までにどれだけ「自動化」できるか。
意識せずに動く、反応できるというレベルまで持ち込めるか。
それぐらいまで身体に落とし込んでいなければ試合で実感することは困難になってしまいます。
トップ選手はこのことの重要性を非常によく理解しています。
日常生活全てを利用して、「自動化」を早めようとします。
一度自動化してしまえばあとは本当に上半身は自動操縦ですので、短期間に一気に習得してしまうのがオススメです。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
以前の記事ですが、こちらも自動化を進める上でご参考にしていただけると思います。
「技術・動き方を身につけるための必須ポイント」
https://ameblo.jp/bodysync/entry-12241706549.html
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