こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
怪我予防の取り組みをやりたい。
チームの怪我人を減らしたい。
指導者の方々からは、よくそんな要望をいただきます。
しかし、実際のところ、現場に入って選手とやりとりをしていると、選手たちは怪我予防にはそんなに熱心ではありません。
特に大学生ぐらいまでの学生選手はその傾向が強いです。
「選手が怪我予防の取り組みに対しては熱心にやってくれない。」
これは多くの指導者の方々の悩みの一つだと感じています。
こういう時、指導サイドが考えるべきことは、「どうやってやらせるか」よりも、「なぜ熱心にやらないか」の理由です。
僕が考えているのは、「怪我をしないこと」に対する価値を、選手があまり感じていないのではないかということです。
つまり怪我をすることによって身に降りかかる重大なデメリットを理解していない。
怪我はすぐに治ると考えている。
怪我するのはある程度当たり前だと考えている。
そんな心理が想定されます。
そして最も重要なことは、彼らは「怪我予防なんかよりもその競技が上達すること」の方に興味があるということです。
この点を理解した上で選手に接しないことには、決して彼らの気持ちを怪我予防の方に向かせることはできません。
では、具体的にどうすれば良いのでしょうか。
僕が入っているチームでのアプローチを少しご紹介します。
その1
まず、怪我を予防することとパフォーマンスを高めるためにやることは「同じ」だと選手に理解してもらう。
怪我予防とパフォーマンスを高めるためのトレーニングは実際のところ共通項は非常に多いです。
逆に乖離していては事を成しません。
全身を連動させて大きなパワーやスピードを発揮する事=局所にストレスを集中させない事=怪我をしない事
なのです。
怪我予防に興味が持てない選手は、この点を知らないだけであり、このつながりを理解すれば必ず「怪我をしない事」に興味を持ちます。
実際、良い動きをする選手は怪我をすることは少ないです。
その2
選手への伝え方。
トレーニングや練習は、選手にしたら当然のこととして「うまくなるため」にやるものという前提があります。
いくらパフォーマンスアップと怪我予防が繋がっているとはいえ、こういった選手の気持ちを無理に否定する必要はないと思います。
僕は、どんなトレーニングも必ず「パフォーマンスアップのため」かつ「競技の動きにどのように繋がるのか」という表現を用いています。
それらは上にも書いた通り、必ず怪我を防止することとも密接に繋がっています。
選手は上達するために必死でトレーニング。
こちらはそれが怪我予防に繋がっていることを理解しているけれどわざわざ「怪我予防」とは言わない。
結果として怪我が減れば、それでOKじゃなかろうか。
とはいえ、長く競技を続けられるためには、最終的には怪我予防の重要性を選手が理解しなければならないことは確かですので、そこは次のポイントを利用して伝えています。
その3
プロでは「怪我をしないことの価値」が非常に高いという事実を伝えます。
選手からも、首脳陣からも、経営サイドからもです。
どんなに活躍する選手でも、一度怪我をするとそのシーズンの評価は非常に低下します。
高いレベルの選手ばかりが集まっているプロカテゴリーでは、自分が試合を休むことは他の選手にチャンスが渡ることを意味します。
経営的にも、試合に出られない=お客さんを呼べない間に支払わなければならないコストは、大きな損失になります。
プロ選手が他チームから移籍のオファーをもらう時、「怪我をしない」ということも高い評価の理由として伝えられることは、プロなら周知の事実です。
「怪我をしない身体・動きづくり」というのは、レベルが上がれば上がるほど重要度を増すのです。
ここまで述べたような取り組みがシステムとして構築できるように、JARTAの認定スポーツトレーナーコースではこれらの点については非常に重視した内容になっています。
具体的なシステム作り、トレーニング方法も組み込んでいます。
実際、JARTAのトレーナーがサポートする多くのチームで怪我人の大幅な減少を実現できています。
また、それらのチームは競技としての成績も大きく向上し、上記「怪我予防とパフォーマンスアップは繋がっている」ことを証明しています。
普段はあまり表には出していない緻密な取り組みを紹介する場をいただきましたので最後にご案内します。
→コチラ。
(怪我予防の取り組みを動画でも見ていただけます)
話すのはJARTA統括部長の赤山です。
怪我人ゼロ、かつ11年ぶりの全国高校サッカー選手権に出場したチームのトレーニングをサポートしてきました。
かなりたくさんの種類の競技をサポートしてきているので、役に立つ話が多いと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
もちろん怪我をしてしまったらそこから何を得るかが重要ですが、怪我をしないことを重要視しているからこそ、怪我をしてしまった時には得るものは大きくなるのではないでしょうか。
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JARTAのオフィシャルLINE@やっております。


