こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
昨日、強豪イングランドとの初戦を終えて無事に3-2で勝利することができました。
今回の遠征は非公式な試合ですが、日本にとってそれ以上の位置付けにある重要な試合です。
(2週間後に欧州選手権を控えるイングランドにとっても当然)
そういった試合で初戦を勝つことができたことは非常に大きな成果だと感じています。
フィジカルコーチの立場としては、これまで課題にしてきたものはほぼクリアしているパフォーマンスを確認できました。
そして同時にいくつかの新たな課題も明確になりました。
イングランド代表チーム。
当然、かなりサイズとしては大きいというか、子どもと大人ぐらい違います。
写真で見られる以上に、選手を目の当たりにすると、でかい。。
威圧感。
フィジカルの差。
嫌でもこの言葉がよぎりますよ。
あなたならどうやって「フィジカルの差」を埋めますか?
ウェートトレーニングで強くでかくなる?
これはサイズや筋力だけに着目した視点、理論上は可能かつイメージしやすいかもしれませんが、残念ながら実際には非常に困難です。
そんなに簡単にサイズの差なんて埋まらない。
そんなに身体のサイズが変わったら、繊細な技術への影響はかなり大きい。
(例えば5kg増えた身体を動かす感覚は、それ以前とはかなり変わる)
推奨、否定、双方いろんな意見があると思いますが、、
代表チームという現場は、そんな悠長なこと言ってられない。
勝つことが、純粋に、ひたすら要求されるチーム。
楽しむとか、意義があるとか、頑張ることに意味があるとかは、大事だけれど。
ここではそんな甘いこと言ってる場合じゃないというのが常識。
どうやったら選手たちに結果を出させてやれるかしか、考えることはないです。
手段にこだわってる場合じゃないのです。
課題をクリアしていくために、あらゆる可能性に対して仮説を立て、複数の考察から最も可能性の高いものから検証し、その反応を見てまた仮説・修正。
それを、トレーニングを指導しながらも同時にやります。
筋トレが必要か、必要でないか。
あの理論は良いか。
選手を置き去りにしたそんな議論、見たくもないです。。
思いっきり話がずれましたが、でかい相手に対しての戦略として、自分たちもでかくなろうという同じベクトルで勝負することは、ちょっと戦略としては厳しいです。
どんな業界でも戦略はかなり重要視されます。
戦略がずれていると、また修正が遅れると、努力が成果には結びつかないのは明白。
本当にその戦略で勝てることが、論理立てて説明できないのはまずい。
対戦相手がいる場合は、相手の戦略やレベルアップも想定に入れるのは当たり前ですよね。
もう僕が何を言いたいのかは汲んでいただきたいのですが、とにかくフィジカルレベルにおいても戦略を明確にしなければ、辛いトレーニングが成果に結びにくくなります。
特にプロや代表チームは即座の結果と長期の成長を両立しなければなりません。
相手がでかいから、でかくなろう。
相手が力が強いから、強くなろう。
こういうのは戦略とは言えません。
でかくなっても勝てない場合はどうするのか?
相手がもっとでかくなっていた場合はどうするのか?
でかくなれなかった場合はどうするのか?
これらに明確な回答と手段を準備していなければなりません。
そして、
もしかしたらでかくなるべきではないでは?という仮説の検証。
でかくなった時のデメリットとリスクに対する仮説の検証。
チームの戦術などはちょっとややこしくなるので今は除外していますが、フィジカルレベルの階層だけをピックアップしてもそういったものが必要です。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
じゃあブラインドサッカー日本代表のフィジカルはどういう戦略を構築しているの?
という問いに対しての回答はこちら。
JARTAセミナーラインナップ
JARTAのトレーニング指導をご希望の方は下記から(初回半額です)。
JARTAオフィシャルサイト

