JARTA代表 中野崇オフィシャルブログ「和して同ぜす」Powered by Ameba

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇のブログです。
物理学の概念をスポーツ選手のトレーニングやパフォーマンスアップ、コンディショニングに応用しています。


テーマ:
 

こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

 

 

今夜はJARTAのスタッフや大学の同級生、元プロ野球選手のイクヤマンなど、たくさんの偶然と必然のつながりで集まります。

共通項は野球。楽しみだ~

 

 

 

 

 

でも今日はサッカーの話です。

先日、いわゆる「フィジカルの差」を「サイズや筋力の差」と同じものとして扱うと、この差は永遠に埋まらないという話をしました。

 

「フィジカルの差」には、生活様式の積み重ねや身体観や美意識などの文化も含まれるから、両者は「同じものではない」からです。

 

参照:http://ameblo.jp/bodysync/entry-12245551329.html

「単に欧米式トレーニングをやってもダメな文化的理由」

 

 

 

 

 

今回は、フィジカルの差からもう少し踏み込んで、文化の象徴である「言葉の差」を考えてみたいと思います。

 

 

 

 

題材はサッカー。

まだ世界との差は大きく、その要因をそれこそ「フィジカルの差」に置かれて久しい競技です。

 

 

 

 

まずはじめに、

「言葉の不在は行為の不在」という考え方をご存知でしょうか?

(同時に行為が言葉を作るという考え方もありますが…)

 

 

 

 

 

人間は物事や現象を認識・共有するために、はるか昔から言葉がそのツールとして用いられてきました。

 

 

 

 

 

言葉になるから認識できるし伝えられる。

再現できるし共有できる。

目に見えないものも、言葉に出来ればこれができます。

例えば「風」とか。

 

 

 

 

 

そしてその表現の目盛・ビット数が細かいほどより詳細で正確な表現ができます。

 

 

 

 

 

そして表現の目盛の細かさは、土地や文化によって大きく変わります。

 

 

 

 

 

例えば、四季がある(しかも梅雨もある)日本だと気候や天候を表す表現は非常にたくさんありますが、単一気候の国にはそんなにたくさん表現はありませんね。

 

 

 

 

 

表現がたくさんある

=目盛が細かい

=その表現の違いを多くの人が短時間で共有できる

 

 

 

 

 

表現が少ない

=目盛が荒い

=違いを違いとして認識しづらく、いちいち説明を要する

 

 

 

 

 

実はこの構図が、スポーツの発展にめちゃ関係するのです。

 

 

 

 

 

サッカーの話に戻り、この構図に当てはめて考えてみましょう。

 

 

 

 

結論から言うと、サッカーの言葉の目盛が日本はめちゃくちゃ荒い

 

 

 

 

 

例えば、サッカー大国のスペインと日本のサッカー言語の違いだと、

 

 

 

ボールを保持して相手を抜く行為

スペイン=レガテ

日本=ドリブル

 

 

 

ボールを運ぶ行為

スペイン=コンドゥクション

日本=ドリブル

 

 

 

相手のマークを外す行為

スペイン=デスマルケ

日本=該当単語なし。→いちいち説明必要

 

 

 

トラップの瞬間に向きを変えて相手を抜き去る行為

スペイン=コントロールエンタード

日本=トラップ

 

 

などなど。

 

 

 

 

 

調べればたくさんできてきますが、サッカーが歴史的にずっと強い国は、サッカーの状況を表す単語が非常に多いです。

 

 

 

 

 

日本はドリブル一つとっても、「ドリブルという言葉+説明」が必要なわけです。

これを例えばスペインだと一つの言葉で表現できてします。

 

 

 

 

 

つまり一言で伝達・共有できる。

 

 

 

 

 

単語として存在するということは、一言で状況や動作・すべきことを理解できることを意味しています。

めちゃ伝達と認識が早いです。

 

 

 

 

 

日本はすでにこの認識の時点でもうスピードで負けています。

 

 

 

 

 

対策としては、、このように細分化された言語体系をスポーツごとに確立していくか、すでにスペインなどで使われているものを使うか、しかないと思います。

 

 

 

 

 

そしてそんなレベルでサッカーを認識してきた国に対処・勝利する戦略を一つ提案します。

 

 

 

今度は逆に彼らの文化にない「言葉」を武器にするのです。

 

 

 

 

 

僕は何度もヨーロッパに行って、実際にセリエAの選手やコーチと話ができる機会をいただけていますが、彼らと話していると、「いなす」とか「封力(相手の力を封じる)」とかそういう言葉が存在しないことがわかります。

 

 

 

 

 

言葉がないということは、そういう発想もありません。

 

 

 

 

 

いなす動きは一部のトップ選手がやっていますが、それが言葉になっていないから、セリエAレベルでも共有できていません。

 

 

 

 

 

一方、日本ではこの類の言葉は武道・武術を始め、それこそとても細かい目盛りで表現できる言葉が存在しています。

 

 

 

 

 

これ、武器にしないともったいなくないですか?

って僕は思うわけです。

 

 

 

 

 

異国のスポーツをやる以上、彼らが積み上げてきたものでは敵いません。

たとえ体格が同じでも勝てません。現に体格で変わらないスペインに勝てない。

 

それは絶対に認めなければなりません。

認めるなら、同じこと「だけ」をやっていても勝てない。

 

 

 

 

 

その上でどうやって勝ちに行くか。

 

 

 

 

 

「彼らが出来ないこと」を日本サッカー界として武器にすべしです。

それが日本が積み上げてきたもの。

 

 

 

 

言葉をみればわかります。

 

 

 

彼らに「いなし」「封力」の概念はありません。

イタリアで通訳してもらうのめっちゃ大変って文句言われてるからわかります笑

 

 

個人的にはめちゃ興味持つイタリア人コーチもいます。

彼はセリエAラツィオのトップチームのスタッフ。

もう”INASHI”でいこうかと思ってます笑

 

 

 

 

 

だからまだ体系化してトレーニングの対象になっていません。

 

 

 

 

 

ブラインドサッカー日本代表チームでは「力は諦めろ」って言ってます。

「いなし」能力なら必ず世界一になれる。とも言ってます。

 

 

 

 

 

 

 

「これが日本の”フィジカル”だ!!」、と世界に知らしめる。

 

 

 

 

 

 

極端ですが、彼らが戦う相手は常に世界。

自分たちの武器は何なのかを明確にしていかなければ勝てないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

いなしが大きな武器となり、優勝したNation’s Cup Leipzig 2016

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

JARTA代表

中野 崇

 

 

 

 

 

追伸

ちょっと話の流れが最後は大げさになってしまいました笑

でも本気で世界と向き合っている方ならわかっていただけると確信しています。

 

 

 

JARTAオフィシャルサイト

http://jarta.jp

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