こんばんは、藤竹です。


先日、ランニングが身体に及ぼす悪影響についてちょろっと書きましたが(こちらの記事 )、今回はその理由を解説したいと思います。



「涓滴岩を穿つ」という諺があります。


直訳すると、


「小さな水のしたたりでも同じ箇所に絶えず続けば岩に穴をあける」


つまり


「小さなことでもコツコツと積み重ねれば大きなことを達成できる」という意味の諺です。


今回は諺としての意味ではなく、直訳のほうの意味でランニングに当てはめて考えたいと思います。



ランニングは同じ動作の繰り返しです。


同じ動作を何千、何万と繰り返します。


何千、何万と同じ負荷を同じ身体箇所に与え続けます。


ランニングという狭い可動域で同じ動作しか行わない筋肉は当然硬くなり、


同じ負荷を受け続けた腰、膝、足首、足は最終的に壊れます。


まさに、「涓滴岩を穿つ」です。



心肺機能や循環器に対してなど、ランニングが身体に与える利益はたくさんありますが、


同時に身体に及ぼす悪影響があることを理解するべきだと思います。


ランニングによる悪影響を最小限にとどめ、恩恵を最大限に受けるにはどうしたらいいでしょうか。



①ランニング以外の運動で身体に刺激を与える。

 ランニング以外の運動、つまりバイクやスイミング、ダッシュ、スキー、球技、筋力トレーニングなどで身体にランニングとは異なる刺激を与え、同じ負荷が同じ箇所にかかり続けるのを避ける。


②正しい筋力トレーニングを行う。

 何万と繰り返される着地時のインパクトを吸収し和らげるための柔軟性を併せ持った筋肉、また関節そのものの強度を向上させることが必要です。それらを獲得するには正しい筋力トレーニングしかありません。あくまで正しい筋力トレーニングですよ。雑誌やランニング関連の書籍に載っている本を見て自己流で筋トレをされている方、3ヶ月でもいいです、どこかでちゃんとした専門家に習ってください。BodyTalkでとは言いません。ちゃんとした専門家に教わってください。


以上の2点が必要になります。




「ランニングのための筋力はランニングでつければよい」を思ってらっしゃる方、


大きな大きな間違いです。

 

先に述べましたように同じ負荷を受け続けないためにもランニング以外の方法で筋力をつける必要があります。そもそもランニングでは筋力は向上しません。また、ランニングは狭い可動域しか使わないため、ランニングのみだと筋肉は柔軟性を失い、更に怪我のリスクが高まります。正しい筋力トレーニングを行うと、柔軟性は向上します



「筋トレすると身体が重くなる」と思ってらっしゃる方、


もし過去に筋力トレーニングといわれるものを行って、身体が重くなったと感じたご経験をお持ちなら、


その筋力トレーニングは正しくない筋力トレーニングだったということでしょう。


正しくプログラミングされた筋力トレーニングを行えば、重くなったと感じることはないと思います。



結論。長くランニング、マラソンを楽しみたい方は、どこかちゃんとした専門家に正しい筋力トレーニングを教わってください。短期間でもいいです。


そして是非とも健康な身体を手に入れて、ランニングを楽しみ、人生を楽しんでください。





以上。ランニングが身体に及ぼす悪影響についてでした。


書いているうちに熱くなり、少し長文になってしましました、失礼しました。


最後まで読んでいただきありがとうございました。