姿勢クセと呼吸の関係 | 千葉船橋・心も体も好きな私になるピラティス【PILATES body&mind】

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こんにちは。高橋まゆこです。

先週、呼吸に関するセミナーに参加してきましたので、ちょっと長くなりますが、アウトプット第一弾!

○○呼吸、という言葉をきいて何を思い浮かべますか?

一般的には、腹式呼吸、胸式呼吸、でしょうか。

この二つの呼吸法は何が違うのか?

腹式呼吸は横隔膜呼吸です、みたいな記述を時々見かけますが、それだけ読むと胸式呼吸は横隔膜を使わないのかと勘違いしてしまいそうです。

まずはカタチ、見た目の違いを書くと、

腹式呼吸は、吸うときお腹がふくらみ、胸式呼吸は胸郭(肋骨で囲まれた部分)がふくらみます。

腹式呼吸でお腹が膨らむのは、横隔膜が下がるので、内臓の収まってるスペースの上下幅が狭くなるのでその分、前後左右に広がるしかないからですね。

胸式呼吸も、もちろん横隔膜は上下しますが、胸郭が膨らむのは、肋骨近辺の筋肉(主に肋間筋)が使われて肋骨が動いて胸郭が広がるです。肋骨と胸椎の着き方(肋椎関節)によって、下の方の肋骨は左右に、上の方の肋骨は前後(+やや斜め上方)に動きます。

つまり、胸式呼吸をするときに胸郭が左右または前後にうまく広がらない、という人は、その周りの筋肉が固く、動きにくくなっている、という状態。

胸式呼吸の間違ったやり方は、胸郭が上下に動いてしまう状態。胸郭が上がる、ということは、つまり、吸うときに肩があがってしまうこと。

胸郭を左右・前後に広げることができないから、肩をあげることで胸郭を広げてスペースを確保しなければいけなくなる、というわけですね。

肩をあげるのに使われる筋肉は、僧帽筋上部や胸鎖乳突筋といった筋肉。肩こりさんにはお馴染みの筋肉たち

つまり、いちいち呼吸するたびに肩があがっていては、これらの筋肉さんたちを使いすぎてしまい、結果として、使いすぎで筋肉が固くなり、肩こりへ

呼吸は1日平均2万から2.5万回するそうなので、正しい呼吸でその回数の呼吸をしたいものですね。

肩が丸まって猫背気味の方は(その猫背の原因が何かはともかく)、肋骨が潰れてしまってるので、上手に胸式呼吸(前後や左右の動き)ができません。

なので、その状態で無理に胸式呼吸をしようとすると、上記のように肩を上げるような呼吸の仕方になってしまったり、あるいは胸式呼吸をしたくてもできずに腹式呼吸になってしまう、ということが起こりえます。

なので胸式呼吸を上手にするには、まず肋骨まわりをユルユルと柔軟性をあげて可動域をあげていく必要があるわけです。

(余談ですが、私がレッスンの最初に上半身をひねったり、横に倒したりする動きをいれるのは、こういう理由があったりします。ストレッチポールに縦のりして腕や肩を動かすと一発で改善したり👍)

逆に、胸や肩を張りすぎている姿勢の方(反り腰や肋骨が飛び出ている方などもそうなってる可能性あり)は、背骨がつまって肋骨の1本1本の間隔も狭くなっている状態=背中側の筋肉が固く短縮して、動きにくくなっているので、やはり胸式呼吸がうまく出来なくなっている可能性があります。

どちらの呼吸法も出来ると良いですね。どちらかが出来ないとすると、固くて動きにくいところがある、ということになります。

腹筋群が固くなりすぎてる方は、最初に書いたような、おなかを膨らませる動きができません。固いから動かないんです。

意識的に腹式呼吸をするだけでおなかのストレッチになったり、意識的に胸式呼吸をするだけで胸郭(肋骨周り)のストレッチになりますからね

セミナーでは、最初、肩の上下で呼吸していた方が、いくつかのエクササイズをすることげ、かなり呼吸の仕方が改善してましたよ!

具体的にどんなことをやるのかは、また後日。レッスンでは既に取り入れてます^ ^

また、生理学的な観点から学んだ内容や、じゃあ、こんなときはこんな呼吸法がいいのかも、といった話は、また別途書きたいと思います!