ドクターエックスの見ろよ、てめえら! -67ページ目

まだ続く ハロルドとモード 虹を渡る少年

指輪を投げ捨てたモードはハロルドに言う訳、これで永遠にどこにあるか分からないでしょ?とモード、ハロルドは微笑む、これで愛の形は永遠に二人だけのものだというモードならではのメッセージと見た後だがラストに繋がる伏線だろうなと感じた。このシーンは映画史上最も純粋で美しい名シーンのひとつだと俺は思ってる


後、ハロルドとモードが度々、ダンスするシーンがあってさ。美しいのは勿論、バックミュージックにチャイコフスキーやシュトラウス2世のクラシックが流れてる訳よその対比に、全編にはあの世界で6000万枚アルバムを売り上げたフォークやロックで有名なロンドンのミュージシャン後に宗教家に身を転じたキャット・スティーブンス(詳しく知りたい音楽はファンは自分で調べろ、マルチプラチナムにも認定されてる有名な人やから)が担当して物語に彩りを与えてる訳よ、この人の歌声聞こえた瞬間、フラワームーブメントや反戦の時代を空気として感じ取れる作品になってんだよそうこの作品、音楽も素晴らしいんだよ


で、ハロルドは結婚したい相手が現れたと母親や精神科医に報告するんだが、当然、母親は絶句する精神科医に至っては、結婚に反対はせんが....相手はお婆ちゃんじゃないかと、困惑する


でハロルドはモードに結婚しようと告げるが彼女は、良い人を探して、明日で私は80歳になる、錠剤を飲んだのと告げる、彼女は80歳でこの世にサヨナラを告げるつもりでいたのだ

ラストでは....ここからネタバレなしな。ていうかラストは当時のアメリカン・ニューシネマの影響を含んだ終わり方になってんだよ


後、忘れてたが軍に誇りを持つ叔父とハロルドとモードのやりとりは傑作なんだよ


てな訳でだな。昨今、年の差婚が普通になってるよな?けど大体が男が年上で女の年が下ってのが主流で、男女逆のパターンもあるが、しかしあまりに年の差がある結婚て少ないよな?


これは男が若い女性を求め、女が男性に包容力を求めるに他ならん訳だ


で逆だと男はマザコン扱い、女は余程の包容力が無いと成立しないからなんだよな


ただこれは言っとくが男は皆、基本的にマザコンよ。最近の女性はどちらかと言えば男性に良くいやあステータス悪く言えば甘えがあるから、あまりこのパターンが成立しない訳だが続)

更に続くハロルドとモード 少年は虹を渡る

この作品1971年の作品なんだが当時はベトナム戦時下にあり、アメリカ国内の映画はアメリカン・ニューシネマが主流で戦争反対の気運が国内で高まり、フラワームーブメントやヒッピーや新しい思想や生き方を求める若者が溢れた時代な訳よ

一概に歴史をどうのこうの言えないが、思うにこの作品には少なからずそういう思想や皮肉が込められててだな

それが単なる年の差カップルの恋愛映画ってだけでなく時代の反映にそった作りになってて、この映画の本当のテーマはそこにある。これは当時の権威に反抗を示してる映画とも言えるんだよ


ハロルドは親という権威に狂言自殺という自分の表現で反抗してるし


かたやモードも自由の元に行動してて、盗んだ車で木を盗んだ時に追いかけてきた、白バイ警官に、あんたお堅いわね~。職業のせいねなど皮肉を言ったり


でハロルドは裕福な家庭で育ち世間知らずな訳よ、そこで年など関係なく振る舞い行動しそれでいて自然を愛するモードに心引かれていき恋をしてしまう

モードは内気なハロルドに言う、人生というフィールドでは全力でプレイしなさいと


これは79年良いときも悪い時も生きてきたモードの説得力ある素晴らしい言葉だと思うぞ


でストーリーの下りでマーガレットが一面に咲いている花畑にハロルドを連れて行き、ハロルドにどう?とモードが聞くと別に皆、同じ様な花ばかりじゃないかと言う


そこでモードは花はひとつひとつ違うのよ、横に向いてる花も上を向いてる花もあれば色々な形があるんだと


この下りなんか、SMAPの世界のひとつだけの花まんまやん。槇原敬之ってこの映画見て歌詞のヒントにしたんやないか?と思ったわ(分からんけどな)

一方のハロルドが心落ち着く場所が廃車工場だったり、この二人の対比(笑)

でハロルドを自宅に招き入れ、自分を表現するもねを見つけなさいと、モードはハロルドに楽器はどう?とバンジョーを渡す。でハロルドはバンジョーの練習をするんだわ


真の母親よりモードの方が愛情や大切な事を教えるのが上手い訳よ


で、ハロルドは本気でモードを愛し、ある日、海際で指輪をプレゼントする訳よ、でもモードは指輪を海に投げて捨ててしまう続)

続)ハロルドとモード 少年は虹を渡る

話の前に、訂正だがハル・アシュビー監督のアカデミー賞監督賞ノミネートは帰郷って作品な。ぶつ切りになってたわ(母ちゃんブログ書いてる時に話しかけんといて間違えるから!毎回間違えてる上に人のせい(笑)

さて気を取り直して、ゴホン!失礼


さて母親の話しだが、ハロルドは趣味が高じてだな、葬儀車を買ってくるんだが、母親はなんて気味が悪い、これにしなさい、これは良い車よと、ジャガーを買い与えてたり


軍人の叔父に軍に興味ないハロルドを預けようとしたり


ハロルドの意志も聞かず結婚させましょうと、勝手に、この子には相応しい女性だと家柄やら職業を厳選して、息子に見合いさせたりする訳よ


でハロルドも負けては居ない、そのリアルな狂言自殺の演技でお見合い相手を追い返したり(女優のレッスンしてる女性には通用しなかったが(笑)


母親が買ってきたジャガーをガスバーナーでズタズタにしたり


軍人の片腕のない叔父のところでは、叔父をとんでもない発言を連発して、惑わせたり(笑)


精神科医に通わせるも、ハロルドはそっちのけ


とにかくその都度、その都度、大人達や周りに対して狂言自殺というイタズラで抵抗してる訳

70年代にマッシュやいちご白書に出演した19才のハロルド役のバッド・コードの狂言自殺の演技やおかしな発言を繰り返し大人達を惑わす演技が本当に上手いんだよ


とにかく母親は度重なるハロルドの行き過ぎたイタズラで困ってるのは分かるがなぜハロルドが、そういう行動を取るのか真の心を見つめようとしない訳よ


居るだろ?日本にもこういう母親がさ

子供の目線に立たず常に自分目線で、良かれと思い勉強させたり、スポーツやらせたり、付き合う相手にまで口挟んで子供の意思を汲み取ろうとしない親がさ、で子供の不可解な行動の発端がが自分にもあるってのが分からない母親

正にハロルドの母親がそんな調子の母親な訳よ


しかしこの母親は憎めないんだよ。寧ろ、母親に限らず、叔父にしても精神科医にしても、ユーモラスな作風の為、それを登場人物に感じない訳さ

ただそれは優しい作風ってだけで、作品全編には母親しかり、軍や戦いは素晴らしいとのたまう叔父に皮肉というメッセージを多分に詰め込んでる訳だが続)