名曲を歌う、ということ | Passion & Chaos

名曲を歌う、ということ

ここ1ヶ月以上、

名曲を歌う

ということを考え続けている。


それはたぶん

曲を歌う

ということの本質に立ち戻ることでもある。



何が言いたいかって言うとね・・・

3/16(金)渋谷ドラマ主題歌スペシャルライブってのをやるんですよ。
90年代を中心とした、
それこそ正真正銘メガヒット曲ばかりを、
お客さんにも口ずさんでもらいながら一緒に歌おう!
っていう企画なんです。


ちょっと話し逸れますけど、
僕が、こうやって本格的に歌を歌い始めたのは大学生になってから。
今回歌う名曲たちはそれよりも少し前、
僕が中学高校時代を過ごした福岡で、
ラジオやテープで聴いて、
自分の部屋で歌っていた曲が多いんです。

それでね、じゃああらたまっていざ本気で歌ってみると、
というか練習してみると、
あの頃とは感じ方がいろいろ違ってるんですよね、相当に。

当時は、ただ好きだから口ずさんでいて、
気にすることって言ったら音程とリズムくらいだったんだけど、
今は、これまで培ってきたものすべてが入り込んだ「自分」が受け止めるから、
あっ、こういう歌い方をするから、より言葉が入ってくるんだな、
とか
きっとこういう風に顔の筋肉が動いてこういう声が出ているんだな、
とか
ここでこの歌い回しが来たら、そりゃ持ってかれるな~
とか
なんでここでこの言葉をチョイスしたんだろう?
とか、そういう風にも捉えてるんですよね。(僕なりには一応変わってるんですよ。。。)

それでいて、やっぱり最後は、
『いい歌だ』
ってシンプルなところに行き着く、っていうね(笑)

考えてみると・・・
僕という人間の美的価値観は、
当然、「無」から生まれるわけじゃなくて、
いろいろなモノから刺激を受けて形成されてきてるんですよね。
そのエッセンスを自分なりに感じ取ったり理解したりして、
自分発信のものを生み出す、
ってのが、
芸術作品を生み出す時のプロセスなんだと思うんです。
つまり、最初は誰しもが、
自分が素晴らしいと思ったものを模倣しているんですよね、大なり小なり。
そして「学ぶ」。

オリジナリティってのは
全くの「無」から「有」を生むわけじゃないから。(錯覚してしまいがちな部分だけれど・・・)
アリストテレスのミメーシス、ですね。


脱線し過ぎ??

いやね、何が言いたかったかって言うと・・・
3/16ライブのリハで、
僕よりもずっとずっと経験豊富なミュージシャンたちが、
今回のドラマ主題歌の名曲を演奏していると、
みんなが、
この曲のここすごいな~とか言うわけですよ。
高校生バンドに戻ったみたい、とか。
そして何より、僕ももちろんだけど、
みんな演奏しながらワクワクしてた!
(いつもはしてないって意味じゃないですよ!!笑)

どんなに経験を積んでも、
人生は学ぶことだらけ、
自らが知らないことを知ること、
自らが知りたいことを知ること、
成長し続けること、
ものすごく大げさに言ってしまえば、
人間の本能に訴えかけることなのかもしれない、って
リハが終わって、一人で帰りながら思ったわけです。

そこで!!!

もうね、やってる側がこんな風に激しくワクワクしておりますので、
これは皆々様方におかれましても
おそらく100%、会場にてワクワクしていただけるはずでござりまする。

となると、、、



来て下さい!!

是が非でも



$Passion & Chaos

 場所 渋谷LUSH
 開場 19:00 開演 19:30
 チケット 1,800円 (+1drink)
 Member 和乃弦(g), 松本径(p), 船曳耕市(b), KAZU(ds)
 Guest Vocal ゆうき(from ダイナマイトしゃかりきサ~カス)



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