『アレクサンダー・テクニークと身体作法のあいだ』②
僕が初めて受けた、
アレクサンダー・テクニークのアクティビィティ(実際の具体的な動き)のワークは、
『お拝(合掌礼拝)』です。
ブルース先生(以下B)「いつも通りやってみて?」
僕は、いつも通り、「自分ではけっこう深くお拝してるんですよ!」ぐらいな感じでお拝しました。
B)「ビューチフル!!」
B)「でも、ちょっと大変そうな感じ?!」
B)「もう一度やってみて?」
僕はもう一度、同じように…
B)「ちょっと待って!」
B)「手を合わせるところから、ゆっくりやってみましょう」
と軽く僕の手首のあたりに触れてくれました。
そうして、今度は胸のあたりに手を置きました。
その時、
「ああ、(胸は)ここにいていいんだなあ」と思いました。
逆に言えば、いつものパターンは、手を合わせるのと胸が動くのとが同じぐらいだ!
「ああ、そうかあ、胸が早く動き始めすぎてるのかな?!胸からお拝しにいってる?」
胸の動きが止むと、
「ああ、手の平、手のコウが柔らかく、手首が楽ちんだ」
「胸と合掌した手の距離を感じる」
B先生が僕の股関節のあたりをサポートしてくれる、
僕はお辞儀し始めた。
背中と胸のあたりにサポートを感じる。と思ったら、先生の手があった。
自分の身体ながら、とても厚みを感じる
「背中を張り過ぎていたなあ」
「前と後ろがあって、中身もある!?」
頭が下がって行くと、おしりが浮きそうになる。
B先生がおしりの上のあたりをサポートしてくれる。
「ああ、僕は上半身だけでお辞儀をしていたんだなあ」と思う。
「下半身もあったんだ?!」
そして床のサポートも?!
「すごく、頭が伸びてゆくような感じ、そうして背中は広がる感じ」
「背骨はしっぽがあるように、斜め下の方向に伸びてゆく」
「ああ、気持ちいい!」
こんな気持ちのいい礼拝をしたのは初めてだった。
「今まで、僕は、頑張って礼拝していたんだと思う」
「頑張って、お拝しなきゃ!」
「頑張って、角度をつけなくちゃ」とか…
「お坊さんだから…」
「人に見られても、綺麗に見えるように…」
と意識して、頑張っていたのかもしれない。
腰痛の持病もそこからくるのかも?!
そうして、初めての「気持ちのいい」礼拝
一番の光明は、
「礼拝は、気持ちよくてもいい」ってこと。
さらに、本尊様やお釈迦さんがすごく近くなったということ。
礼拝は、その対象に向かって礼拝することだけではなく、
礼拝する自分自身にも礼拝することなんだなあ。と思えたこと。
そして仏さん自身も私と共に礼拝している感じ。
ああ、有難し。
でも、法要などでは、周りの和尚さん方と、合わせないといけない?!ので、
焦りながら、礼拝したりしています。
それでも、毎回、「いろんな気持ちいい」を発見、研究しています。
9月より、「気持ちいい礼拝教室」(『からだで学ぶ禅寺の身体作法』)始めます!
ご興味ある方は、一緒にお拝しましょう!拝

画像は、牧之原市 釣学院さんの玄関におられる「常不軽菩薩さん」です。
僕が初めて受けた、
アレクサンダー・テクニークのアクティビィティ(実際の具体的な動き)のワークは、
『お拝(合掌礼拝)』です。
ブルース先生(以下B)「いつも通りやってみて?」
僕は、いつも通り、「自分ではけっこう深くお拝してるんですよ!」ぐらいな感じでお拝しました。
B)「ビューチフル!!」
B)「でも、ちょっと大変そうな感じ?!」
B)「もう一度やってみて?」
僕はもう一度、同じように…
B)「ちょっと待って!」
B)「手を合わせるところから、ゆっくりやってみましょう」
と軽く僕の手首のあたりに触れてくれました。
そうして、今度は胸のあたりに手を置きました。
その時、
「ああ、(胸は)ここにいていいんだなあ」と思いました。
逆に言えば、いつものパターンは、手を合わせるのと胸が動くのとが同じぐらいだ!
「ああ、そうかあ、胸が早く動き始めすぎてるのかな?!胸からお拝しにいってる?」
胸の動きが止むと、
「ああ、手の平、手のコウが柔らかく、手首が楽ちんだ」
「胸と合掌した手の距離を感じる」
B先生が僕の股関節のあたりをサポートしてくれる、
僕はお辞儀し始めた。
背中と胸のあたりにサポートを感じる。と思ったら、先生の手があった。
自分の身体ながら、とても厚みを感じる
「背中を張り過ぎていたなあ」
「前と後ろがあって、中身もある!?」
頭が下がって行くと、おしりが浮きそうになる。
B先生がおしりの上のあたりをサポートしてくれる。
「ああ、僕は上半身だけでお辞儀をしていたんだなあ」と思う。
「下半身もあったんだ?!」
そして床のサポートも?!
「すごく、頭が伸びてゆくような感じ、そうして背中は広がる感じ」
「背骨はしっぽがあるように、斜め下の方向に伸びてゆく」
「ああ、気持ちいい!」
こんな気持ちのいい礼拝をしたのは初めてだった。
「今まで、僕は、頑張って礼拝していたんだと思う」
「頑張って、お拝しなきゃ!」
「頑張って、角度をつけなくちゃ」とか…
「お坊さんだから…」
「人に見られても、綺麗に見えるように…」
と意識して、頑張っていたのかもしれない。
腰痛の持病もそこからくるのかも?!
そうして、初めての「気持ちのいい」礼拝
一番の光明は、
「礼拝は、気持ちよくてもいい」ってこと。
さらに、本尊様やお釈迦さんがすごく近くなったということ。
礼拝は、その対象に向かって礼拝することだけではなく、
礼拝する自分自身にも礼拝することなんだなあ。と思えたこと。
そして仏さん自身も私と共に礼拝している感じ。
ああ、有難し。
でも、法要などでは、周りの和尚さん方と、合わせないといけない?!ので、
焦りながら、礼拝したりしています。
それでも、毎回、「いろんな気持ちいい」を発見、研究しています。
9月より、「気持ちいい礼拝教室」(『からだで学ぶ禅寺の身体作法』)始めます!
ご興味ある方は、一緒にお拝しましょう!拝

画像は、牧之原市 釣学院さんの玄関におられる「常不軽菩薩さん」です。