電子書籍を制作するときは、デジタルと言ってもワードやPDFではなく、EPUBというファイル形式にしなければ電子書籍ストアは受け付けてくれない。
しかも、EPUBは電子書籍としてとても最適なファイルなので快適で読みやすい。
そのEPUBというファイル形式には「リフロー型」と「フィックス型」という全く違う形式があって、書籍によってどちらかで編集する。
分かりやすいのは「フィックス型」(固定型)で、コミックや雑誌などの編集にはこちらの形式を使う。
そのまま画像形式やPDFからEPUBにすることが出来る形式で、読書時に指でピンチすれば画面を拡大縮小することが出来る形式です。
スマホで写真を見るときのような感覚です。
そして電子書籍最大の特徴とも言えるEPUBの「リフロー型」はこの「フィックス型」とは全く違います。
小説、ビジネス書などの文字中心のコンテンツで最適な形式で、表示するデバイスの画面サイズや文字サイズの変更などに合わせて、テキストやレイアウトが流動的に表示されます。
フォントを拡大したり縮小すると、1行の文字数が自動的に変更されて再表示されるため、紙の書籍と違い、これによってページ数が増えたり減ったりする。
デバイスやストアによって違いますが、右上にあるAAというマークをタップすると、文字を拡大宿所が出来ます。
その際にページ数が変わります。
上記写真では中央下に5/18とありますが18ページ中の5ページ目とありますが、文字を拡大すると下記のようになります。
中央下のページ表示が6/29となり、文字を拡大することで29ページ中の6ページ目になります。
この機能で、良い点は1ページ1ページ拡大する必要が無いので、自分の読みやすさの大きさでそのままページをめっくても読みやすいのです。
なので文字中心の文書は紙書籍よりも読みやすいです。
特に私は老眼がすごくなってきたので本との距離を考えて自分が見やすいという大きさがあります。
よく年配の方が老眼鏡をかけながら読書していますが、なんかあれがイヤなんですよね。
電子書籍デバイスをつかえば老眼鏡いらずで読めるので便利です。
あと、デバイスによっては、自分の読むスピードを予測して、章を読み終える時間を計算して予測してくれます。
この昨日はあとどれくらい読もうという予測が出来るのでこれも便利です。
電子書籍制作時のEPUB編集は、「リフロー型」と「フィックス型」の2つがありますがそれぞれの特徴があり、読書のしやすさを追求した形式という事です。