【2023さが桜マラソン】後悔と葛藤の41キロ(その6) | 仮装ランナー★ボバランナー

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折り返しに向かうスライド区間では、

スパルタ兵軍団、恐竜、

 

その他何人かの面白い仮装ランナーが、

いたものの、スパルタ兵、恐竜以外は、

 

撮る余裕が無い、撮ったつもりが撮れてない・・

という事で残念ながら写真がありません。

この折り返しのちょっと手前で、

反対側に、あの仮装ランナーが!

 

ライガー仮装のヘル兄さんです。

2019年のNAHAマラソンでスタート前に健闘を誓い合う

 

最後尾で会えなかったから、

気になっていました。

 

しかしこの辺りは最後尾に近く余裕が無い位置です。

ヘル兄さんも調子が悪いのか?

 

すれ違う時に、”あとで会いましょう”的な事を話したような?

 

写真を撮ったつもりが、なぜか撮れていませんでした。

残念・・

●背中で語る!

 

ボランティアありがとうございます

 

これは、毎回見るような気がします。

ここだけではなく、

いろんな大会で見るような気がしますが、

どうなんでしょうか?

 

よく見ると、

Tシャツにプリントされているのではなく、

メッセージが書かれたゼッケンのようなものを、

安全ピンで留めてあります。

 

しかしこのメッセージは、

ボランティアスタッフに向けてのメッセージですよね?

背中に付けてもエイドのボランティアスタッフには、

あまり見てもらえない気がしますが、

どうなんでしょうか?

 

まあ、人の好さが表れているメッセージではあります。

●後方のランナー!

 

これこれ!

 

こんな普通の?恰好の人、

必ずと言っていいほど見かけます。

 

これは着替えようと思ったら、

ウェアを忘れてしまい、

仕方なくこの格好になったのでしょうか?

 

まあ、違いますね。

 

これで出る!

 

という意思を持って、

この格好をしているに違いありません。

 

左手に持つスマホで、

時間でも確認したのでしょうか。

 

でも暑いしギリギリだし、

この人もいろいろと葛藤があったのでしょう。

 

右手の握りこぶしがそれを物語っています。

●背中で語る!

 

ラストスパートの鬼!!

 

定番のメッセージの一つですね。

 

どこの大会でも必ずいるのではないでしょうか。

 

この位置にいたという事は、

本当にラストスパートの鬼にならないと、

 

ゴール出来なかったでしょう。

 

果たして完走は出来たのか?

 

止めようと思いつつ32キロ。

 

あと10キロくらいならなんとか・・

しかし時間的に無理だろうと思っていたら・・

 

ヘル兄さんのライガーの後ろ姿が目に入ります。

●背中でアピール!

 

高橋尚子さんと走っている写真を、

Tシャツにプリントしてあります。

 

しかもかなりの大きさです。

サインも入っていて、

 

非常に思い入れある写真なのでしょう。

 

このような写真をプリントしたTシャツも、

よく見かけます。

 

子供の写真が多かったと思います。

 

せっかくだからライガーまで追い付こうとしても、

なかなか追い付けません。

関門です。

いよいよ余裕は5分半ほどとなっています。

 

ここで思ったことは、

 

”次の関門で終了だな。”

”脚がマジでヤバそうだから早く終わりたい”

”再起不能になったらどうしよう”

 

などと、当然次の関門で終わる気満々でいましたが・・

ヘル兄さんのライガー

歩くの速くてなかなか追い付けません。

 

しかし堂々とした歩きが、

本物のプロレスラーっぽくて、

なかなかサマになっています。

 

ヘル兄さんも急がないともうヤバいです。

 

もしかして歩いて完走できるのか?

そしてこの辺りで、

関門ペーサーの人が、

 

「まだ間に合いますから頑張りましょう~」

「次の関門までの計算がちょっと厳しいから、

関門間に合ったら完走できますよ~」

 

などと鼓舞し始めます。

 

”何?次の関門超えたら間に合うのか?”

 

”もしかしたら、ギリギリで滑り込めるのか?”

 

絶対間に合わないと思っていたのが、

まだ間に合うと言われると、

ちょっと欲が出てきてしまいますw

 

気合でノロノロ走り出すと、

ヘル兄さんのライガーに追い付きます。

 

「ヘル兄さん次の関門を超えればなんとか完走出来るらしいから、

関門超えましょう」

 

「ちょっと負傷して走れなくなったから先に行ってください」

 

と言うような話をした事は覚えています。

 

その後かなり必死で痛いのをこらえて、

下を向いて走っていたような気がします。

 

ここで道の反対側から声を掛けられます。

 

前回一緒に参加した知り合いでした。

 

あれからかなりのブランクが開いてしまったから、

なかなか参加するモチベーションを保つのも、

難しかったでしょう。

 

来年は参加しましょう。

関門がすぐそこに迫っています。

ここで、関門ペーサーの人から、

 

「もうすぐ関門が閉鎖されますから、ちょっと急ぎましょう」

 

と言われて、

 

みんな走り出します。

 

必死すぎて、

右端に手作りの応援かかし?があった事など、

全く気が付いていませんでした。

 

かろうじて写真を撮ったようなものです。

関門手前にあるエイドで、急いで水を飲んで、

関門を突破します。

 

この時、閉鎖3分くらい前だったと記憶しています。

 

エイドにあった給食は、

気分が悪くなって食べられませんでした。

ここで絶対終わると思っていたら、

また先に進むことになるとは・・

 

関門ペーサーの人たちが鼓舞してくれなかったら、

絶対ここで終了していたハズです。

 

とは言え、

さっき無理して走ったせいで、

 

脛がさらに張った(腫れた)ようになって、

もはや走るのが無理なところまで来ています。

 

ここで残り時間と距離を確認すると、

 

もしかしたら、

 

これはほぼ歩き(速歩)でも、

2分くらい前に、

ゴールに滑り込めるんじゃないのか?

 

しかし最後にもう一か所関門がある事は、

完全に頭にありませんでした。

 

つづく