リタイヤしたのになんだこの清々しさはw知力・体力・時の運 | 仮装ランナー★ボバランナー

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衝撃の結末で終わったサロマから無事に帰ってきました。

しかし大会では、本当にいろいろな事が起きますね。

まさか去年と同じ場所で、去年は暑さで今年は寒さで終了となるとは、
もう何か運命的なモノを感じましたよw


今回30キロまでは、調子よくほぼ想定通りに走れていました。


走っていると、あの寒さが心地いいほどでした。


なぜ低体温症になったのか?


30キロ過ぎた地点で預けておいたスペシャルドリンクを飲んだあと、


何か風邪の初期症状のような寒気がしてきて、おかしいとは思ったものの、
気温が低いからしかたがないのかも?



とそのまましばらく走っていると、急に震えが止まらない感じになって、
吐き気をもよおして来てヤバいと思ったら、エイド到着。



去年回収となったエイドか・・・。




との想いに耽りながら、去年はもう売り切れていたスイカを食べた直後、
急に症状が悪化したので、まだ時間もあるしこれ以上悪化する前に
少し横になろうと、スタッフに声をかけエイド脇の草原で横になっていたら、


すぐ側の公民館の中で、横になってと言われしばらく横になっていると、



メディカルスタッフ到着。



あっという間に血圧測定、体温測定、血糖値測定を受け、
低体温症の症状が出ているという事で、


競技終了・・・・。




その間の医師と看護師さんの連携のスムーズさに感心w




低体温症の理由は、
コスチュームの素材が汗を吸ってびしょ濡れになり、
それが冷たい風にさらされ続けて、


どんどん体温が奪われたためでした。



実は、暑さに備えて薄いペラペラの素材で
風も通しやすいコスチュームも用意したのですが、
この寒さだからといつものヤツを着ていたのが、


裏目に出たという事です。



その後、点滴を受けるために54キロ地点のエイドステーションの
救護テントに救急車で運ばれるという体験までさせてもらえましたw
(幸い?サイレンは鳴らされませんでしたが)





おかげで救護体制の完璧さを知る事が出来たのもいい経験です。




ところでみなさんアメリカ横断ウルトラクイズご存知ですよね。



そのキャッチフレーズ、


知力・体力・時の運


という言葉が好きで、

座右の銘w


にしているのですが、


このキャッチフレーズをもっともよく表しているのが、

ウルトラクイズの中のバラマキクイズです。


このクイズは、ヘリコプターから問題が入った封筒を、
大平原にばら撒いて、回答者が走って封筒を拾って来て、


早いもの順で回答が出来るというものですが、


その中に”スカ”と書かれたハズレが入っている事で、
異常に緊張感が増して、このクイズを面白くしています。



つまり、いくら知識があっても体力があってもスカを引けば、
また1からやり直しとなってしまい再度大平原を走って、



封筒を取りに行か掛ければならなくなります。


この時のスカを引いた回答者の様子がたまらなく面白くて、
バラマキクイズを楽しみにしていたものです。



ある回答者は、スカを見たとたん猛然とダッシュして、
別の封筒を取りに行き、



ある回答者は、心が折れてヘナヘナとその場に座り込んだりと、


実に様々な行動をとりますw


まさに人生ままならない事をこのクイズが教えてくれているようで、
面白いながらも、何か複雑な心境にもなっていました。



ただスカを引けば、”負け”ではなく何度でもやり直せるのが、
このクイズの神髄です。




スカを引いた後にどんな行動を取るかで、
その後の運命は、いくらでも変えられるという事でしょうか。





リタイヤが決定した時は、ショックだったのですが、
点滴を受けながら、バラマキクイズの事を思い出し、




また別の封筒を取りに行けば、いいだけの事だと思ったら、
同じ場所で連続リタイヤした事に可笑しささえ感じて、




気持ちが非常に軽くなりましたw



なんかたとえが微妙に違う気もしますが、まぁいいです。




そしてこうしてまた一つネタが出来たことでもあるしw



そんなわけで、


リタイヤしたものの、なんだかすがすがしい気分でさえありますw



まぁそれでも、それなりにドラマはあったので、



次回から詳しくレポートいたします。