この試合を振り返ることは、いつもいつも、自分の状態を教えてくれる気がします。
それは部屋に飾ってある絵画のように、城下町を歩く武士が腰に下げていた刀のように、そして、中学の階段の踊り場にあった、大きな鏡のように、、、
いつもそばに置いておきたいもの。
なにがあっても守り抜きたいもの。
誰が何と言おうと「これだけは譲れない」というもの。
そんなものが、自分を自分でいさせてくれる気がしています。
さて、先の試合の流れの中で、「まっすぐ」でいられなかったのは、誰だったのでしょう??
篠原選手も「まっすぐ」だった
ドゥイエ選手も「まっすぐ」だった
主審も「まっすぐ」だった
副審たちも「まっすぐ」だった
得点板係も「まっすぐ」だった
その得点板を見ている観客も「まっすぐ」だった
金メダルに沸くフランス陣営(監督・スタッフ)も「まっすぐ」だった
再審議を求める日本陣営(監督・スタッフ)も「まっすぐ」だった
NHKのアナウンサーたちも「まっすぐ」だった
解説の岡田さんも「まっすぐ」だった
国際柔道連盟も「まっすぐ」だった
国際オリンピック委員会も「まっすぐ」だった
きっとそうなんだと今は思っています。
というか、そう思わないと、ぼく自身が、前にも後ろにも進めなくなってしまう気がしています。
この試合で、「まっすぐ」でいられなかったのは、誰だったんでしょうか、、、
新緑にあふれた小さな枝から、弱々しくか細い幹へと、透明な水が降りてくるのを感じています。
下っ腹の内側あたりが、疼いてくるのを感じています。
なんだか、無性に走りだしたくなってきました。
