空気が乾燥する季節、冬から春にかけて火災の発生件数が高まります。

出火の原因の上位は、「たばこ」「たきび」「こんろ」「放火(放火の疑いも含む)」となっています。
消防統計(総務省消防庁)令和5年(1~9月)における火災の概要について

 

 

火災の発生を防ぐには? 

 

たばこ

  • 寝たばこは絶対にしない
  • 吸い殻は水につけ、完全に消火されているのを確認して捨てる
  • 歩行中の喫煙、ポイ捨てをしない
  • 灰皿に火のついたたばこを置いたままにしない
 

こんろ

  • こんろを離れる時は必ず火を消す
  • こんろの向こうに調味料を置くのは要注意(衣服の袖に火が着きやすい)
  • 過熱防止センサーなど安全装置のある機器を使う
 

ストーブ・電気機器・配線

  • ストーブの近くに燃えやすいものを置かない
  • 就寝時や外出時は、ストーブのスイッチを切る
  • コンセントやプラグのほこりを掃除する(ほこりが熱を持ち、発火の原因になります)
  • コンセントやプラグの破損しているものは使わない
  • たこ足配線にしない

 

たき火

  • 乾燥した日や風の強い日にたき火をしない
  • 水バケツや消火器など必ず消火用具を備えて行う
  • たき火が終われば、必ず火が消えているか入念に確認する
    (消えているように見えても熱を持っていれば、再発火し大きな火災に繋がることがあります)
  • 周囲の状況など煙等で迷惑がかからないように注意する

 

放火

  • 倉庫、物置、車庫、建物の外周部、他の住民と共同で使用する場所など、侵入されやすく人気のない暗がりに注意しておく
  • 建物の周囲や死角になるところに、燃えやすいものは放置せず片づけておく
  • 夜間にゴミを出さない
  • 照明器具の設置(常夜灯や人感センサーライト)などで対策をする
 

おねだり子どもの火遊びにも注意!

子どもの手の届くところにマッチやライターなど置かないようにしましょう立ち上がるひらめき電球 🔥 歩くびっくり

 

 

火災が起きてしまったら? 

 

もし万が一火災が起きてしまったら、被害を少しでも抑え、命を守るために取るべき行動や避難の注意点です。

  • 初期消火は炎が自分の目線の高さより低いことが目安です。自分の背を超えたらすぐに避難しましょう。炎が天井に近づくと消火は困難で、数分で出火の部屋全体に広がります。
  • 天ぷら油火災、ガソリンや灯油など、油による火災に水は絶対にかけてはいけません。高温の油で一気に水が蒸発し爆発的に拡散、燃え広がってしまいます。
  • 避難の際は、「火事だー!」と大声をあげたり、声が出せない場合は何かを叩いて周囲に知らせ、煙など吸わないよう姿勢を低くして、口と鼻をハンカチや布などで覆って避難します。
  • 避難したら何か気になっても絶対に戻らないことです。
  • エレベーターがある建物の場合、エレベーターは使わないようにしてください。途中で止まってしまうことがあります。

 

消火器はありますか?
 

A・B・C火災というラベル表記や、「普通火災用」「油火災用」「電気火災用」などの記載があります。使用期限や検定マークなどを基準に選ぶと安心です。

 
A・B・C火災全てに対応タイプ。粉末タイプ。

 


スプレータイプは取り扱いが簡単なのがメリットですが、粉末・強化液タイプより消火力が低いので一般消火器と合わせて補助的に使うと良いものです。

 

お酢の成分と食品原料から作られた環境や人にやさしい消火液。液体なので粉末タイプより掃除が簡単。てんぷら油などの出火にも有効。消火スピードが粉末タイプと比べて遅めなのがデメリット。

 

 
 
 
ホテルなどに専用袋が置いてあることがありますが、ポリ袋を使っての避難方法
 

 

 

参考記事:

住宅火災からいのちを守る10のポイント。「逃げ遅れ」を防ぐために。/政府広報オンライン

火災の原因と対策/松山市役所

火災から尊い生命を守ろう/東京消防庁

 

 

 

 

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