建物の記憶を継承するということ!思いを生き延びさせることが大切なのです! | BMCスタッフのToday’sブログ

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建築のこと、現場のこと、スタッフのこと、様々な視点でBMCの今をお伝えします。

皆さま、こんばんはニコニコ

 

今日はほんの少し暖かい日でしたね。今日は夕方、娘の習い事だったのですが、心なしか、明るい時間が長くなったように思います。

節分も近いですし!!春も近いでしょうか!?

 

さて!

今日は、SE構法の方に、よい情報をたくさんいただきました。時代の流れに伴って、『お!!これはより分かりやすくお客様に伝えられる気がする!!』と思うものがたくさんありました。私たちですら、知らないことがたくさんあります。お客様なんて、知らないことだらけですよね。私たちもしっかり勉強したいと思います筋肉

さてキラキラ

今日は、こちらをご紹介します照れ

 

昨年の2月末頃に実はひそかに本社を引っ越ししていました(笑)拠点のメインがトレーラーハウスのショールームとなるので、どうしても『本社』という扱いがなかなか難しいのですが、一応、BMCのメインの住所は、こちらの上里にあります爆  笑

本社であり、住宅展示場になる建物ですグッ

 

実務の間をぬって、少しずつ工事やメンテナンスをし。大きな工事が入ってはやや止まり、また再開し。

いよいよ、2月にOPENする予定ですグッキラキラ(具体的な日にちはまた改めてルンルン

実はこちらの展示場、もう14年前にできたものです。

そして一時期、違う方が利用していましたが、この度、手元に戻ってくることになり。

 

・・・え??

戻って??

 

そうなんです。実はこれ、弊社の社長が14年前に造ったものなんです爆  笑

そして実は、私も携わっており。

施工中、現場にカーテンのカタログをもって、社長に確認していただいた記憶が今でもあります。

カーテンの柄ですら、うっすら記憶にあります。シックでデコラティブな柄物のカーテンでした。

 

一部、メンテナンスをしたとはいえ、内部はほぼそのままで。

 

現在、BMCがメインとしている構造ともちがう。

断熱の方法も違う。

でも、社長の手で造ったもの。

そんな建物。

 

ここを本社&住宅展示場とする意味とはなんでしょうか。

BMCはこの住宅展示場で何を伝えるのでしょうか。

ちょっと話がそれますが。

今日、娘の習い事の待ち時間中に、Casaを読んでいました。

いつもの通り、図書館でかりたので、2020年11月のもの。

 

ここに、とある古い建物を美術館にしたものが描いてありました。

築100年のレンガ倉庫を再生したものだったのです。

設計士さんの言葉は、

 

●残せる既存物はなるべく残し、古いものの精神を継承して次の100年、200年先に繋げる建物にしようと考えたんです。

●建築家として自分のスタイルを押し付けるより、その土地や建物自体がスタイルを保つことを重視します。

●建設当時の資料に込められた思いを生き延びさせていくことが大切だと考えました。

 

とありました。

あぁ・・・これだ、と思いました。

 

いわゆる、住宅会社が造った展示場は、いわば、そのようなスタイルものを売りたい、と思ってつくるのだと思います。

そして、それをみた顧客は、こんな家に住みたい、こんな風に造ってください、というでしょう。

14年の時を経て、

『これがBMCの造る家なんですか??こういう感じが得意なんですか??

 

と言われたら、それは違います。

・・・違うというのも、違いますが(笑)もちろん、造ることは可能です照れ

 

造りたいのは、目の前にあるこういうテイストのものな訳ではなく、ここに込められている『想い』。

そうそう。

外部に、OPENのための懸垂幕を造ったのですが、

『あるべき住まいへの想いが、ここにある』

と言葉を添えました。

 

これは、14年前の資料にふと記載してあったワードなのですが。

当時ととらえ方は少し違うのですが、

 

2021年の今、

『住まいへの想い』

は確かに、ここに込められているように思います。

どういことかというと。

何年の時が経っても、

『いいものを造った』

と言える。

 

そういことのように思うのです。

当時、もちろん、かっこいいものができたと思いました。

まさかのまさか、また手元にこの建物があるわけですが、

 

『やっぱり、いい』

と思う。

Casaの中で、設計士さんに対する言葉に、

『どうやって、レンガの記憶を継承したのですか』

とありました。

 

これもまた、いい問いだと思いました。

素材や材料は、当時のまま。そのまま生き続けているわけで。

 

一部に手を入れても、その素材たちが持つ記憶は、継承すべきだし、

いや、きっと、継承されるんだなぁと。

きっと、

『いいものは、いい』

のだと思います。

 

そこに手を入れる必要はなく、この先も残って、『いいもの』が継承される、それがまたいいのではないでしょうか。

そういう想いをもって、BMCは建築に臨みます。

住まい造りに向かい合います。

これから造る住まいが、何年たっても継承されるように。

いいものだと思っていただけるように。

そんな、

『あるべき住まいへの想い』

を込めた住宅展示場を、まもなくOPENいたします照れ

 

詳細はまたお知らせ致しますキラキラ

 

それではまたバイバイ