クリスマスソング

クリスマスツリー

赤に青に金に...


はい,私のバイト先です.


なんでこの時期になると我先にと
買い物しまくるんだろ?



完全物欲MAXじゃないっすか!!!


接客中は
ヒールからムートンブーツに履き替えてしまうほど
忙しい...


でも,いいお客さんにあったりすると
なんか嬉しくなって
この服どんな時間をこの人とすごすんだろ?
とか思ってしまう.



その今日のNo.1 は

「ねぇG!!!
私ぜぇっっったい

この服次の合コン着てくドキドキ」




そのチューリップオレンジの笑顔に

今日の忙しさ救われたべーっだ!
彼の言葉を一つ一つ,
今でも思い出せる.

いつ,思い出になってもいいように.
もう,会えないとしても
この思い出は忘れないでいれるように・・・


きっとこれが愛,なんだね.


落っことされた時の気持ち.




ちぐはぐな会話でなんとか
ナオ君と無事別れ?
はにかみながら2人になった.


「いこっか♪」


子供のようにおどけて見せた幸人が愛おしかった.


とにかくたくさん話をした.
仕事のこと,前の彼女のこと.
私の恋愛の事.

真っ白なインテリアに囲まれた
おしゃれなカフェバーで
spinna b-illの何度もがプレイされてる中で.


「樹里ちゃん優しいね.
差し入れ食べたかったな・・・」




無駄じゃなかった・・・
そう思った.

私の恋愛の話をしても

「俺だったら大事にするのにな.
そんな樹里ちゃんを悲しませたりしないのに.」



その本心を知りたかった.



その日,迷いもなく幸人に飛び込んだ.

一回きりの関係でも,
遊びでも.


一瞬だけでも,幸人と一つになりたかった.









なんか,もう,どうなってもいいや.



かわいいと思ってくれて,
幸人が興味を示した先に
一瞬でも私がいたのなら.







次の約束なんかできなかった.

別れた後姿をいつまでも見つめてた.


まつげ,エクステにしてて良かった....
パンダ目にならなくて.
幸せで一杯のはずなのに,
私は泣きながら
それでも学校へ向かった.
今生きるべき
幸人のいない現実の世界へと・・・


次の合コンも無事に決まり(?)

「次は美容師かぁ~」
「あたらないって思っても期待しちゃうよね(笑)」
なんて話してた.

「クリスマスまでには何とかしたい!!!」
美奈が祈るようにいった.


明け方になって携帯がなった.

幸人からだった.

仕事の会議で本社に向かってて
休みだったとのメールだった.

眠い目をこすりながら,
精一杯の応援のメールを,
自分の気持ちも届くように送信ボタンを送った.


「こんな時間なのにアリガト.
ちょっと元気出た.」


そう入ってた.





どうせ叶わぬ恋.


だったら,だったら



ただ素直でいたい.

不器用でもいい.
ぶつかって行きたい.
そう思った.







学校も忙しくなって,
仲いい友達みんなでそろうことも減ってきてた.


「卒業までに一杯思い出作ろ!!!」

そういって,この日だけはとみんなで空けてた日.



「もしもし,樹里ちゃん?幸人だけど.」


「今,飲んでるからさ,友達と一緒でもいいからおいでよ.」
「うん♪」

その日の約束も,もう,頭になかった.
そして,友達も誘わずに一人で行くことも
電話を切ったときに決めていた.




「ごめん!!!!
幸人から連絡あって.今日のキャンセルしてもいかな?」



「もちろん♪
頑張ってきなよ!!!」
友情にあつい優衣が一番にそういってくれた.
「ガールズトークは恋愛があって楽しいんだから.」
「アリガト.」



「その代わり,いい報告まってるからね.」
優衣がウインクした.

今までで一番のおしゃれをして,
もちろんMACのグロスも忘れずに.

最後にCHANELのCHANCEを
ふって,一番綺麗な自分に仕上げた.


ストリートに立つ幸人.
それだけでなみだが出そうだった.
街の通る人通る人が幸人と親しげに話してた.


幸人の友達のケントさんの店に連れて行ってもらった.
幸人の同じショップのナオ君と3人で.




もう,どうしようもなく好きだ・・・・・





何がとか,性格とかじゃない.
すべて.そう,すべてが好きだった.



3人で楽しく話してて,
時折,幸人の楽しそうに口ずさむ
KGMのささぐが耳に残った.


ナオ君が席を立ったときだった.

「今,メール送ったんだけど?」


携帯を開いたら,
「なおが帰ったら2人でどっかいこ♪」
そんなメールが入ってた.



このシーンロンハーでみた(笑)
そんな事を考えてた.
嬉しさでうなづくことしかできなかった.