彼の言葉を一つ一つ,
今でも思い出せる.

いつ,思い出になってもいいように.
もう,会えないとしても
この思い出は忘れないでいれるように・・・


きっとこれが愛,なんだね.


落っことされた時の気持ち.




ちぐはぐな会話でなんとか
ナオ君と無事別れ?
はにかみながら2人になった.


「いこっか♪」


子供のようにおどけて見せた幸人が愛おしかった.


とにかくたくさん話をした.
仕事のこと,前の彼女のこと.
私の恋愛の事.

真っ白なインテリアに囲まれた
おしゃれなカフェバーで
spinna b-illの何度もがプレイされてる中で.


「樹里ちゃん優しいね.
差し入れ食べたかったな・・・」




無駄じゃなかった・・・
そう思った.

私の恋愛の話をしても

「俺だったら大事にするのにな.
そんな樹里ちゃんを悲しませたりしないのに.」



その本心を知りたかった.



その日,迷いもなく幸人に飛び込んだ.

一回きりの関係でも,
遊びでも.


一瞬だけでも,幸人と一つになりたかった.









なんか,もう,どうなってもいいや.



かわいいと思ってくれて,
幸人が興味を示した先に
一瞬でも私がいたのなら.







次の約束なんかできなかった.

別れた後姿をいつまでも見つめてた.


まつげ,エクステにしてて良かった....
パンダ目にならなくて.
幸せで一杯のはずなのに,
私は泣きながら
それでも学校へ向かった.
今生きるべき
幸人のいない現実の世界へと・・・