シルクホースクラブ募集予定馬全頭斬り2021 31-39
31.ソーディヴァインの20(ドレフォン)★★★★★
ダート1400mの鬼として活躍した現役時代のイメージから非常に良いカップリングに思える
ドレフォンとの仔で牡馬とプロフィールとしては最高です。
初仔ながら非常に大きなサイズに出ており、筋肉量も非常に豊富。
容積が大きなトモにかなり豊富な筋肉が付いています。後躯の中でも脛周りまでは素晴らしい造りです。
前躯の可動域はしっかり取れていますが、膝をあまり使わない感じなので、ピッチ走法で走るというところも問題ないでしょう。
あとは、ダート短距離がほぼ確定している馬にとってこの募集価格をどう考えるかではないでしょうか。
32.サトノオニキスの20(ドレフォン)★★
初仔のドレフォン産駒。ディープインパクト肌ということもあり、ちょっとサイズ的には小さいような感じがします。
全体的に薄く、節々のパーツもあまり大きくないので、バランス自体は悪くないですが、ややパワー不足といった感じです。
また、繋ぎの柔軟性がやや乏しく膝の捌きがちょっと硬い歩様も気になるところ。
短距離一辺倒ということであれば、成長待ちで検討の余地がありそうですが、
そういう母系でもないので、やや推しづらいところがありますね。
33.ウインミーティアの20(リオンディーズ)★★
タキオン肌のリオンディーズ産駒。母系の勢いはあまり感じられないこともあって、プロフィールからはあまり魅力を感じません。
1月生まれということもあり、骨格はほぼ整っていますが、やや薄く見えるのでもうちょっと大きく出てほしいなという感じです。
もうちょっとトモに容積があると安心できますね。
34.ヒルダの20(リオンディーズ)★★★
2歳7月デビューでありながら、超早熟というわけではなく、6歳で迎えたラストランでも2着に好走しているように
非常に丈夫に長く走り抜きました。
その分、種付けまでにあまり時間が取れていなかったのか、ちょっとサイズが小さいところが気になります。
体高が低いため、ボリューム感のある馬体でありながら骨格そのものがやや小さめという形。
これはあまり成長して大きくなるという感じがしないですね。
トモの入りはスムーズではあるものの、前の捌きがちょっと硬めに映ります。
膝下が短く、繋ぎの柔軟性もあるので、脚元は割と良さそうに映ります。
35.オーロラエンブレムの20(サトノクラウン)★★★★
オーロラエンブレムは募集時人気しましたが、思ったような結果を出せず。
しかし、祖母ブラックエンブレムからは活躍馬多数輩出しており、この枝葉からホームランが出てもおかしくないのですが、
母父ディープで初仔というのは現実的には狙いづらいです。
しかし、サトノクラウンとのカップリングは未知数でこの馬もサイズ的には遜色ありません。
母系のイメージがしっかりと出た細身の馬体。トモがかなり入るような歩様でキビキビとした動きが印象です。
もう少しトモの容積が大きくなるとさらに安心できますが、これは仕方ないですね。
36.シンシアズブレスの20(サトノクラウン)★★★
こちらもクラブ所属馬の初仔。ダイワメジャー肌ではありますが、2月下旬まで使ってすぐ種付けということになるので、
どうしてもサイズ的には恵まれません。
胸が深くコンパクトな造り、トモの容積もまずまずありますので、あとはどこまで成長できるかというところ。
母系はパワータイプであまり切れ味のあるタイプではないので、
サトノクラウンとのカップリングもちょっと決め手勝負には対応できないようには見えてしまいますね。
37.カルディーンの20(レッドファルクス)★★★
兄たちの成績は正直厳しいものがありますが、エンドスウィープ系の種牡馬は母父ミスプロ系との相性が良く、
この組み合わせは面白いカップリングになりそうです。
馬体は5月生まれと思えばしっかりしたものがあります。トモの容積、前肢の動きもスムーズです。
繋ぎの柔軟性が若干乏しいものがありますので、ちょっと動きに硬さはありますが、
スプリント戦をメインで戦うということであれば、許容範囲と言えるのではないでしょうか。
38.ヴィアフィレンツェの20(Almanzor)★★★★
近親にアドマイヤマーズと日本への適性は十分ありそうな血統です。
ややサイズが小さくてパワー一辺倒ではなく日本競馬への適性がありそうな造りをしています。
歩様は柔らかく可動域もしっかりと取れていますが、ちょっとパワー不足で前肢の踏込が甘いような感じがします。
この母系はアドマイヤマーズのイメージが強いので、若いうちから完成度が高いんじゃないのと疑念があるので、
どこまで成長できるかというのがカギになりそうですね。
39.セラドンの20(Mendelssohn)★★
兄にコパノキッキングという血統ですが、16,17年の産駒がインド生産馬になっていますので、
母がどういう状態で輸入されたのかというのがやや疑問です。
かつてワールドリープレジャーが同じような感じで韓国を経由して輸入されましたが、
日本に来てからの産駒成績が思うようなものが挙げられませんでした。
馬体は細めでダートを走ることを考えるとやや非力な造りをしています。
右前の捌きがちょっと硬くて、繋ぎも立ち気味。牡馬に出れば面白かったのですが、牝馬となると狙いづらいですね。
シルクホースクラブ募集予定馬全頭斬り2021 21-30
21.クードラパンの20(ルーラーシップ)★★★★
クードラパンの初仔となりますが、ルーラーシップを付けたことでサイズ的にも十分恵まれた一頭です。
キューの牝系は牡馬の方がアベレージが高いところがあるので、その点にも注目したいですね。
一方で、ルーラーシップ×ダイワメジャーというのがかなり鬼門になっており、3歳以上で15頭いて中央勝ちはわずか3頭。
プレミアエンブレムは超良血ですから、それ以外となると怖いですね。
動きは返しの強さ、スムーズさともに文句ありません。体高がもうちょっとさらに良いですが、
ルーラーシップの当たりパターンである募集時からすでにサイズがしっかりあることという条件にも合致しています。
22.オーラレガーレの20(ルーラーシップ)★★
母オーラレガーレからは地方では勝ち星を挙げているものの、中央レベルとなると思ったような活躍馬が出ていません。
マンハッタンカフェ肌でありながら、中央に挑戦した馬も含めてすべてダート戦を使われているだけに、
やや脚元に不安があったりするのかなと勘繰ってしまいます。
ルーラーシップ産駒らしいフレームのしっかりした造りで四肢の動きも及第点が与えられるレベルとは思いますが、
両後ろ飛節が白飛びしているところはちょっと気になります。
23.スナッチマインドの20(ルーラーシップ)★★★
ルーラーシップ×ディープインパクトのニックス配合。
全姉のダブルスナッチが初仔ながらきっちり勝ち上がりを決めていることからもお値段以上の安心感があるのは事実です。
2月生まれと考えると測尺的には少し足りないですが、トモが高く少し成長曲線が緩やかなのであろうことは想像ができます。
馬体はルーラーシップ産駒らしいトモの容積の大きさと深い胸が特徴。
可動域がしっかりと取れていますので、あとはもう一押しグイっと成長してくれればというところです。
24.ランニングボブキャッツの20(キンシャサノキセキ)★★★
短距離ダートを強く意識した血統構成ですが、牝馬に出てしまったのがやや買いづらくしているかもしれません。
路線を考えれば超良血ではありますが、その分この値段をペイできるのかという疑問は残ります。
馬体は狙い通りのスプリンター。深い胸とトモの大きさが特徴的で、前肢の可動域が取れておらず硬いのですが、
スプリンターとしては回転力で勝負するならこれはこれでアリなのではないでしょうか。
25.ウルトラブレンドの20(キタサンブラック)★
シルクでの募集も多く、ベテランの域に掛かってきたウルトラブレンドの仔。
なかなかホームランも出ていないので、募集価格的にも狙いやすいラインかと思います。
母系はスピードタイプなので、キタサンブラックとのカップリングも悪くなさそうですね。
馬体はやや緩い程度で大きなミスはないのですが、左前脚の捌き方にかなり違和感がありますね。
脚付も左前だけかなり内に刺さっている感じでバランスが良くないです。
母系も体質があまり良くないだけに不安の方が大きいかなと思います。
26.カレドニアレディの20(キタサンブラック)★★★
シルクで追加募集があったイニシュモアの妹になります。
母系はウォーニング系でデータが少なく、ファミリーの実績もそれほどあるとは言えないので、ちょっと狙いづらいです。
キタサンブラック産駒でサイズ的には不安がないですし、バランスの良さも相まって見栄えはしますね。
歩様は右トモを内側に飛節がブレるようなところがあり力感という意味では思った程ではないかなといった感じ。
まだ、キタサンブラック産駒の良いパターンが確立されていないと思いますが、
線のキレイなタイプのキタサンブラックをどう見るかという価値観で評価が分かれるところかなと思います。
27.ブロッサムレーンの20(サトノダイヤモンド)★★★★
日本で活躍した馬はいませんが、ファミリーの実績はなかなかのもので、兄姉もそれなりの種牡馬を付けられてきていますが、
なんと4頭連続未勝利。この馬はセレクトセールでの取引馬でしたが、なんと1,500万円という低価格でした。
馬体はサトノダイヤモンド産駒らしく、背中の長い造り。脚も長くステイヤータイプと言った感じでしょうか。
動きの柔らかさは一級品で、可動域も十分取ることができています。
ただし、トモがぐらつくように力感という意味ではイマイチです。
この柔らかく力感のあまりないところをどう見るかですが、これを父の良さとして受け止めるのであればアリかなと思います。
28.ミスティックリップスの20(サトノダイヤモンド)★★
兄にハーメティキストやミスティックグロウなど、中価格帯の中では実績は十分といった母の仔になりますが、
ここまでは牝馬の成績がイマイチで16歳の仔というところもちょっと評価を下げたくなるポイントです。
やや小ぶりではありますが非常にバランスの良い馬体で、トモのサイズなどもまずまずといったところです。
しかし、この馬は右前が内向気味。繋ぎの角度や着地時の柔軟性にも左右差があるように感じます。
29.ロザリンドの20(リアルスティール)★★★★★
オーソリティを輩出し、さらに繁殖牝馬としての価値を上げたロザリンド。
リアルスティール×シンボリクリスエスはスタミナを強化できるニックス配合になる可能性が高く、
母系のポテンシャルと相性の両面で非常に期待できると思います。
まだトモが高く成長途上ではありますが、全体的なパーツのバランスや配置が良く、非常にスムーズな歩様を見せています。
繋ぎが立ち気味で柔軟性がないところだけがウィークポイントでしょうか。
30.ドントテルソフィアの20(リアルスティール)★
北米11勝と十分な実績を持つ母の仔。デビューした馬が一頭だけではありますが、ディープ産駒で未勝利というのはちょっと心配です。
牝馬にしてはかなり大柄で、あまり大きな馬がいないリアルスティール産駒の中では、ひときわビッグサイズと言える馬ではないでしょうか。
キ甲が抜けておらずまだまだ大きくなりそうな雰囲気も残していますが、
歩様は両膝の関節がかなり硬めであまりバランスが良くないように見えますので、
結構な負担がかかりそうな造りはしていそうに見えますね。
シルクホースクラブ募集予定馬全頭斬り2021 11-20
11.ツルマルワンピースの20(ハービンジャー)★★★★
ブラストワンピースを輩出後、さらにホウオウピースフルも出し、母としてのポテンシャルはもう疑いようがありません。
そして、また今年も大物感のある馬を輩出してきました。
500kgを超える大柄な馬体ですが、胸前の筋肉の発達が目立ちかなりのパワフルさを感じます。
トモの容積や幅もありますし、それでいて前肢の可動域がしっかりとしていて
重さをあまり感じさせない動きをしているところがこの馬の最大のセールスポイントです。
気になるのはサイズの大きさと返しの弱さでしょうか。
全兄ブラストワンピースも超大型馬であることを考えると、あまりそれだけで強く嫌うというのは難しいと思いますが。
12.シャクンタラーの20(ハービンジャー)★★★
初仔マニカルニカが早期デビューするなど、ポテンシャルが高そうなシャクンタラー。
自身もそうであったように第一印象でバランスが良く、購買意欲をそそられるタイプです。
父がハービンジャーに変わった本馬は4月生まれを感じさせないしっかりとしたフレームにバランスの良い筋肉がついて好印象です。
腹回りがしっかりしているのも母の特徴ですね。
ただし、右前の前肢がわずかながら内向気味であるように見えます。
繋ぎそのものがちょっと短いので見づらい部分はあるのですが、ここだけがちょっと気掛かりです。
13.ゼマティスの20(ハービンジャー)★★
元々はノーザンファームで繫養されていたゼマティスですが、
ここまで中央ではスラッシュメタルが2勝した以外は中央では結果が出せていません。
ノーザンファームの繁殖牝馬セールで主取りになってから坂東牧場生産になっていますね。
5月生まれとはいえ、かなりサイズが小さく、細く見えるので現時点での見栄えという意味では少し劣ります。
キ甲がかなり抜けてきているところもあり、今後グッと大きくなるというイメージも持ちづらいですね。
返しの強さは歩様の軽さは感じますので、機敏な動きで短い距離をということであれば一考の余地はあるかもしれません。
14.モルジアナの20(スクリーンヒーロー)★★★
脚の短さと回転力の高さが特徴的なモルジアナの仔。
初仔コラリンが早くも勝ち上がるなど、仕上がりの早さとイメージ通りの短距離馬として活路を見出しています。
本馬は父がスクリーンヒーローに変わって、若干距離の融通が出るところを期待したいですが、
やはり母のフォルムが色濃く出た馬体に見えます。
トモの容積の大きさと膝下の短い造りはいかにも短距離でという造りですね。
やはり動きもその印象のままで、安定感はあるものの、前捌きが硬いところもあり、回転力で勝負でしょう。
姉と同じような路線で行くとして、計算は立ちやすいでしょうから、あとはこのお値段との相談かと思います。
15.パーシーズベストの20(モーリス)★★★★★
あまり成果が出せていないパーシステントリーの牝系の中で最も活躍したパーシーズベストの仔。
この馬の募集時はまさにシルクの黒歴史を象徴する事件もありましたね。
初仔ということもあり、生まれを考慮してもちょっと小さいような気もしないでもないですが、
美しいトップラインから、トモの容積、肩回りの筋肉はモーリスの良いところも引き継いでいます。
脚捌きも非常によく、サンデー系らしい動きをしています。
これがモーリス産駒の当たりパターンとはちょっと違うイメージもありますので、それをどう見るかというところでしょう。
16.パンデイアの20(モーリス)★★★
こちらも早生まれのモーリス産駒。全兄のアバンチュリエがいきなり6月の東京戦で勝ち上がりを記録しており、
手塚厩舎ということもあってかなり注目度が高そうです。
1月生まれで470kgとすでにサイズもしっかりしており、完成度の高さはトップレベルです。
肩回りの発達が目立ち、トモの容積も十分あります。
がっちりとした造りでパーシーズベストと比較してこちらの方がよりモーリスらしいように見えますね。
ただし、前肢の可動域が弱く、膝の使い方も含め前が硬い動きになっています。また、背中の緊張感ももうちょっとあるといいですね。
17.リミニの20(モーリス)★★★
姉バルレッタは良く見えましたが、現状未勝利。
2頭目のマルアドリアティコも門別でのデビュー戦で惨敗しており、やや繁殖能力の点では疑問が残ります。
全体的なバランスが取れていてしっかりとした骨太のモーリス産駒らしい馬体。
トモの容積が大きくパワフルではありますが、飛節の折れが深い分、ややトモの踏込が浅いところが見られます。
前の捌きもちょっと硬いところもあります。
18.ランズエッジの20(モーリス)★★
濃いクロスが複数入っており、ややギャンブル性の高い血統構成。
重めの血であるロカとヴァルコスが主な活躍馬ということになるので、モーリスのようなタイプは合いそうではありますね。
馬体はモーリス産駒であることを思うと、首の細さや脚の細さがちょっと気掛かり。
上体がどうしても重くなりやすいだけにやや不安があります。
生まれが早く、キ甲の抜け具合からしても大きく変わってくる可能性はちょっと見込みづらいですね。
19.テルアケリーの20(ドゥラメンテ)★★
出資馬ケリーズノベルの弟になります。父がドゥラメンテに変わってお値段が少し下がりました。
5月生まれということもありますが、かなり馬が幼い感じがします。
かなり体高が低く、トモが高いのでこれから成長の余地は残していそうですね。
ドゥラメンテ×Tapitなので、やや硬く出る懸念はありましたが、現時点では脚捌きは柔らかく、バネのある動きができています。
いずれにしても時間はかかるでしょうが、成長によって大きく変わってくる可能性はありそうです。
20.コーステッドの20(ドゥラメンテ)★★★
母コーステッドは肌がTizwayで重賞入着実績があるということで、今後は注目される繁殖牝馬になりそうです。
本馬は2番仔ですが、確率の良くないドゥラメンテ牝馬というところで少しマークが甘くなるかもしれません。
フレームが正確で前脚も曲がっているというようなことはありません。返しもスムーズですので、減点の少ないタイプではあります。
ただし、1月生まれということを考えるともうちょっとトモの容積や筋肉が欲しいのは事実。
上体が重くなりすぎないので良いと見るかの判断次第で評価は変わってくると思います。