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ヴァーゲンザイル、今度こその気持ちで

3月の安房特別勝利後、準オープンで5,4着。しかも僅差と惜しいレースが続くヴァーゲンザイル。
気持ちの面で完全にスランプに陥っていたのはどこへやら、取り口も安定してきました。


そうなるとやはりこのクラスを勝ち上がって上のクラス、つまりオープンでのレースも見たいところ。
府中の準オープンになると強烈なメンバーに揉まれることになるんですけど、
さすがに夏競馬となるとそこまで揃うこともありません。


しかしこの馬。今までそのクラスの王道路線を走ってきた馬だけに逆に夏競馬は初めて。
9月に一度走っていますが、いわゆる真夏のレースは初めてという不安はあります。


さらに、地方遠征も初めて。
これまでは震災で東日本での競馬が止まっていた時に、一度だけ阪神に遠征した経緯はありますが、
それ以外は全て中山と府中だけ。つまり、平坦小回りのレースも初めてです。


いろいろと嫌な予感のするクリアしないといけない課題はありますが、
メンバー的にも十分主役を張っておかしくない印象です。


内回りコースになりますので、エンジンの掛りが課題になり、
そうすると非常にオマワリサンに逃げ切られるリスクが高まるのは事実ですが、
ここは実力で突破してくれると願いましょう。

願わくば、ここを突破して新潟記念にファタモルガーナと2頭出しなんていう夢も・・・。

エルマンボ、既走馬相手のデビュー戦ながらいきなり2着

今週は4頭出しで久々に忙しい感じでした。
嬉しいほうからの振り返りってことで、大きくデビューが遅れたエルマンボについて。


3歳の7月。普通に考えれば絶望に打ちひしがれる時期でのデビューとなったエルマンボ。
牧場見学の時には抜群の雰囲気で、ノーザンF早来の中尾氏(あのセレクトセールの中尾氏ですよ)
この馬は本当にグッド、お金になりますよと太鼓判を押した逸材のはずでした。



しかし、本州に移動してからは入退厩の繰り返しで、とてもデビューはできないんじゃないかと
思ったほど、本当に苦しいことばかりでした。


なんとかウッドコースで4本長めを追えたことでデビューすることができましたが、
時計面でも目立たず、回ってくるだけかなあというのが正直なところでした。



ところが…


パドックからその抜群と言われた馬体を見せつけると、
どう考えても不利な状況にもかかわらず、前走で馬券になっているメンバーの間に入って5番人気。
ちょっとずつ期待が持てるような雰囲気になっていました。


レースでは五分のスタートを切れたものの、そこからダッシュはつかず中団の後ろ。
向こう正面で行き脚がついてスルスルとポジションを上げると、4コーナーでも手応えは楽。


あれ?これはもしかして?

と思わせるほど楽に上がっていきました。

結果的には、一歩前で競馬をしたハーストイーグルに完敗の2着という内容でしたが、
後続は完封したと言っていいでしょう。



デビュー戦にしては120点の内容で、諦めかけていた(というかほぼ諦めていた)
勝ち上がりの夢も見えてきました。

とにかく大型で脚元の弱い馬だけに耐え抜いてこの夏場をしのぎ切ってほしい。
ここまで3歳世代は大物はいないものの、エルマンボ以外はすべて勝ち上がり。

彼が勝ち上がれば、ウチでは初めての世代全頭勝ち上がりという快挙も叶えられるので、
なんとか頑張ってもらいたい。時間がないのは承知の上。勝ってくれ、エルマンボ!

フラガラッハ連覇成る、今年も中京記念制覇!!

フラガラッハがやってくれました。
昨年重賞初制覇を飾った中京記念から一年。
奇しくも同じレースで復活、中京記念連覇を飾ってくれました。


昨年の中京記念からまさかの6連敗。
それも勝負にならないような大敗ばかりで、騎手不信に陥ったりなんかもしました。
それだけに、この勝利はジーンときましたね。


今回は折合を欠いてしまうのではないかというぐらいの猛時計で仕上げ。
とにかく復活に賭けてできる限りのことをしてきました。

パドックでは堂々とした立ち振る舞いで見事ベストターンドアウト賞を受賞。
相変わらず調子は良いんだなという感じがしました。


レースではスタートを五分に出ると下げはしたもののスローペースで一団になりました。
後方でしたが、馬群に入れたりはせず、そのまま外目を回って直線へ。

内から外に大きく広がった中。馬場の7分どころを強烈な末脚で追い込んできます。
抜出したミッキードリームを捕らえてゴールすると感動の瞬間。

7/7に急逝した父デュランダルに捧げる中京記念の二連覇となりました。



ブルーメンブラットのようにずっと頑張ってきていいところにいて最後に重賞に届いたケースは
ありましたが、この馬のように一度勝った後大きなスランプに陥り、そこから復活するケース
というのは間違いなく今回が初めて。
うまくいかないことがほとんどのこの趣味にあって、こんなことはめったに起こることではありません。



この後は昨年取り損ねたサマーマイルの座を目指すとのこと。
残り2戦は彼にとっては時計が速すぎて苦しいかもしれませんが、
着実にポイントを重ねて夏のマイル王に立ってほしいですね。