キャロットクラブ全頭斬り2022 61-70
61.アディクティドの21(キズナ)★★
キャロットではお馴染みのアディクティド、ブラックタイプ2頭他ここまで全頭が募集とアワブラッドより募集されますね。
ここまではキンカメで結果を出しており、サンデー系とのカップリングは久々になりますし、
ハーツクライとあまり結果が出ていないので、相性は少し気になります。
アディクティドの仔はここ最近みんな450kg超えでしっかりした造りの馬が多かったのですが、
この馬は生まれもあってやや小ぶりに見えます。
とはいえ、まだ成長余地を残しているので、最終的には中サイズぐらいでしょうか。
馬体の雰囲気は丸みを帯びて良い感じですが、トモがかなりの曲飛であり縦軸で見て
お尻の位置と飛節の位置にかなり開きがあるように見えます。
歩かせると可動域はしっかり取れていてスムーズ。でも、やはり後ろから見るとトモがブレるところはありますね。
62.ディーパワンサの21(ドゥラメンテ)★★
シンハリーズ牝系の中でも一番進んでいるところですね。今回が初仔。
母は早い時期から活躍した馬でしたし、今後楽しみな繁殖牝馬になっていくのは間違いなさそうです。
馬体は4月中旬生まれの初仔であったとしても、さすがに小さいかなという感じはします。
また、カタログで見る限りは繋ぎがかなり立ち気味で、飛節もかなりの直飛でゆとりがないようにも見えます。
一方、歩様は確かに立ち繋ぎや直飛の分可動域が足りない感じはあるのですが、極端な窮屈さは感じません。
スナップも軽く小さい馬なりの良いところは持っていそうです。
ただし、ドゥラメンテ産駒でこの造りですから、脚元については相応のリスクは覚悟したほうが良いとは思います。
63.ビートリックスキッドの21(ドゥラメンテ)★★★★
ビートリックスキッドは白老ファームらしく、いろいろなクラブで募集。
サンデーでは勝ち上がるも、社台とG1では未勝利という結果になっています。
今回はノーザンになるので、改めて期待したいところ。
馬体は中サイズでゆったりとした造り。胸前の筋肉が良く発達しており、現時点ではちょっと前重心にも見えます。
歩かせるとストライドが良く伸び、スムーズな歩様を見せています。返しも良く、現時点での完成度は高そうですね。
あとは早生まれの分どれだけ伸びしろを残しているか。もう一段成長があれば楽しみな存在になるはずですが。
64.ココシュニックの21(ドゥラメンテ)★★★
こちらもキャロットお馴染みの繁殖牝馬。
デビューした7頭のうち6頭が勝ち上がるなどハイアベレージですが、
年齢的には徐々に成績が落ちてくる頃にかかってきてはいます。
ドゥラメンテ×クロフネは頭数のわりにあまり成績は良くないですが、
フレンチデピュティに広げるとバーデンヴァイラーがいますね。
馬体は牝馬にしてはかなり大柄でしっかりとしています。特に胸周りの発達が目立ちます。
トモの容積もまずまずで前後のバランスも悪くありません。
左前脚のみやや外向気味で、右前の膝下に少し膨れているところがあるのでそこはちょっと気になりますね。
動きはあまり硬さもないですし、力強い脚捌きです。繋ぎの柔軟性もあって良いですね。
65.アドマイヤローザの21(モーリス)★★★★
日本を代表するエアグルーヴ牝系でPOGでも人気した牝馬たちがずらりと並ぶ豪華な血統背景です。
ハービンジャー肌にモーリスのカップリングで普通に考えたら重くなりがちな配合ですが、
初仔ということもあって常識的なサイズに収まり狙い通りの造りになっているのではないかなと思います。
馬体は全体的に筋肉質で前後のバランスが取れた非常に頑丈な造り。
モーリスの良いエッセンスを受け継いでいるように思います。
それでいて、動きに重さがなくしっかりとスピード感を持って歩くことができています。
1月生まれでキ甲も抜け、ある程度サイズの目途も立っているので計算がしやすい一頭かと思いますが、
高野先生がかなりビシビシやると思うので、それに耐えうるかどうか。
育成法がぴたりとハマれば非常に楽しみです。
66.リスグラシューの21(モーリス)★★★★
今年のキャロットクラブ最高価格にして名馬リスグラシューの初仔。
どんな馬が出てくるか楽しみだったのですが、どちらかというと父似でしょうか。非常に迫力のある馬体で募集されました。
胸が深く、トモの容積もばっちりで中サイズながら非常にしっかりとした馬体。
大きく緩くなりがちなモーリス産駒でもちょうど良い塩梅で収まっています。
前から見ると上体が立派な分、若干両前脚の膝部分が内に入っている感じはあります。
歩様はスピード感こそないものの、前後ともに可動域が取れており、スムーズな歩様。
球節の沈下具合もちょうど良くクッション性も良いですね。
やや外孤歩様気味に歩いたり、飛節部分が着地時にブレるようなところはありますが、
どこを取っても及第点以上といったタイプに見えます。
67.ディアデラマドレの21(モーリス)★★★
名牝ディアデラノビアの仔にして自身も重賞3勝。産駒のクラヴェルもGⅠ3着と華麗なる活躍を見せています。
まだ繁殖牝馬としても若くこれからというところですが、亡くなってしまったという記録もあり、
出資できるチャンスは数少ないです。
馬体は比較的細身のディアデラ一族とがっちり系のモーリスのちょうど中間というぐらいのバランスの良い造り。
胴が少し長めでトモの容積もあり、付くべきところにしっかり筋肉が付いています。
まだ仕草を含めて子供っぽいですし、馬体ももう一段成長がありそうで、
大柄な馬として競馬に使っていくことになりそうですね。
歩様は横から見る限り可動域も取れていてスムーズ、この母系らしい機敏さもあります。
ただし、前から見るとまるで綱渡りをしているかのように前肢をクロスさせながら歩いているので、
前肢に力が付いて解消してくると良いかなとは思います。
68.ペルレンケッテの21(モーリス)★★
これもまたキャロットではお馴染みの血統ですが、4頭募集して中央勝ち0となかなか酷い内容です。
バンベルクは地方から出戻りで使っているものの、現状では初勝利まであと一歩届かず。
兄姉も全体的に肉感が良く、見栄えするのでなかなか判断が難しいですね。
本馬はそういった馬たちと比較するとちょっと薄い感じの造り。
モーリス産駒ということを考えてもちょっと意外な感じです。
前肢の可動域もイマイチでやや硬く映ります。トモの入りや飛節の伸びも特に目立たず。
兄姉たちとは違うタイプですが、やや物足りない感じもします。
69.レネットグルーヴの21(モーリス)★
ダイナカール→エアグルーヴの牝系。
半兄のローシャムパークは山藤賞(3歳1勝クラス)を7馬身差で圧勝するなど、
ハマった時の爆発力があるスタミナタイプの血統です。
父がモーリスに変わりますが、これもゾディアックサインの全弟ですから想定はしやすいですね。
ただし、カタログ写真の時点でかなり左前が危ない造りをしています。
弓脚というにも左前膝が逆にいってる感じ。ちょっと許容範囲を超えているかなと思います。
歩様もかなり硬く課題が多いですね。
70.マルティンスタークの21(サトノダイヤモンド)★★
重賞勝ちこそないものの、安定して活躍馬を輩出するマルティンスタークですが、
年齢的にもちょっと落ちてくる頃でしょうか。ただ、お値段も大分下がったので買いやすくはなりました。
サトノダイヤモンド産駒で胴伸びが良く、美しいフォルムをしています。
膝下も長く、飛節の角度もいかにもディープ系らしい無駄のない造りですね。
ただし、繋ぎが立ち気味で、右前脚がかなり強めの内向。
さらに管囲も細いとあって、これもまたなかなかリスキーな馬なのかなと思わせます。
歩様も横から見ればスムーズですが、前から見ると脚の置き方がバラバラですし、やや心配です。
脚が持ってくれれば、可能性はある馬だと思いますが。
キャロットクラブ全頭斬り2022 51-60
51.リラヴァティの21(ロードカナロア)★★★
モーリス産駒の姉ストゥーティは重賞路線で活躍。
孫世代も堅実に走るシンハリーズのファミリーで非常にアベレージが高いです。
母もまだ活力十分の年齢で待望の牡馬ですが、カナロア産駒なのでどうしてもお値段が高くなりがちですね。
馬体は2月生まれの牡馬にしては若干小さめで子供っぽい造り。
伸びしろもそこまで感じないので、やや小ぶりのままレースに向かう可能性の方が高いかなといったところ。
一方、カナロア産駒の中ではトモのサイズが大きめで後輪駆動なタイプに見えます。
脚運びはスムーズで返しもキレイですね。悪いところは少ないですが、7000万円と言われるとちょっと躊躇しますね。
52.エリティエールの21(ロードカナロア)★★
相性の良くないロードカナロア×ディープインパクトですが、ようやくジリジリと当たりが出始めました。
募集時では小さめな馬が多いのですが、やはり活躍するのは中サイズ以上ですから、成長力を重視したいですね。
そして、本馬は初仔になるので、どうしてもサイズの懸念が残ります。
2月上旬生まれですから、ちょっと伸びしろも難しいのかなと思います。
馬体は肩が立ち気味で、トモの容積は大きいという短距離型の造り。
脚捌きは肩の捌きは良いのですが、膝がちょっと硬めで若干ぎくしゃくした感じがあります。
繋のスナップの軽さはありますので、器用さはありそうですね。
53.バウンスシャッセの21(ロードカナロア)★★★★
悩めるリッチダンサーの孫。それでもグランプレジールは勝ち上がりましたし、
繁殖牝馬としてはここからさらに脂がのってくる頃ですから、狙い時かもしれません。
馬体は中サイズではあるものの、カナロア産駒の中ではかなり背中にゆとりがあるタイプに見えます。
一方で、トモの容積は少し足りないように見えますね。
尻尾を振りながら集中力がないようには見えないものの、柔らかい踏込でスムーズな脚捌きを見せています。
中距離寄りのカナロア産駒はさらにアベレージが落ちる傾向があるように思いますので、
そこのリスクを取れるかでしょう。
54.トータルヒートの 21(ハーツクライ)★★★★
シュヴァルグランやロジクライなど母系に Machiavellian を持つハーツクライ産駒はハイア ベレージ。
また、スプリント系の母というのもスピードを補完できて非常に良い組み合わせです。
母自身は活躍馬ですが、母系は日本での実績はちょっと地味ですね。
馬体はがっちりしていて厚みが抜群。管囲も含めてかなりパワフルで一見ダート馬の可能性も感じるくらいです。
トモの容積が大きく、筋肉量も豊富、前肢の可動域も水準レベルで姿勢が低くスピード感があります。
アベレージは高そうではないものの、ハーツクライで管囲が太く活躍している
イメージで言うとカテドラルなどがこの成功パターンでしょうか。
55.リリサイドの21(ハーツクライ)★★★★
リスグラシューの全妹ということで、1億円の募集価格。
藤原厩舎の所属になるのはちょっと驚きですが、もちろん期待値は高いということでしょう。
ただし、リリサイドの仔は誰でも走るというわけではなく、ブラックタイプはリスグラシューだけ。
ここ2頭キャロットで未勝利とややアベレージは落ちてきています。
馬体は背中が長めで骨格はゆったりとした造りながら、胸の深さやトモの容積などはなかなかのものです。
筋肉量としては前重心になりやすい感じで現状ちょっと後ろは足りないようで、
斜尻気味になっているので、お尻のトップにもう少し丸みが出てくるとさらに迫力ある馬体になりそう。
動きはむしろトモの方が良く入る歩様で、返しの鋭さや脚捌きは良いですね。
歩き方に癖が少なくて、安定感もあります。
56.アルアリングスターの21(ハーツクライ)★★★
母アルアリングスターは近年輸入馬の多いBCジュベナイルフィリーズでの好成績馬。
一頭目の輸入馬は勝ち上がっていませんが、国内の種牡馬を付けられた世代から当たりが出る可能性は十分。
特に2年連続でハーツクライを配合されており、牧場の期待の高さを感じます。
傷一つなくツヤツヤで健康そうな馬体は、背中が短く全体的なまとまりがある造りです。
牝馬ながらに厚みがあり、馬体重からしてもやや大柄なタイプ。
トモの容積は及第点で、筋肉量は豊富です。動きもスムーズで柔らかいですね。
気になるのは両前がちょっとだけ内に向いているところでしょうか。
そこさえなんともなければ、活躍の可能性は十分かと思います。
57.サトノオニキスの21(エピファネイア)★★★★
祖母にハーメティキストやミスティックグロウなどクラブでおなじみの馬が並ぶミスティックリップスを持つ産駒。
アリストテレスやオーソクレースなどのエピファ×ディープの配合で、サンデーの3×4になりますね。
黒光りして威圧感を感じる馬体ですが、背中が長めで、脚も長めなので、いかにもクラシック狙いというタイプに見えます。
ただし、立ち姿で見るとちょっとトモの容積が足りないかなという気もしますね。
若干首位置が高く見えるのもそのせいでしょうか。
肩からしっかり動かすことができていて、脚捌きに柔らかさを感じます。
返しも鋭く動きだけならなかなか良いと思います。
58.レーヴドゥラメールの21(エピファネイア)★★
説明不要のレーヴ一族ですね。その中でも最強だったはずのレーヴディソールですが、
母になってからはちょっと苦戦が続いており、その孫にあたります。
とはいえ、いつどこで当たりが出てもおかしくないですね。
カナロア肌は中央未勝利だそうですが、ここまでデビューした馬にノーザンファーム生産馬がいないので、
まだ云々言えるような状況ではないでしょうか。
どうしても初仔なので、サイズの懸念があり、1/12生まれであまり成長余地を残していない中でもやや小さめ。
この血統だけに大きすぎるのはそれでリスクですが、かなり小ぶりな馬体で競馬を使っていくのは避けられない状況です。
馬体はトモの容積がちょっと足りない造り。バランス自体は悪くないですね。
歩かせるとスムーズではあるものの、背中がかなり平坦に見えるので、どうしても後ろの筋肉が足りないようにみえます。
また、肢軸そのものがズレているわけではないですが、右前が内側に入ってくる歩き方も少し癖ありでしょうか。
59.シンハリーズの21(キズナ)★★
キャロットクラブで4頭のブラックタイプを輩出したゴッドマザーも19歳の時の産駒ということで年齢は気になるところ。
それでも、ここ最近でもしっかり勝ち上がっていますし、ちゃんと結果を出しているというのは素晴らしいですね。
今年もキズナ牡馬で6,000万円と強気の価格設定です。
馬体は胴まわりがすっきりしているのかもしれませんが、かなり胴長に見えます。
曲飛気味でもあって、やや間延びした造り。
一方、トモと肩回りの筋肉量は素晴らしく付くべきところにはしっかり筋肉が付いていますね。
歩かせると曲飛な分、トモがあまり入ってこない感じ。また、両前が外向気味で少し不格好にも見えますね。
60.マンビアの21(キズナ)★★★
大物が出そうで出ないマンビア。
出資馬サンテローズも6戦3勝と底を見せておらず、どこでホームランが出てもおかしくないのではないかと思っています。
また、母父ミスプロ系でもあるので、キズナとの相性も悪くないのではないでしょうか。
馬体はかなり小さめで体高も足りないところはありますし、トモもぺったんこで募集馬のなかでも目立たないです。
ただし、サンテローズもそうでしたが、マンビアの仔はかなり成長力があるので、
ここから大きく変わってくる可能性を秘めています。
歩様は柔らかく、可動域も十分。
脚も比較的真っすぐで、管囲もありますから、信じて成長を待つ賭けができるならといったところでしょうか。
キャロットクラブ全頭斬り2022 41-50
41.シークレットスパイスの21(リアルスティール)★★★
母はStorm Cat系の米国GⅠ馬。リアルスティールとのカップリングでStorm Catの3×4と面白い配合になりました。
StormCatのクロスはあまり日本では多くないようですが、最近はリフレイムがこのクロスを持っていて勝ち頭でしょうか。
馬体はかなりのトモ高で1月生まれながらちょっと成長が遅い感じもしますが、
成長余地を残している分、サイズの懸念はあまり警戒しなくていいかもしれません。
そして、この馬もまたリアルスティール産駒らしい立ち肩で、前肢のストライドはあまり伸びません。
一方、トモ高なわりには踏込が良く、全体的なバランスは微妙ですが、変わってくる可能性は秘めていますね。
42.モアザンセイクリッドの21(リアルスティール)★★
一つ上のドゥレッツァは募集時高評価。9月中旬ルメールでデビューの予定が出ており、非常に順調そうですね。
父がドゥラメンテからリアルスティールに変わりますが、全体的なフォルムは比較的似通っていて、
細身の馬体で胴長体型なところは似ています。
馬体の特徴として膝下が長いというのもありますね。
また、トモの容積はちょっと足りないですし、全体的に脚が細くややか弱そうな雰囲気も見えます。
四肢の運びのスムーズさはありますが、可動域としてはちょっと足りません。
5月生まれで成長待ちというのもありますが、もうちょっと上積みが欲しいですね。
43.ビットレートの21(ドレフォン)★★★
曾祖母スルーオールから続く、キャロットお馴染みの母系ですね。
スルーレートやビットレートからも重賞入着歴が多いですし、
重い芝を得意するだけにドレフォンとのカップリングは合いそうですね。
馬体はドレフォン産駒らしいパワフルなもの。背中が短めで胸が深く、よく母系も引き出していると言えるでしょう。
しかし、カタログで見る限りかなりの弓脚。また右前の立ち過ぎでややリスクが高そうに見えます。
脚捌きや踏込は及第点。ただし、あまり馬体にメリハリがなくずんぐり見えています。
絞れれば見栄えするようになってくる雰囲気はあります。
44.ウインジュビリーの21(リオンディーズ)★★★
祖母には懐かしのダイヤモンドビコー。曾祖母ステラマドリッドから続く名牝系ですね。
ただし、この馬の上に3頭の兄姉がいますが、中央でデビューできたのは1頭だけ。
その間にも産駒情報がない記録が付いていて、かなり繁殖には苦労しているように思えます。
馬体は胴長でありながらも非常にバランスが良く整っていて、さらに成長余地も残しているので、非常に楽しみな造り。
肢軸も真っすぐですし、歩きの柔軟性も水準レベルにあると思います。
唯一気になるのはトモの容積のなさでしょうか。
ここはシンボリクリスエス産駒が募集されていた頃にはよく走らない方の特徴として挙げられていたものです。
母父になったらまた違うとは思いますが、もう少し筋肉が付いてきてほしいですね。
45.コルコバードの21(ルーラーシップ)★★
牝馬でありながら、芝の中長距離路線で牡馬と渡り合ったコルコバード。
ステイゴールド産駒らしい意外性の持ち主ですね。
父がモーリスからルーラーシップに変わりますが、タイプとしては大柄で緩いタイプを出す種牡馬なので、
ステイゴールド肌のガサのないところをカバーするカップリングとしては良さそうです。
馬体は何とか中サイズに出てくれましたが、ルーラー産駒らしくお腹がでっぷりして緩さを感じますね。
肩が立ち気味で出掛けが硬い面はありますので、そこはちょっとルーラーらしくないところかなと思います。
また、トモの容積もちょっと足りず、走るルーラーのタイプとはちょっと違うように思います。
46.ピースエンブレムの21(シルバーステート)★★★★
見栄えの良い馬を出す傾向のあるピースエンブレム。
ただし、産駒傾向としてはかなり体質が弱く、全然数使えていないのが頭の痛いところ。
今回は父がシルバーステートに変わったとはいえ、中央1勝しかしていない繁殖牝馬の15歳時の産駒としては
4,400万円募集はかなり強気に見えます。
馬体は黒光りしていて、やはり見栄えしますね。
立ち姿からはやや背垂れ気味でシルクのシルバーステート産駒もそうだったのですが、こういうタイプが多いのかもしれません。キ甲の感じからまだ成長余地も残していそうなので、大きくなりすぎる懸念はあると思います。
歩様については、体が大きい分やはりちょっと重さを感じる動きには見えますね。
それでも、可動域は十分ですし、歩かせつつ浮いてくる筋肉の量が多く、
すでにかなりの完成度の高さと質の良さを感じます。
47.ティンバレスの21(ヘニーヒューズ)★★★★★
母のティンバレスはダート路線で3勝。兄に元出資馬エルマンボがいます。
エルマンボと違って体質が強く数を使えていた馬ですし、初年度からしっかり勝ち上がるあたり、
繁殖牝馬としての質も高そうです。
血統としては母系完全ダートにヘニーヒューズを付けたことで路線が明確化。非常に計算しやすい一頭ですね。
馬体はかなりの大柄でさらにキ甲も抜けていないので成長の余地を残しています。
トモの容積は水準レベルで、ダートを使うならもうちょっと幅が欲しいです。
歩様は可動域も良く、ピッチの速さも相まって非常に良い感じ。肢軸のブレも少なく安定感も感じます。
48.バイラオーラの21(マインドユアビスケッツ)★★★★
初年度から好スタートを切ったマインドユアビスケッツ産駒。
ノーザンではあまり頭数が多くないので、ここで募集されるのは意外ですね。
母は4勝を挙げましたが、産駒成績はやや苦戦気味。
測尺からは一つ姉と同様管囲が細く上体の立派さと比較するとアンバランスです。
下を隠して、上体だけで見ると非常に筋肉質で素晴らしい馬体に見えますね。
脚捌きはちょっと硬め。後肢の踏込が特に硬いものの、前肢は手繰る歩様ですから、ダート馬と考えれば悪くありません。
ただし、牝馬ですし活躍したとしても限界はありそうですね。
49.ヒルダの21(ミッキーロケット)★★★
昨年のノーザンブリア(シルク)に続いて2年連続のクラブ募集となりました。
今年はミッキーロケット産駒でちょっと判断が難しいですね。
父と母父のカップリングからすると大柄に出ても良さそうですが、現時点では牡馬にしてはかなり小さめです。
とはいえ、頼りないということはなく、トモの容積、
前肢の筋肉量も豊富で付くべきところに筋肉が付いているタイプでしょう。
踏込も良く伸びていますし、動きに軽さも感じます。
現状はトモ高なのでまだまだ成長する余地は十分に残しています。
まとまりが良いので、早い時期から始動できそうですが、
逆に奥があるかというとちょっと違うかなといった感じでしょうか。
50.Can’t Buy Me Loveの21(No Nay Never)★★★★★
今年募集の多かったNo Nay Never産駒で母父はウォーフロント。
母系の日本適性は未知数ですが、これだけ同じ種牡馬を集めてくるからには自信があると見たいですね。
馬体は素晴らしく、生まれが早いのもありますが完成度が高いです。
胸の深さやトモの容積は十分ですし、キ甲の感じからはさらに成長が期待できそうです。
前肢後肢とも可動域が抜群、四肢も真っすぐ出ていますし、返しの強さもあります。
見た目や動きからは非常に減点が少ない馬です。
あとは、導入がもともとノーザンファームではないこと、厩舎など考慮すべき点はいくつかありますので、
そこをどう判断するかでしょう。