世界紛争のリスクを推量してみる | ヤモリのつぶやき

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日々のニュース解説等をつぶやきます......

 朝鮮半島問題が混乱していて、相も変わらず適当な情報だけが飛び交う状態だ。
 多くが希望的観測を記事にしていて、事実に基づかない話で右往左往していたりする。
 先日取り上げたように世界は緊迫していて、さまざまな火種が見え隠れする事態だ。
 下手をすると第三次世界大戦とか大きな紛争になりかねない状態なので、戦々恐々としておられる方も多かろう。

 これらのリスクがどうなのかを察知したくても、既存メディアにジャーナリズムが期待できない状況である。
 そうは言っても、全く情報が入らないのではたいへん困る状態だ。
 企業経営とか輸出入関連、下手すると旅行すら危険だったりすることもあり得るからだ。

 紛争関連ネタが得意なのはAFPだ。
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http://www.afpbb.com/?cx_part=nav
 
 ロシアメディアのスプートニクは、既存メディアの情報を再配信するネタが多く、ニュースのまとめのような状態になっているから、一端を窺い知ることはできるだろう。
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スプートニク日本

https://jp.sputniknews.com/
 ニューズウイークも似た傾向。

NewsWeek日本版

https://www.newsweekjapan.jp/

 これ以外だと、ロイターのマーケットチェックだ。
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ロイター>マーケット
https://jp.reuters.com/investing
 
 これは、かつての大きな出来事でもそうだったように、情報を知りうる立場の人間が危険回避行動をするから、それにつられて数字が動くことで間接的に知りうるものだ。
 なんとなく見ているだけでも大体の動きが分かり、普段の流れから大きくそれた動きがあった場合、要警戒という状態だ。
 ただし、絶対ではなく、後追いで大きく動いていく流れになる。
 特に、何度か仕掛けられている経済アタック関連では、それ自体はきっかけになるだけなので、その後の動きを注視するべき、という感じだろうか。

 そしてもうひとつ大きな動きになるのが原油だ。
 経済指標の重要項目であると同時に、紛争に係ると需要が増加する。
 原油は供給調整をしている関係で、価格変化の理由を見ていないとつかみにくい。
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ロイター>原油・エネルギー
https://jp.reuters.com/investing/oil
 

 現在、ガソリンが高騰している。

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ガソリン価格、約3年5カ月ぶりに150円台 28日時点は151円ちょうど、6週連続で値上がり 2018.5.30
https://www.sankei.com/economy/news/180530/ecn1805300034-n1.html

 今だと、サウジアラビアやロシアが増産の傾向だ。
 しかし、これ。
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サウジが目指す原油価格は80ドル以上
値上がりする要因はダブル 2018年5月29日

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/248790/052400143/
 

 つまり、現状価格維持の方向だ。
 ロイターのサイトでの全体の価格上昇に対し、サウジなどが狙っている価格ラインには合致している。
 しかし、増産傾向というのは、この価格を押し下げる流れだから、かなり矛盾するのだ。
 そしてこれ。
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国際原油価格が安値続伸 OPEC合意の縛りが軟化の可能性に反応 © Flickr/ Nestor Galina 2018年05月28日
https://jp.sputniknews.com/business/201805284927674/
国際原油価格は28日、OPEC加盟国・非加盟国合意での取引が緩められる可能性があるとのニュースに反応し、2.5%程度値下がりしている。
日本時間13時59分、ブレント原油8月先物価格は1.74%安の1バレル75ドル14セントに、WTI7月先物価格も2.45%安の1バレル66ドル22セントの値を付けている。先週金曜も3~4%安で取引を終えている。
ロシアのアレクサンドル・ノヴァク・エネルギー相は25日金曜、ペテルブルクの国際経済フォーラムで演説したなかで、OPEC加盟国・非加盟国合意枠内での産油量の拡大は、そうした決定が行われる場合、今年第3四半期から徐々に開始される可能性があると述べていた。

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国際原油価格が多方向の値動き ブレントは前日の下落を跳ね返し、上昇 © AP Photo / Charles Rex Arbogast 2018年05月29日
https://jp.sputniknews.com/business/201805294930965/
国際原油価格は29日、多方向の値動きを見せている。WTI原油は前日からの下落が止まらず、ブレント原油は逆に修正枠で高値に転じたため、両銘柄の開きは2015年3月以来、最大となった。
日本時間14時40分、ブレント原油8月先物価格は0.35%高の1バレル75ドル58セントに、WTI原油7月先物価格は1.7%安の1バレル66ドル72セントの値を付けている

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ホットストック:石油関連株が売り先行、原油価格の下落を嫌気 2018年5月28日
https://jp.reuters.com/article/%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%9A%E7%9F%B3%E6%B2%B9%E9%96%A2%E9%80%A3%E6%A0%AA%E3%81%8C%E5%A3%B2%E3%82%8A%E5%85%88%E8%A1%8C-%E5%8E%9F%E6%B2%B9%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E3%81%AE%E4%B8%8B%E8%90%BD%E3%82%92%E5%AB%8C%E6%B0%97-idJPL3N1SZ011
 

 これらが市民に反映されるのは数カ月後であるが、問題はそこではない。
 さて、そこにこういった話も。
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原油、くすぶる供給懸念 イラン・ベネズエラの輸出減  2018/5/28
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31053390Y8A520C1EA1000/
 原油の供給懸念が消えない。サウジアラビアとロシアが協調減産を緩める検討をしていると前週末に伝わり、国際価格は日本時間の28日午前、一時約1カ月半ぶりの安値まで下げた。ただサウジなどが生産を増やしてもイランやベネズエラの供給がそれ以上に細り、緩和効果を打ち消すとの警戒感がくすぶる。世界の需要も底堅く、供給過剰に陥る可能性は小さい。
 指標となるニューヨーク原油先物は日本時間の28日、一時1バレル65ドル台まで下がった。24日に比べ7%安い。
 急落のきっかけは、25日のサウジとロシアのエネルギー担当相会談だ。供給不足の懸念に応えるため、生産を増やす準備があると表明した。
 サウジが主導する石油輸出国機構(OPEC)と、ロシアなど非加盟の主要産油国は2017年に協調減産を始めた。合計で日量約180万バレルの生産カットに取り組む。
 この減産幅を80万バレルと、100万バレル圧縮する案が検討されているもようだ。相場を支えていた供給不足感が薄らぐとの見方が売りにつながった。
 もっとも需給の引き締まりは解消しないとの予想は根強い。「100万バレルであっても段階的な増産では、18年第3四半期は供給不足になる」。米ゴールドマン・サックスは25日の報告書でこう指摘し、強気の相場見通しに大きな変更はないとした。イランとベネズエラの輸出減で減産緩和の効果が帳消しになるとみるからだ。
 トランプ米政権によるイランへの経済制裁再開で、同国の供給は日量数十万~100万バレルほど減る可能性がある。政情と経済の混乱が続くベネズエラは生産の落ち込みに歯止めがかからず、さらに数十万バレル減るとの見方がある。サウジやロシアなどが100万バレル増産しても、せいぜい需給均衡に近づく程度だ。
 これまでの協調減産で、先進国の在庫のだぶつき感はほぼ解消した。野村証券の大越龍文氏は「サウジもロシアも供給過剰が常態化するような増産はしない」とみる。
 70ドル超だった水準に比べ米国のシェールオイルの増産意欲が鈍る可能性もある。「米国が生産拡大に走らないよう、OPEC側が減産の手を緩め安値に誘導した」との見方も根強い。
 
 原油価格も売り一巡後は1バレル67ドル前後まで切り返した。「原油価格は1バレル60ドル台前半で下げ止まる」(野村証券の大越氏)との指摘も出る。
 仮に100万バレル増産すると、OPEC全体の原油の生産余力は250万バレルまで下がる。夏にかけてガソリン消費が膨らみ、原油需要は増える。中東情勢の緊迫など突発的な供給減のリスクを考えれば「250万バレルは心もとない」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構の野神隆之氏)。
 減産に参加する産油国が緩和を判断するのは、6月22日のOPEC総会とみられる。生産割り当てなどの具体策を巡る神経戦はこれからだ。サウジなどは先んじて観測気球を揚げ、反応を探っているフシがある。
 合成樹脂メーカー大手の日本ポリプロやプライムポリマーは原油高を背景に、プラスチック原料のポリプロピレンやポリエチレンの価格を1割前後引き上げる方針を固めている。ただ一時的な原油安で需要家の反発が強まり、値上げ交渉は難航する可能性もある。

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 なお、参考までにこちら。
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エネルギーの国家戦略を考える 2005.05
http://eneken.ieej.or.jp/data/pdf/1041.pdf
 ↑中東戦争などでの原油価格の動きだ。
 ただし、シェールガスの発展でこの時の流れとは大きく異なる。
 あくまで参考レベルだ。
 全体の動きはこちら。
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WTI原油先物 金先物価格 リアルタイムチャート
https://nikkei225jp.com/oil/
 
 そして注目する話がこれ。
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原油先物一段安、サウジ・ロシア増産の可能性で 米生産増も継続 2018年5月29日
https://jp.reuters.com/article/global-oil-down-idJPKCN1IT1NW
[ロンドン 28日 ロイター] - 28日の取引で、原油先物相場が一段安。主要産油国のサウジアラビアとロシアが増産に動く可能性を示しているほか、米国の原油生産に減速の兆しが見られないことが背景にある。
1345GMT(日本時間午後10時45分)時点で、北海ブレント原油先物は1.42ドル安の1バレル=75.02ドル。一時3週間ぶり安値となる74.49ドルを付けた。
米原油先物も1.59ドル安の66.29ドル。6週間ぶり安値となる65.80ドルを付ける場面もあった。

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サウジ国王、新規政府事業からドイツ企業の排除命令 両国関係さらに悪化か 2018年5月28日
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10262.php

 なんだか意味のわからない解説。
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コラム:サウジとロシア、原油の「減産緩和」に動く訳 2018年5月28日
https://jp.reuters.com/article/saudi-russia-oil-breakingviews-idJPKCN1IT0G7

 ちょっと前までこれだった。
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原油価格が3年ぶり高値、米国がイラン産原油の購入削減要求で
Grant Smith、Heesu Lee 2018年5月9日

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-09/P8GLNJ6JTSF901
 ↑支那・インド・朝鮮がカスタマー上位3つだった。

 ここでもう一度、先程のロイターのエネルギーページの原油価格長期の動きを見てみよう。
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https://jp.reuters.com/investing/oil
 
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 昨年の4月に北朝鮮のミサイル問題が大きくなってから、順調に値上がりをしてきた1年だった。
 しかし、ここに来て、全体的に増産傾向で価格下落に歯止めが立たない。
 イラン・ベネズエラが供給しにくい状態になれば、自ずと価格は上がるわけだが、それを上回るほどの増産体制なわけだ。
 それ故、価格が巻いてる状態というか、相場がよくわからないことになっている。
 無論、価格が下がるのは経済的にはありがたい話ではあるのだが、怪しい動きなのが懸念事項、というわけだ。
 先の訳のわからない記事にあったように、これがトランプ大統領の顔色を見たというだけならば、全体の増産体制の理由としては薄い。
 シェールガスなどの採算楽勝ライン以下で勝負したいというのも、全体の増産を説明できない。
 こういったものは、採算ラインと需給バランスで価格が決まるから、単純に言えば、需要増を見込んだ動き、と考えてもおかしくないわけだ。
 しかし、世界経済でそこまで需要が増加する条件はなく、むしろ米利上げ影響での凋落目立つ状況だから、むしろ需要減→価格低下→供給減で調整と言ってもおかしくないのに、逆方向だ。
 実際の所どうなっていくのかは、今後の動きを注視していかねばならない前提で、原油の動きだけ取れば紛争リスクが拡大していると見る方が自然、というわけだ。
 殊更にリスクを煽るのも問題かもしれないが、注視しているべきだと注意喚起しておく。
 もう懸念の6月に入ったことであるし、な。

 

 了

ガンバレ!日本!!
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