他のことを書こうと思っていたのですが、マダレナさんのこちらの記事を拝読して触発されてみました。
「What's your goal ?」|マダレナ の Come on!ミラクルハッピースパイラル♪
あな吉さんのセルカンは、どんな問題に対してもまずはゴールを設定します。
片づけも、まずは理想像(ゴール。どんな部屋にしたいのか)を明確にしましょう、と言われます。
育児も、まずは育児のゴールを想定します。
育児のゴールは、基本的には子供の「自立」です。もしくは「自律」になります。
この辺りはママイキにも出てきますし、私が最初にそれに出会ったのは、本でした。
ちょっと今タイトルを失念してしまっていますが、それには「子どもが30歳になったときに経済的に自立していれば、それでOK」という感じで書いてあったように記憶しています。
自分の未来像、自分の人生についても、
今どうするかを考えるには、自分はどういう人生を歩みたいかというゴールを決めるという話になります。
結局は、問題が大きくても小さくても、その問題に対してゴールを設定するわけです。
で、ゴールを設定するために必要なものが、
「自分が重要視しているものは何か?」ということになります。
それを知るためには、自分を見つめ直す必要が出てきます。
「自分が重要視しているものは何か?」という問いに答えられるのは、
「自分」だけだからです。
自分は何を感じてどういう時間を生きてきて、
何を大事に思って、何をやって、
何を楽しいと感じて、どういうことに充実感を覚えて、
どういう人間関係を築いて、
どういう仕事をしてきたのか。
何をやりたいと思っているのか。
何を不満に思っているのか。
そういうことを知るということです。
これが「自分軸」でもあります。
ただし、そういうことを見ずに生きることは可能です。
忙しければそんなことを振り返る間もなく時間だけは過ぎていくのです。
そういう時間に押しつぶされて、
子どもの世話や仕事や人間関係などで自分のことは後回しで、
過ごす時間が長くなればなるほど、
自分の中にある大事なものは見えなくなります。
そういう時にいきなり「ゴールを設定する」ということを知ったとしても、
「私にできるわけない!」
「私にわかるわけない!」
「私にはわからない!」
「私にそんなのはない!」
と思ったりすると思うのです。
悲しくなったり、悔しくなったり、羨ましくなったり、妬ましくなったり。
もしくは、
「これが正しいゴールなんだろう」
「これだったら人から認めてもらえるゴールだろう」
「これは誰もが納得するゴールだろう」
なんて言うゴールを作り上げてしまうかもしれません。
でも、それはそれでいいと思ったのでした。
「今」あなたが、「それ」を「ゴール」だと思ったのなら、
それは「今のゴール」です。
育児にしろ片づけにしろセルカンでの問題にしろ人生にしろ、
とりあえず、何らかのゴールを設定してみる。
それだけでいいのかなと。
しっくりこない、
うまく行かない、
違和感がある、
ワクワクしない、
テンションが上がらない、
人の目が気になる。
何だかそんな感じがしたら、
また「ゴール」を設定し直せばいいのです。
何度でも。
何度でも何度でも。
明日にでも。一か月後にでも。
三か月後にでも。
何度も、何度も、「あれ?」と思うたびに。
そのたびに「ゴール」が変わったって、
「あなた」が変わるわけじゃない。
環境の変化や思考の変化、
知識の変化や感情の変化。
色んなものが日々起こるわけです。
一度でも、ゴールを設定するということは、
自分が何を感じているのか、というところを見ようとする意識が芽生えたということです。
そこに目がちょっとでも向いたなら、
新しく「自分はこんなことを思っていたんだ!」と気づくことが増えるんだろうと思います。
そうしたら、その変化に合わせて、
ゴールだって変えていいわけです。
一度立てたゴールが、ずっと正しいゴールであるはずがない。
今のあなたと、三年後のあなたは、
全く違うかもしれない。
ならば、その時点で立てる「ゴール」が違っていたって、
別に問題はない。
どちらが間違いでもない。
だから、ゴールを設定することを恐れる必要は、ない。
そうなんじゃないかな、と思いました。
なんとなく、自分の中に、
「正しいゴールは変わるはずがない」
「一度立てたゴールを変えることは、悪いこと(ゴールが間違っていたということ)だ」
と思う意識があることに気づきました。
だけど別に、変わったっていいし、
変えたっていい。
今のゴールは、今の自分に考えられる範囲で考えた結果であって、
それがベストのゴール。
単純でも受け売りでも、憧れでも願望でも。
理想でも無茶でも。
それはそれ。
違和感を無視しているなら、見直せる気になったら変えればいいだけ。
違和感が出てきたら、新たにゴールを考えなおせばいいだけ。
本当は自分がどう思っているのかに気づいたら、ゴールを見直せばいいだけ。
そんなことを考えました。
誰だって、今が一番ベストで全力なのです。