【母乳育児】子どもの体重増加と、私の体験談。 | 思考も部屋も行動も! スッキリ楽に暮らしたい♪

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思ったことを徒然に書きつつ、大切なものを大事にして、楽に自由に生きたいなあと思ってます。

 【母乳育児】母乳育児についての考え方

 の続きです。

 ・母乳育児って、思ってるほどスムーズには進まない
  そしてその体験は、個人個人で千差万別である。
  更に、どんな状況でも、どの母親も、精一杯頑張っている!

 ・母乳でもミルクでも、新生児から成長は体重増加を基準にしますが、
  意外と、個人差が大きい

 結論は、この二点です。
 (長くなりそうなので先にまとめてみました

 私は、一人目を母乳育児推進の産婦人科で出産しました。

 出産初日から、地獄でした(笑)

 予想もしていなかった事態に見舞われたのです

 産婦人科は良かったのですが、私の体質が、地獄の元でした。

 大体、出産後、母乳をあげる場合、三日目くらいに母乳製造のピークがやってくると言います(吸われ始めて、体がゆっくり増産体制に入るので)。
 しかし、私の体はせっかちで、そのピークは何と出産初日の夜が来る前から始まりました。
 出産当日から眠れないほど、がちがちで、痛い。
 乳腺炎状態

 新生児はもちろん、飲む力も弱いです。
 息子は、さらにくわえるのも下手(まあ、事前練習はないので当然なのですが)。

 なので、退院後も、何度も産科に通いました。母乳外来に。

 母乳育児推進の産院だったので、もちろん母乳を上げるように指導されるのですが、「始めは特に出ないと落ち込む人も多いから、出過ぎるのは人によっては贅沢な悩みだよ」と慰められました。
 実際のところ、初めは水分を取ることさえ制限されたほどの当時の私には、あんまり慰めにはならなかったのですが(笑)

 でもそこでは、きめ細かな指導がありました。
 飲ませ方、乳房の手入れ、子どもの様子の確認、体重測定。
 そして、出ている割に、子どもの体重は増えなくて、「どうしても体重が増えなければ、子どもの体重増加が安定するまでミルクの併用を勧める」とも言われていました。
 まあ、でも出過ぎているわけで、まずは飲ませるのを優先するのは大前提だったので、その選択肢はほとんどありえなかったのですが。

 初めの三日は、体重が減少しても大丈夫な程度に、(通常は)新生児は生まれてきます。

 そこから徐々に、体重を増やしていくことになるのですが、私、母乳が出ている割に、子供の体重は増えなかったんですよね。
 しかし、息子が母乳を飲んでいないわけではない。

 しかも、1回1時間は吸うという有様(口が動き続けているわけです)
 当然離すと怒る。
 (今考えると、息子の吸い方そのものが私の症状を悪化させていた理由でもあったのかもしれません)

 私にとっては、産後三か月くらいは、母乳育児は地獄に近いものがありました。
 (結局、卒乳するまでトラブルはなくなりませんでした)
 切れている乳首を無理やりくわえさせるのがとにかく苦痛。
 「これって拷問だよ」と泣き言も、言ってました。
 かといって、誰かが代わってくれるわけでもない。代われるわけもない。

 当然、授乳中は手が離せないわけで、音楽を聴いたりとにかく携帯を見たり。
 『授乳中は、子どもと目を合わせて』、なんて本やネットでは言われたり書かれたりしてるのですが、飲んでる子どもと目なんてあいません。
 息子の場合は、目をつぶって飲んでたり、こっちを向かなかったりです。
 なので、携帯で気を紛らわすか、時計とのにらめっこ。

 初めての育児で分からないことだらけ、出産後実家に帰りましたが、一か月経って自宅へ。
 昼間は子供と二人。

 わからないことだらけで、同じくらいの月齢の子供を持っている人が集う掲示板ばかり見ていました。
 しかし、どの掲示板を覗いても、一回に一時間吸い続ける子供の話は、見つけられませんでした。
 (でも、まあこの子はこういうタイプなのだろうとあきらめをつけました。幸いなことに、飲まれても、出てたし)

 母乳、ミルクって非常に繊細な問題です。
 母親にとっては「自分の価値」「自分の真価」が問われている気がします。

 それが、「母乳育児頑張るぞ!」と思っていたのに、出産したら

 「子供には母乳を飲ませてはいけません」(マダレナさんの場合)
 「私母乳出ないの…?!」(出る体質でない場合)
 「なんでこんなに、母乳をあげるのは大変なの!? なんでうまく飲んでくれないの?!」(普通にあるパターン)
 「なんで、こんなに出過ぎるの!?」(私の場合)
 「出るのに、あげられないなんて…」(親、子のそれぞれの問題などで)

 なんてことが起こるわけです。

 私の場合、

 息子は咥えるのが下手
  ↓
 母乳が出過ぎて、1~2時間空くと石のように硬くなる(笑)
  ↓
 さらに息子には咥えにくくなる

 の悪循環で、

 里帰り中は、上半身丸出し、母と妹に息子の頭と角度を調整してもらいながら、ソファに座って何度も吸わせるために息子の頭を押さえつける
 ようやく咥えたと思ったら、10分。次に、もう一度誰かを呼んで、左右交代!
 それを3回繰り返して、ようやく一回の授乳が終了。
 (こんな状態だったので、実家で乳丸出し、普通でした…

 自宅に帰ったら、息子の口に含ませるのに、1時間()とかもありました。

 たとえば夜中、息子が目が覚めて泣き出す。
 硬くなりすぎた乳首をほぐすために軽く搾乳…ほぐれるまでに30分。
 その間息子は泣きっぱなし放置。
 自分も泣きたくなる。半泣きは毎晩。
 腕は疲れる、眠い、つらい…。
 もちろん、夫は眠れないと仕事にならないため別室。

 実家にいた時は、母が起きてきて少し話し相手になってくれたりもしていましたが、当然自宅ではそういう相手はいないわけです。

 これが、どのくらい続いたのかな~…。

 こう書くと、よく耐えたなあと思います(笑)

 ミルクを考えなかったのは、布団を出たりするのが面倒そうなイメージがあったのと(でも冷静に考えると、1時間一人で赤ちゃんを泣かせながら飲ませるために準備をするならミルクをやった方が早いよね…)、単純に出過ぎているのを飲んでもらえなくなるのが怖かったからです。
 だって、張ると痛いから(笑)

 生まれた時は平均以下の体重だった息子は結局、良く飲む割に体重は増えず(ずっと平均以下)、心配もしていましたが、
 なんと、5ヵ月になった途端、ぐんぐんと増え続け、いつの間にか平均を超えました。

 さて、一人目がこんな風なスタートだった私、当然、二人目で何が一番怖かったかと言うと、授乳でした

 まあ、当然初日から張るわけです。
 しかもしこりとか一人目の時はあるのが普通だったので、二人目もドキドキしてました。
 さらに出過ぎる体質なのもわかっていたので、食事にも過敏。
 よく言えば、初日から、飲ませることは可能でした。どれだけでも(笑)

 娘が生まれて、驚いたことがいくつかありました。

 ひとつは、授乳が5~10分で終わること。

 私、無理やり終わらせないと、赤ちゃんっていつまででも吸うものなのかと思ってました(笑)

 まあ、やはり最初は娘の吸う力が弱いのでバランスが取れなくて、ガチガチになったり切れたり色々ありましたが、2か月くらいで、だいぶ落ち着きました。
 そんなにひどく張ることもなくなったし、娘の授乳はすぐ終わる。

 しかし、娘はなかなか体重が増えませんでした。
 が、まあ、元気だったし、顔色も良かったので、あまり気にしていませんでした。
 もちろん小児科での検診でも、体重は成長曲線の下のラインを下回ってましたが、問題はないと言われていたのもあります。
 (ただ、お店の体重測定などを利用すると、体重増加量だけを見るので、ミルクを足すことを促されることはありましたが…)
 それこそ息子のように、5か月を過ぎたら増えるんじゃない? くらいな気持ちでした。

 しかし、5か月過ぎても、大して増えない 
 というか、離乳食食べ始めても、そんなに増えない…

 でも、元気。体重は少ない割に体型はむっちり。

 当時上の息子が2歳だったので、軽いままでいてくれるのは助かる くらいの気持ちでした(笑)

 結局、2歳を超えても、生まれた時より8キロ増えたかなあ…くらいですね。
 息子が今の娘の体重になったのは10ヵ月で、2歳の時点で、15~16キロあったので、その差はびっくりします。

 そこで、つくづく思いました。

 母乳育児って、体重増加を基準に考えます。
 最初は特に、一日何グラム増えたかなんて、日割りで計算したりもします。

 けれど、育ってみると、成長の曲線って、波があるんですよね。
 増える時期もあれば、増えない時期もある。
 当然、平均的なラインは母子手帳に書かれている通りなんだと思いますが、そのラインがまったくあてにならない子もいる。
 そもそも、平均通りに、それぞれの子供が育つわけがないので、本当にあれは目安なんだなあと思います。

 娘は、本当に増えなかった印象が強いです。
 息子は、5ヵ月から一気に増えました。

 でもどちらも、元気です。
 今考えると、そんなに神経質にならなくても良かったんだな~と思います。

 もちろん、実際にミルクや母乳で新生児を育てているママにとっては、本当に飲んでいるのか? 本当に育っているのか? ってとても大きな問題です。
 そこに神経をすり減らすのは、当然だし、本能だとも思います。

 でも、増えなくても、大丈夫なこともありますよ。
 定期検診を受けて、医師が大丈夫だと言えば、信じていいとも思います。
 それよりも、子どもの顔色を見て、別に問題がないじゃないかなと思うなら、体重の増加そのものはそれほど重要ではないのではないかなと思います。

 本当に、個人差って、大きいんだな~と二人を産んでみて痛感しました。
 体重もだし、飲み方(飲む時間や執着の度合い)も。
 兄妹でもこれだけ違うのだから、それ以外とはもっと違って当然だったりするんですよね。

 そして、振り返ると、「ああ、私、頑張ってたな~」と遠い目をしてしまいます。
 必死で、これでいいのか、何が悪いのか、子どものためになっているのかって、考えては辛くなっていたけど。
 あれはあれで、赤ちゃんの世話なんて何も知らない中で試行錯誤しながら、自分なりには精一杯だったなあと。
 (息子の時は、桶谷にも通っていたので、食事などプレッシャーも感じていました。息子はアレルギー体質だったし)

 だから、今、すごくつらいと感じているママがいたとしたら(特に産後はホルモンの影響もあり、そういう試行や感情に陥りやすいのです)

 「あなたは頑張ってるんだよ」

 って言ってあげたいです。

 誰が何と言っても、赤ちゃんが泣いても、夫がわかってくれなくても、母親や父親がきつい言葉を投げつけてきても、義父や義母の言動に傷ついたとしても、医師や看護師の言葉が冷たくても。

 あなたは、あなたなりに、あなたの出来ることを精一杯やってるのです。

 そしてこれからも、精一杯やっていくんです。

 だから、誰かに弱音を吐いたり、泣いたり、当たったりしてもいいんです。
 そういうことも、誰にだってあります。

 母乳育児ひとつとっても、母乳だったのかミルクだったのか。
 授乳できたのかできなかったのか。
 それがスムーズだったのか、トラブル続きだったのか。
 母親の体調に影響が出たのか、病気にまで発展したのか。
 子供の体重増加がスムーズだったのか、そうでなかったのか。

 同じ体験は一つとしてないけど、同じように感じている人は、絶対にいます。
 一人じゃないんです。
 
 そんなことを思いました。

 いや~、私も、それなりによくやった

 ということでまとめてみようと思います(笑)