G 見事に撃沈する(模様) | 窓際のBlues

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 私の名前はG・・・

 またの名を(窓際のBlues)と言う

 

 

 遂に・・私の2024年があっけなく終わった

 

 

 昨日10月7日は、

JSAワインソムリエ・エキスパート二次試験が実施され、

資格取得の最難関と言われる8月の一次試験を、

見事奇跡的に合格?した私だったが、

二次試験あと一週間前と言う最悪のタイミングで、

周囲の(風邪っ引き)のせいで喉と鼻がおかしなことになり、

抗生物質の薬漬けになってまで試験当日を迎えたのであった・・・💊

 

 

 家族もゲホゲホ咳ばかりしていたので、

家にいる間はずっとマスクだったが、

結局最終日まで口渇の状態は変わらない

 鼻が詰まらなかったのが不幸中の幸いだったが、

コンディション的には70%だっただろう

 

 

 試験は地元のホテルで開催されたが、

この日は平日・・

 会社に休みを頂いてまでの強硬参加だ!

 しかしこれは当たり前だ

 この為にほぼ半年間を勉強で費やしたのだから、

試験日が平日だから断念しますとはならない

 

 

 試験開始時間は11:30~

 オリエンテーションから始まり、

そのまま試験(テイスティング)に入る流れだ

 

 

 いつも通りの時間に準備を済ませたはいいが、

余りに時間があるので朝からトレーニングのおさらい

 ワインは勿論吐き出すのだが、

いきなり酸の強いワインを飲んだ際に備え、

(酸っぱっ;)とならない為だ・・

 そのあとは歯磨き粉を付けずに3回ほど歯磨き

 もちろん食べ物は食べられないので、

炭酸水でのどを潤し時間が過ぎるのを待った⌛

 

 

 頃良い時間に自宅を出て、

会場に到着したのは11:00を過ぎた頃であった

 

 

 会場となるホテルのロビーには、

受験生らしき老若男女がチラホラ・・

 意外だったのは女性はそのうちの半分ほどか?

 私が最年長だろうと考えていたが、

なかなか近い年齢の人も見受けられ少し安心した

 皆相当な勉強してきたんだよな・・

 自分がやったのでよくわかる

 

 

 但しテイスティングとなれば、

知識とセンスである(持論だが・・)

 今更レポートを眺めたところで

出題されるワインは誰にもわからない

 

 

 無駄な事はしない主義なので、

ドジャースVSパドレスの試合を観戦しながら、

ひとり苛々して時が来るのを待った・・

 ドジャース・・打てないな・・💧

 

 

 いよいよ定刻間近となり、

取り敢えずトイレを済ませる

 入室したらそのまま試験終了まで

会場を退室出来ないからだ

 

Gはここでひとり黄昏ていた・・

 

 

 会場に入ると真っ白なクロスがかけられた長机の上に、

5種類のワイングラスが並べられていた🍷

 今日のワインエキスパート受験生は、

ぱっと見でも10人足らず・・

 会場が決まっている為県内だけではないはずだし、

去年から繰り越しの受験者がいないとも限らない

 我ながらかなり高いハードルをくぐったものだと、

内心では自画自賛していた・・

 

 

 自分の受験番号のテーブルに着席すると、

テーブルの上にオリエンテーションの資料が配布されていたが、

指示があるまで触れてな行けないとの事

 全国で一斉に試験が開始されるため、

手順まできちんと管理されている事の様だ

 民間資格とは言えなかなか本格的な試験である

 

 

 指示があるまでグラスをぼーっと眺めていたが、

白ワイン(2種)、赤ワイン(2種)、

その他の酒類(1種)はどうやら琥珀系だ・・

 案の定鼻が効かないので香りまでは取れない

 ただ、白ワインは淡い色合いで難しそうなものの、

赤ワインはガーネット系とルビーレッド系である

 これはまだ幸いだな・・

 私の内心は「ひとつはピノ・ノワールだといいな・・」であった

 だがこの予想は後にまんまと覆されるのであった

 

 

 時間となりオリエンテーション・・

 単純に試験についての説明だが、

月並みな概要とテイスティング手順の説明であった

 マークシートが気になっていたが、

どうやら赤・白ワインについて表裏項目(コメント)があり、

それらを選択してマークシートに記載する者であった

 コメントシートでトレーニングしていたが、

マークシートにつける作業は初めてなので

焦って☑を間違えないようにしなければと思った

 

 

 「カチリ」・・「試験を開始してください」

 

 

 ストップウォッチの音と共にテイスティング開始

 

 

 慌てるのもみっともないので、

落ちついて番号①のふられたグラスを持ち、

グラスを回転させて先ずは液体の粘度を見る・・

 本来外観からだが、

この手の試験では若いワインしか出題されることはない

 澄んで輝いている・・

 白ワインについてこのコメントは同じと思ってよいはずだ

 

 

 流石に粘度は薄い

 色が淡かったので外観通りの粘度だ

 ただ少し黄色がかっているのが気にはなる

 シャルドネだといいがそれでも淡いな・・

 第一印象はそうだった

 

 

 そして香りをとる・・がしかし・・💧

 かなり還元した感じである

 シトラス、ミネラル感以外に

これと言った特徴が無い・・やばいかもしれん

 ふと(ペト香)を感じた気がしたが、

これだけではリースリングにはいけないし、

それなら飲めばわかるさ・・

 

 

 そしてスワリングしたワインを口に含み、

お口でぐゅちゅぐちゅ・・・???

 

 

 さ・・酸が弱ぇ・・・💧

 

 

 想定していたワインと味が違って

少し頭がバグる・・

 酸の高いリースリングを想像しながら飲んだので、

一気に自信が揺らいでしまう

 そうこうするうちに10分経過の合図があった

 時間配分がかなり押している・・

 

 

 結果を先に言うが、

飲んだワインはフランスの(ミュスカデ)であった

 後で思えば還元的だと感じていたのに、

アロマティックな品種を想定したのが、

そもそもの間違いであった

 トレーニングでセーブル・エ・メールは飲んでいたが、

伸びやかな酸が印象的だったのに反して、

出題されたワインは個人的には全く酸が足らない印象だった

 私が導き出した答えは、

隣の白ワインに比べて淡い黄色の色調につられ、

シャルドネと書いた・・ 

 しかも酸を感じ取れていないので、

オーストラリア産の樽を使っていないタイプと判断した

 

 

 盛大な大外れである・・💧

 

 

 だがシャルドネもミュスカデも同じニュートラル品種

オーストラリアでも冷涼地と判断していたので、

それなりコメントはそれなりに揃っているだろう・・

 だが、点数を取りに行くならフランスと書くべきだったな・・

 時間があればと悔やまれる点であるな

 

 

 ②の白ワインに移る・・

 時間が押していたのでこの時点で既に焦りがあった

 

 

 ①のワインよりかなり淡いが、

甲州ほどのベージュ感はないので、

今度こそ酸がバチっと伸びる冷涼地の白だろう

 

 

 しかし無情にもこの予想も外れた・・

 

 

 全く酸が高くない・・

 おまけに樽香を感じる・・💧

 そうかといって温暖な黄色の果実も感じなければ、

やはり青い柑橘類にミネラル・・

 ただ少し後味には苦みを感じる・・

 シュールリーからくるものか?

 

 

 感想としては①と全く同じような印象であった

 ますます混乱していた

 こっちがシャルドネか?と思うくらいだったが、

色調がかなり淡かったのと、

シャルドネにしても酸が足ら無い・・

 何だこりゃ・・

 

 

 時間はとうに20分経過の後であった

 急がねばならない・・

 

 

 言い訳がましいが、

焦ったせいもあるし、

この品種がニュートラルかアロマティックなのか

何れの選択が出来ていないまま、

還元的なアロマティック品種なのだろうと判断した

 このワインの結論は(シャルドネ)・・しかも日本産

 ニュートラル品種と判断していれば

難しくは無かったはずだ

 しかも少しマスカットのような印象を感じて

よりによってトロンテスの選択をしてしまう

 自分で感じた品種を項目から探したせいで、

とんでもない方向で品種を選んでしまった

 せめてこれをミュスカデと判断出来ていたら、

合格の確率はグンと上がっただろう・・

 

 

 次の赤ワインは急がねばならない

 時間が無いのは分かっていた

 

 

 黒みを帯びたガーネット・・

 ある程度品種は選べる

 

 

 外観と香りは平均的な回答を並べていき、

少しゲイミーさを感じたのでシラーが頭に浮かぶ・・

 こちらは黒系主体の果実が印象的だ

 

 

 口に含むとかなりのアタック

 粘度も高くアルコールもそれなりにあるだろう

 そして酸よりもタンニンが主張する

 これはシラーかカベルネ・ソーヴィニョン・・

 間違いないが焦っているせいか

香りがなかなか取りきれない・・💧

 

 半ばエイヤーの感じになってきた

 

 

 私の結論はフランスの還元的なシラーだったが、

答えはなんと(カベルネ・ソーヴィニョン)

 しかも得意中の得意であるはずのアメリカ産であった

 樽香があまり取れなかったのが災いしたが、

手のひらで温めればホワイトオーク位取れたはずだ

 時間に余裕があれば間違いようが無かっただけに

これが一番悔しかった・・今更仕方がないが💧

 

 

 当然この時点では全て政界を導いているつもり?で

ワインと向き合っている

 残るは赤1種類とその他の酒類だけである

 

 

 ④の赤ワインは外観からして淡い印象だ

 そうなるとそれこそ品種はある程度搾られるが、

果たして思っている通り(ピノ?)になったか・・

 

 

 これまた予想に反したワインであった

 

 

 赤系果実は想定通りであったが、

ほのかに樽香を感じる

 樽を掛けたピノもあるにはあるが、

さて味わいはどうだ・・?

 

 

 こ・・これは・・

 

 

 高い酸に力強いタンニン・・💧

 ピノ・ノワールは酸こそ高いが、

そこまでのタンニンは無いと言うが・・

 更にひと口飲んでみるが、

やはり明らかに力強いタンニンであった・・

 そして明るい色調がまたも頭を悩ませる

 

 

 この時点で時間は10分を切っている

 

 

 結論を急がねばならなかった

 

 

 外観と特徴から選択したのは・・

サンジョヴェーゼとネッビオーロ

 私の朝市式ではこの程度の選択でしかない

 サグランティーノ等飲んだこともないが、

それ以前にこの試験に出雨量な品種ではないし、

大体コメント欄に無い

 しかしながら私の想定したワインは二種類共にあった

 

 

 私は一度サンジョヴェーゼにマークをしたものの、

もうひと口飲んだ際のタンニンの強さから、

余り試験に出ていない方のネッビオーロに落ち着いた

 

 

 後に書き直した選択は間違いであったことを

後悔する事になる

 そう・・正解は(サンジョヴェーゼ)であった

 本場のイタリア人でも間違えるとは言うものの、

何で素直に試験に出た回数の多いサンジョヴェーゼにしないのか?

 自分でも腹が立って仕方がない

 

 

 幸いイタリア産と言うのだけは合っているはずだが、

この際そんなことはどうでも良い

 

 

 その他の酒類は幸いにもバーボンだった

 

 

 そして回答を見返す時間もなく試験は終了したのであるが、

夕方の出題回答を見て愕然としたのであった・・

 試験の合否は来週にはなるが、

この回答で合格するはずもなく、

一次試験は免除なのでまた来年頑張るしかないな・・💧

 

 

 そもそも二年がかりの挑戦だったという事にしよう・・

 

虚しくも週末飲んでいたのは、

アメリカのカベルネ・ソーヴィニョンであった🍷

 このロバート・モンンダヴィは随分前に買って

セラーに入ったままだったが、

試験用に開けてみたのだったが、

無意味なワインとなってしまった・・💧

 

 

 会場を後にした私は酷い空腹に襲われていた

 朝は勿論、すきっ腹にワインとバーボンだ・・

 すっかりほろ酔いになっていたので、

繁華街にあるラーメン店に向かった🍜

 ここは有名店で夜は大行列によりなかなか入店できないので、

平日の昼間に行くにはもってこいだ

 

 

 

 

 

 

 このラーメン店を目指してやってくる

県外からの観光客も多い

 スープは豚骨にかつおだしで地元風だが、

あっさりしているのでスープを飲み干す人が割と多い

 私はおじさんなので完飲はやめているが・・🍜

 

 

 しかしここの炒飯だけはどこにも負けんな🍚

 

 

 雨の平日だと言うのに、

やはり観光区悪らしき人と常連でごった返していた・・

 

 

 さて、

今週は出張も控えている🛫

 昨日試験で休んだせいもあるが、

ストレスの煩わしさから解放されて、

結果は残念だったとしてもすがすがしい!

来客もあるし、週末は直ぐだ・・

 レジャー(自転車ロードレース)も近いしね・・【完】