原マサシさんを偲ぶ | MAEKAWAのアメブロ

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ギターについてあれこれ考えていること、機材のこと、音楽のことを中心に投稿します。時々、釣りのことも。

今朝、ギター系雑誌の整理をしていた時、

ギターマガジン2000年7月号に原マサシ(Georgie Pie)さんの記事を発見。

懐かしいな、と思いながら、現在はどこで活動しているんだろう、

新譜は発表しているのかな、とネットで検索。

何と、数年前に亡くなられていました。

驚きました・・・。

 

今回は、少し原さんに関する内容を書き残したいと思います。

 

私が、オーストラリア修行(という名のワーキングホリデー)から帰国し、

バンドメンバー募集で出会ったドラマーMさん。

Mさんは東京でプロになるべくずっと活動をされていた方で、

ブルースロック、サザンロックに造詣が深い方でした。

 

まだベーシストも見つかっていない、バンド結成前の時期、

Mさんが「福岡に凄いバンドが来るから観に行かない?」と誘ってくれました。

西新のJA-JAというライブハウスでした。

そこで初めて原さん率いるGeorgie Pieを観たのです。

衝撃でした。

おそらく、Stevie Ray Vaughanを生で観ることができたら、

こういう衝撃を受けたんだと思います。

衝撃的ブルースロック。

轟音、そしてストラトの気持ちの良い枯れたサウンド。

とにかく、最高のライヴでした。

そこで購入したCDがこちら。

ギター的には、「まさに!」という感じのブルースロック。

いつか私も同じサウンドを出せるギタリストになりたいと、

決意を新たにしました。

 

程なくして、ベーシストとギタリストが見つかり、バンド結成。

当時使用していたアンプはデジタルアンプ。

原さんのサウンドを直に聞いたからには、物足りなくて仕方ない。

で、Mさんに相談。

すると、Mさんは、原さんのギターテクニシャンと親しい仲とのこと。

どういうアンプがストラトに合うのかを教えていただきました。

ストラトには、fenderの10インチのスピーカー搭載のアンプが合うらしいのです。

なるほどなるほど、と福岡の楽器店へ。

そもそも、fenderで10インチのスピーカーという時点で、かなり限定されます。

そんなに都合よく、そんなアンプが売ってるかな、しかも中古で・・・

と思っていたら・・・ありました。

それが、現在も使用しているFender Vibrolux Reverbなんですね。

 

しかも、これまた凄いことに、

この時に応対してくださった店員さん、

例のJA-JAのGeorgie Pieのオープニングアクトとして演奏していた

ボボデリックスというバンドのベーシストさんだったのです。

何という偶然。

これは、何かの縁だと、即決、即購入しました。

 

持ち帰り、スタジオで鳴らします。

カツーンというストラトの力強い男らしいサウンド。

最高のアンプに出会ったと確信しました。

まさに、これは一生モノだと。

 

その後、修行を積み重ねましたが、

原さんのようなサウンドはまだまだ出せません。

 

もう一度ライブを観に行きたかったです。

そして、超えられない壁をまた見せつけてもらいたかったです。

 

原さん、安らかに眠られてください。

 

最高のサウンドをありがとうございました。

 

原さんについての詳しい記事は、こちらをオススメいたします。

 

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました🎸

 

 

(補足情報)

何と、JA-JAは閉店していました。

詳しくはこちらのリンクから。