ずいぶん以前に、ご要望をいただいておりましたのに、お返事が遅くなりまして申し訳ございません。
今日は、今なお、コロナ後遺症の症状の一つとして問題となっている「ブレインフォグ」について、お話させていただきたいと思います。
「ブレインフォグ（脳の霧）」
皆さまは、どのようなイメージをお持ちでしょうか？
●頭に霧がかかったような状態で、集中力がない
●思考力・記憶力が落ちる
●倦怠感
●嗅覚障害・味覚障害
●慢性疲労症候群的な症状
という感じでしょうか？
ご存知のように、ブルーローズでは、コロナが始まった2020年2月より、3年半以上、ホメオパシーのレメディによる新型コロナ対応を行ってまいりました。
多くの方々に、クラシカルホメオパシーによる対処法をご経験いただきました。
その結果、有り難いことに、すべての皆さまがお元気になられ、コロナ後遺症になられる方も、お一人もいらっしゃらなかったことは、これまでにもたびたびお伝えしてまいりました。
（ブログ内に、関係記事を多数掲載しておりますので、ご覧ください。）
そのようなコロナ活動の中で、ブルーローズは、さまざまな学びを経験させていただきました。
当初から、おおむね、Phosフォスフォラスというレメディを中心にご対応させていただいてまいりました（今現在は、3種類のレメディを用いております）。
本日は、そのPhosフォスフォラスよりも、もっと重篤な状態に用いる「疲れたPhosフォス」と称されるPh-ac.フォス・アシッドについて、お話させていただきます。
ブレインフォグの第一レメディとも言えるレメディです。
今回も、『Synthsisシンセシス 9．１』という症状別辞典を用いて調べてみたいと思います。
レパートリーと呼ばれるこの症状別辞典は、各項目に、レメディが1～10個程度、もしくは10～50個程度、項目によっては、レメディが200～500個程度、載っていたりします。
そして、そのレメディは、4段階に分けられています。
1点のレメディ phos
2点のレメディ phos
3点のレメディ Phos
4点のレメディ PHOS
のように、字体によって、点数がわかるようになっています。
それでは、早速、調べてみましょう。
● 集中力の低下
MindーConcentrationーdifficult Ph-ac ③ Phos ③
精神 集中 困難
●記憶力の低下
MindーMemoryーweakness of memory Ph-ac ③ Phos ③
精神 記憶 弱さ
●不活発
MindーDullness Ph-ac ③ Phos ③
精神 不活発
●倦怠感
GeneralsーWeaknessーexertion : slight ; from Ph-ac ③ Phos ③
全身 虚弱 わずかな尽力から
ご覧のように、Ph-acフォス・アシッド（リン酸）は、Phosフォス（リン）と同程度の高い点数が与えられています。
acid アシッドというのは、酸で、酸のレメディは、物事を極端な方向へもっていく傾向があります。
つまり、Ph-acフォス・アシッドは、Phosフォスが極端に動いた状態です。
Phosフォスの状態が、さらに極端になってしまった方に、Ph-acフォス・アシッドを服用していただくと、目覚ましい改善が起こります。
余談ですが、ホメオパシーでは、
極端な精神的疲労には、Pic-ac ピクリック・アシッド
極端な感情的疲労には、Ph-ac フォス・アシッド
極端な肉体的疲労には、Mur-ac ムリアティカム・アシッド
といったレメディを用います。
ということで、
ブレインフォグの方には、このPh-acフォス・アシッドの服用をお奨めいたします。
（ポーテンシー 濃さ は、それぞれの方によって異なります。）
ブレインフォグに対応できるレメディは、他にもあります。
ご自身に合ったレメディを服用なさってみてください。
最後に、味覚・嗅覚障害について、見てみましょう。
●味覚障害
MouseーTaste ーwanting , loss of taste ph-ac ① Phos ③
口 味覚 味覚を失う
MouthーTasteーwanting , tastelessness of food ph-ac ① phosナシ
口 味覚 食べ物の味がわからない
●嗅覚障害
NoseーSmellーwanting ph-ac ナシ Phos ③
鼻 嗅覚 喪失
点数がまちまちですが、ブルーローズでは、味覚・嗅覚障害の方には、Phosフォスの高ポーテンシーを服用していただくことが多かったです。
1～2週間の服用で、皆さま、素早く改善へ向かわれました。
最後に、またまた余談ですが、Ph-acフォス・アシッドは、受験勉強や受験ストレスで疲れ果てている受験生にも、素晴らしいレメディとなります。
（このお話は、いずれまたお伝えいたします。）
皆さまのお役に立ちましたら幸いです。
どうぞお大事にお過ごしください。
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられています。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。