ゴールデンウイーク中、お出かけの方も多いことと思います。
今日は、「乗り物酔い・つわり」の代表的なレメディを3種類ご紹介いたします。
乗り物酔いとつわり？
全然違うものじゃないか、と思われる方も多いことと思います。
しかし、ホメオパシーのセルフケアの場合には、原因（乗り物酔い・つわり等）は問わず、似た症状を現わす（吐き気や嘔吐等）という観点から、共通のレメディを用います。
つまり、症状がその方（人）に似ていれば、乗り物酔いの場合にも、つわりの場合にも、その他の症状の場合にも、用いることができます。
① Ｃｏｃｃ．（コクルス）
不規則な生活(介護・育児等)や疲労が原因の、睡眠不足による乗り物酔い(特に船酔い・ 飛行機酔い)。二日酔い。つわり。乗り物による移動で起こるめまい。方向感覚の喪失。 めまいを伴う吐き気。波などの動くものや、景色を見ること、上下の運動で症状が悪化。
食べ物の匂いを嗅いだり、見たり、食べ物のことを考えたりすることで吐き気。胃がうつろで空っぽな感じ。足がふらつく。気が遠くなる。反応が遅くなり、話し方が緩慢になる。 横にならずにはいられない。衰弱。頭痛(特に後頭部)・腰痛・背中の痛みを伴うことも。 ゲップとともに唾液が出る。金属の味の唾液。口内に苦みを感じる。飲食や煙草の匂いを 嫌がる。喉の渇きは強い。冷たい飲み物やビールを渇望。喉が詰まってつかえているように感じる。飲み込むことが困難な感じ。悲しみに圧倒されている感じ。
乗り物酔い対策としては、乗車の２０分ほど前に摂取。
時差ボケで、疲れすぎた感覚の時にも。
介護疲れや育児疲れの場合にも。
ペットの場合は、イライラして、よだれを垂らし、落ち着かない感じ。寒さや接触を嫌う。
【悪化】睡眠不足・精神疲労・冷たい空気・動く・座る・立ち上がる・移動中窓の外を眺める・騒音・コーヒー
【好転】横になる・休息
② Ｉｐ．（イペカック）
乗り物酔い。つわり。持続的に強い吐き気がする。吐いても吐いても吐き気が治まらない。大量の 唾液が出る。喉は渇かない。舌はきれいで舌苔がない。胃が垂れ下がっているように緩んで感じる。顔が青白くピクピクと痙攣する。
しゃっくり・咳・頭痛を伴うことも。
発酵した 粘り気のある緑色の便。
強い怒りが原因のことも。
【悪化】動いているものを見る・食べ過ぎ・脂物・豚肉・果物・匂い・暖かく湿気のある天候
【好転】新鮮な空気
③ Ｎｕｘ－ｖ．（ナックス・ボミカ）
食べ過ぎ・飲み過ぎ、疲労・過労で、胃・肝臓・消化器系が弱っている時の乗り物酔い。二日酔い。つわり。揺れや動きに過敏に反応。光・騒音・匂い・冷たい空気等に神経が過敏になり、イライラする。起床時に具合が悪い。割れるような目の奥の頭痛を伴うことも。吐き気があっても吐けない。もしくは、吐いた直後は楽になるが、また気分が悪くなる。消化不良。むかつき。胸焼け。腹部の膨満感。便通障害。
二日酔い対策には、飲酒の前に服用しても有効。
【悪化】寒さ・衣服の圧迫・わずかな動き・食事・刺激物・コーヒー・ビール・煙草の匂い
【好転】休養・横になる・暖かさ・熱い飲み物・ゲップ・嘔吐
いかがでしたでしょうか？
今日は、「乗り物酔い・つわり」の代表的な3種類のレメディをご紹介しました。
ご旅行の際などに、ご自分に近い症状のレメディを探し、お試しいただけたらと思います。
他にもいろいろなレメディがありますので、第2弾、第3弾をお楽しみに♪
第2弾はこちらをどうぞ 
①Cocc.コクルス関連記事
②Ip.イペカック関連記事
③Nux-v.ナックスボミカ関連記事
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられています。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。
