「今、熱が○○度です、レメディを教えてください。」
というご質問には、お返事ができません。
ホメオパシーレメディを選ぶには、さまざまな情報(症状)が必要だからです。
クラシカルホメオパシー のホメオパスの仕事は、
数千種類のレメディ の中から、そのクライアント様に 「最も適切なレメディ」=シミリマム を選んで差し上げることです。
それでは、
難病・奇病のかたが、 「最も難しい」 クライアント様なのでしょうか?
いえいえ、クラシカルホメオパシーでは、よく知られている病気であろうが、難病、奇病であろうが、そのようなことには関わらず、その方に 「最も適切なひとつのレメディ」 を服用していただきます。
それによって、その方が持っていらっしゃる すべての症状が同時に改善 へと向います。
難病・奇病が難しくて、よく知られている病気が簡単、などという区別は、まったくありません。
では、病名のつかない 不定愁訴 はどうでしょうか?
明らかに体調が悪くて、病院で検査したけれども、検査結果には異状なし。
とはいっても、やっぱり体調が悪いんだよね・・・
このような方は、とても多いと思います。
しかし、このような診断名のつかない病気の場合、
西洋医学ではあまり手の打ちようはありません。
「しばらく様子を見てください」 と言われるか、
もしくは、まずくすると、心療内科の受診を奨められることさえも。
このような方の場合でも、クラシカルホメオパシーでは、普通のクライアント様と同じように、その方の抱えている問題や、症状のすべてをお聞きして、レメディ を選ぶことができます。
未病の段階でも、対応ができるというわけです。
(その方が、家庭内や生い立ちで、仕事場で、学校で、人間関係で、抱えている問題をお聞きすることが、レメディの選択に繋がるなんて! と驚かれる方も多いかもしれません。
このお話は、いずれまた改めまして。)
どのようなクライアント様にも対応できる クラシカルホメオパシー。
では、一体どんなクライアント様が、
「一番難しい」クライアント様 なのでしょうか??
それは、例えばこのようなクライアント様です。
「高熱が出ています。何かいい レメディ ありますか?」 これ、本当にとても多いのです(>_<)
しかしながら、これではレメディ を選ぶことはできません。
高熱を改善するレメディ は、何百種類もある からです。
その中から、いったいどの レメディ をお選びしたらよいのか、、、??
「高熱が出ています」 だけでは、レメディ は選べません。
それでは、いったいどのような情報が必要なのでしょうか?
・ 熱はずっと高熱が続くのか? 熱がアップダウンするのか?
・ 一日の中で、何時に熱が高くなるのか? 一番つらい時間は、何時ごろか?
・ この症状はいつから始まったのか?
・ 何か心因的な出来事はなかったか?
・ 全身状況は、どんな感じか?
ぐったりしている、結構元気がある、眠り続けている、うなされている、、、
・ 精神状態は、どんな感じか?
めそめそしている、不安感が強い、イライラしている、、、
・ 主症状に伴う不随症状はあるか?
悪寒があるか?
汗が出る、汗が出ない ー 量は? においは?
頭痛はあるか? ー どんな感じの痛みか? どの部位が痛むか?、、
咳は出るか? ー どんな咳か? 空咳か? 痰の絡む咳か?
鼻水は出るか? ー どんな鼻水? 粘り気は? 水っぽいか?
鼻は詰まっているか?
喉の痛みは? ーどんな痛みか?
嘔吐や下痢の症状があるか? 色や回数は?
腹痛はあるか? ー どんな痛みか? どこが痛むか? (どんな気持ちになるか?)
めまいはするか?
背中や手足は痛いか?
節々が痛いか?
喉の渇きは? 喉が渇く、喉が渇かない、何を飲みたい?
食欲は? 何が食べたい? 何を食べたくない? 何を食べると悪くなる?
窓を開けたがる? 閉め切っておきたい?
部屋の温度は? ベッドの温かさは?
などなど。
このような 情報 をなるべく 多く いただけると、レメディ は意外とスムーズに選べます。
しかし、病院での3分間診療になれてしまっている方は、
医師に迷惑をかけないように、出来るだけ 簡潔に 症状を述べたほうがいい
と思い込んでいらっしゃる方が多いです。
実際に、医師が患者に症状を簡略に述べることを促す記事なども目にしますね。
「私の症状は、熱 と 頭痛 と 喉の痛み です。(以上!)」
(ホメオパスの場合には)
あのぅ ・・・ できましたら もう少し詳しく 症状を教えていただけますか?
ホメオパシー治療に用いるレメディは、数千種類もあるのです。
その中のどれがそのクライアント様に最もふさわしい唯一のレメディなのか?
ホメオパスは、心身両面の詳しい情報を必要としています。
「簡潔に」ではなく、「詳しく」 教えていただけましたら、クライアント様にとっても、ホメオパスにとっても、ハッピーな結果に近づきやすくなります。
「なんて、めんどくさい!」 と思わないでください。
選ぶまでに手間がかかったとしても、それは「最も適切なレメディ」を選ぶために必要なプロセスであり、選ぶことさえできたら、即効性があるのです。
ガンだって、アトピーだって、肺炎だって・・・
これに対して、西洋医学のような、一対一対応の薬だと、「簡単に」選ぶことができたとしても、
「あれ、まだ治りませんか? じゃあ、別の薬に変えてみましょうか。」
と、かえって時間がかかることも少なくないのではないでしょうか?
しかも、根本的には治らないため、症状を抑え続けなくてはならないので、ずっと薬を飲み続けることになる かたも多いと思います。
ホメオパシーの中でも、
クラシカルではない別の流派(プラクティカルホメオパシー)の場合には、
○○の症状には Aのレメディ、
○○の症状には Bのレメディ、
○○の症状には Cのレメディ、
○○の症状には Dのレメディ、
など複数のレメディを同時に処方・服用したり、
水やお茶の中に、ABCD・・・のレメディを、すべて入れて混ぜ合わせたりするようです。
これは、基本的な考え方としては、西洋医学の多剤投与(ポリファーマシー)と同じです。
ホメオパシーレメディ を用いる場合には、 副作用がない という点は、大きく異なりますが。
確かに、これにはこれ、これにはこれ、という、身体の一部分を標的とした「標準的な」やり方は、誰にでもわかりやすい(やりやすい)方法ではあるのですが、、、
効果はそれなりにしかないと言わざるを得ません。
( * プラクティカルホメオパシーでは、新型コロナ対策 のレメディとして、10種類 ほどのレメディを推奨している、という噂も耳にします。
やはり、この症状にはこれ、あの症状にはあれ、と 部分的に対応 させる考え方です。
ブルーローズでは、Phos.フォスフォラスだけで、すべての症状を改善 させることができていますね。)
クラシカルホメオパシーの場合には、
「Aさん には、Aのレメディ 」 (← 「それぞれの症状」 に対して ではなく、 「その人」 に対して です )
単一投与を原則としますので、
複数のレメディを同時に処方・服用することはありません。
今日は、身体症状を中心にして、お話させていただきましたが、
クラシカルホメオパシーの診療において最も大切なのは、
実はクライアント様の 精神・感情の状態の把握 です。
これにつきましては、いろいろな場面で、また改めてお話させていただきます。
これらの記事を通して、「本当のホメオパシーの診療とは、どのようなものか」 を感じていただけましたら幸いです。
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられています。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。
大好評
ブルーローズでは、引き続き自然治癒力をアップする
クラシカルホメオパシー相談を受け付けております。
ただ今、ご相談窓口は閉じさせていただいております
申し訳ございません