僕自身が引きこもり気質のせいもあるかも知れませんが、コミュニケーション能力という言葉に違和感を感じる人は少なくないと思います。「技術よりコミュニケーション能力」なんていう企業も少なくありません。それで発展してきたと本人達は思ってるのでしょう。
さて、日本の主要輸出品目は自動車と電子機器です。が…電子機器に至っては、海外の優秀な家電製品にシェアを取られ、今では殆ど輸出品としての利益はありません。何故でしょう?
一つは単純に性能の差でしょう。ダイソンの掃除機のような画期的な開発ができない。技術者を大事にしないから当たり前ですね。モノを作る人間よりバカ話な得意な人間が出世しますからね。
そしてもう一つは、余計な機能をつけ過ぎることですね。日本の家電製品は、これでもかというほど様々な付加機能をつけますが、それが消費者…特に海外の…にとっては使い辛さとなります。余計な機能がついていればそれだけ壊れやすいというのもあります。シンプルなものは美しいです。プラズマクラスマー付きのコピー機なんて誰が欲しがるでしょう。一々エアコンをスマホでつけたいと思う人間なんているんでしょうか?製造者は作ってて楽しいのかも知れませんが、使いやすさと分かりやすさを求める海外の消費者にとってはむしろ邪魔でしかない機能です。マーケティングがまるで出来ていません。それこそコミュニケーション能力がありません。海外の人達のニーズを無視して、自分達が作りたいものを勝手に作ってるだけです。意思疎通のカケラもありません。
今後日本の輸出は自動車産業や資源開発の技術投資に頼ることになるでしょうが、海外の教育や生活水準が高まれば(既に高まっていますが)、自ずと技術力も向上してくるでしょう。そうなると日本は本格的に輸出するものが無くなります。まさかコミュニケーション能力とやらが輸出できると寝言を言う人はいないでしょう。しかし魂が眠っている状態の多くの人は、そんなことを本気で言うのです。
輸出力が衰えることはそのまま輸入力が衰えることを意味します。そうなると食糧自給率の低さや大量生産・大量消費というシステムは日本経済に致命的なダメージを与えるでしょう。
