2023秋〈飯田線〉の旅④~飯田線秘境駅号~ | あぁるびぃの勝手にオフレボ探検隊

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前日に『ディスカバー飯田線号』で到着して

そのまま岡谷まで足を延ばし

この日、朝から〈飯田線〉の駅を2駅訪問して

戻って来た飯田駅

 

今日はここから『飯田線秘境駅号』に乗って

豊橋を目指します。

ホームではパネルを並べての記念撮影も

行われていました。

ドアはまだ閉まっており幕は『臨時』状態で

号車表記は特急 伊那路のままの自由席

車両の方はまだ支度中のようです。

お見送りの横断幕は数種類あるようです。

出発時の文字は「行ってらっしゃい秘境駅」

 臨時急行 飯田線秘境駅号 13:05 豊橋

定刻より5分遅れで飯田駅を出発

伊那路の深淵部へと旅立ちます。

 

出発時の車両案内は前日の『ディスカバー』

ほぼ同じでベースとなる台本があります。

前日チラっと見たけど20ページはありそうなボリュームでした

乗務する人によってはアドリブが入ったりで

個性が出るみたいですねウインク

 

さて『飯田線秘境駅号』は昨日乗車した

『ディスカバー飯田線号』で来た道を戻ります。

ただし、停車駅が違います。

赤枠で囲った列車と停車駅が

今回乗ったルートになります。

 

昨日と同じく天竜峡駅で乗務員の交替があり

改めて、挨拶の車内放送が流れます。

ここからの案内は女性車掌さんのようです。

 

天竜峡駅を出発するといよいよ

“秘境駅の宝庫”〈飯田線〉真骨頂

すぐに到着秘境駅ランキング20位千代駅

ごらんの通りホームは人が溢れてます。

そして秘境駅ランキング6位金野駅

と2駅連続停車します。

どちらも人里離れた山の中の駅です。

駅からは“通路”と呼ぶに相応しい小道で

坪尻駅のような、崖沿いの“けもの道”じゃないだけマシですが

一応、道路とはつながっていますが

夜中は歩けないような森の中を通らねば

ならないようなところにある駅です。

千代駅「駅名標に触ると長生きできる」

金野駅「駅名標に触ると金運が上がる」

というような都市伝説をつけ足していますアセアセ

 

存分にフィトンチットを吸収した後

天竜川に沿って2駅進み前日も立ち寄った

秘境駅ランキング5位田本駅

この駅はもう、集落はダムに沈み

坪尻駅と同じように登山道のような

けもの道が2本あるのみ。

この駅では、展望台への誘導と安全確認のため

JR東海の方が数人派遣されていて

出発時にお見送りをしてくれましたが

どうやって帰ったんでしょはてなマーク1時間以上列車来ませんが?

 

列車は再び天竜川を眺めながら進み

途中の温田駅

下り『飯田線秘境駅号』と行き違いをします。

先ほどの田本駅のJR東海の皆さんはこれで戻る訳ですね

 

そして到着秘境駅ランキング13位為栗駅

この駅もまた平岡ダム建設で

付近の集落がダムに沈み転居したため

駅だけがポツリと残った所。

対岸の集落からの道路は歩行者と

2輪車のみが通行できるこの吊り橋のみ

対岸にはダム建設に伴い湖岸道路が

整備された結果この駅へ来るより

両隣の温田駅平岡駅のほうが

アクセスが良いという状況になりました。

 

さて、天竜峡駅を出発し

怒涛の秘境駅ランキング上位駅4連着

ではありましたが

次に停車する平岡駅は天龍村の中心駅で

特急伊那路も停車する大きな駅。

駅は無人駅ですが、温泉・宿泊施設・物産店が

入った複合施設になっていて立派です。

駅前では『飯田線秘境駅号』運行に合わせ

天龍村の方による物産販売の屋台が並び

ご当地ゆるキャラも登場しての歓迎ぶり。

停車時間が16分と短めで屋台巡りをしてると

時間はあっという間ですアセアセ

下り『飯田線秘境駅号』は33分の停車時間が

あるのでゆっくりしたい方は下りをお勧めします

駅内には色々展示などもありましたが

発車時間も近づいてきたので売店で

屋台で買った豚串のお供を買って車内へ

肉にはアサヒスーパーでゅるぁぁ~ぃウインク生ビール

デザートのアイスも勿論グッ

出発の際は天龍村の皆さんがお見送りですバイバイ

ちゃんとした写真撮れて無かった

 

ひと時の賑わいの時間を過ごした後

お隣の秘境駅ランキング62位伊那小沢駅

かつてのダム建設資材中継駅で

ダムサイドへと続く道もあります。

コーポレートカラーのブルゾンを着た

JR東海の人が案内をしていました。

が・・・

俺はアイスが融けそうだったので

ほとんど車内で寛いでました爆  笑

 

次の停車駅はこれまた隣の

秘境駅ランキング10位中井侍駅

〈飯田線〉飯田方面からの長野県最後の駅

降りてはみましたが、急な崖に作られた

幅の狭いホームに人が溢れアセアセ

停車時間も7分という事で早々に車内へ

 

そして、いよいよお隣の駅

 

秘境駅ランキング3位

秘境駅のパイオニア拍手

と、車内の案内で言ってました

小和田駅に到着です。

秘境駅TOP3のわりに駅名標もホームも

綺麗に整備されていますね。

しかし駅舎の方はというと

こういう列車で来たので仕方ないですがタラー

まぁ、秘境駅感は無いですね笑い泣き

停車時間は15分しかないので急いで

見所であるポイントへ向かいます。

 

とんでもない道ですのでJR東海の社員さんが

先導して案内をしてくれます。

かつては製茶場だった建物。

半世紀以上放置された木造バラック

道路すら苔むすような環境ですので

痛みも激しいですね。

立ち入り禁止の張り紙もあります。

が・・・

既に手遅れの物件もびっくり

 

先を急ぎ、さらにダムへと降りていくと

小和田駅名物はてなマーク爆  笑

朽ち果てたミゼットトラック

 

ダムまでは行かず、途中気になったポイントへ

開けた場所には朽ちたストーブが放置

作業者の休憩場所だったのでしょうかね

 

その先の崖の下には

さらに朽ち果てたミゼットが2台

ここまでの道中、当時の車のパワーでは

上れないような急こう配です

それがこの地にあるという事は

上から転落したのかも知れませんが

今となっては誰も知る由も無くガーン

 

時間が来たので秘境小和田駅散策は終了

『飯田線秘境駅号』へと戻ります。

多くの来訪客の喧騒は列車が去った後

隔世のこの空間は再び静寂に包まれ

秋風にざわめく木々と、鳥のさえずりだけが

木霊する地になるのでしょう。

この小和田駅を最後に“秘境駅”として

停車する駅はお終いです。

やはりこの長野・愛知・静岡の3県境付近の

〈飯田線〉深淵部に“秘境駅”が集中しています

県中心部から離れた県境の地はどうしても

人口減少から逃れられません。

そして、人が去れば駅も路線も廃れていきます。

 

『飯田線秘境駅号』は昨日立ち寄った

大嵐駅を通過し

S字橋りょうを越え

通過する中部天竜駅からのお見送りに

手を振り返ししばらく走ると浦川駅に到着。

時刻は16時過ぎ、陽も傾き始めてきました

豊橋から来た普通岡谷行きと列車交換し

終着の豊橋駅へと出発します。

ここまで3時間半、残り1時間半となりました

11月のこの時間になると山間部は薄暗く

車窓もぼやけてきます。

 

長篠辺りですっかり陽も暮れました

〈東海道線〉と並走し間もなく終着の豊橋駅

車内放送で車掌からのお礼の放送が入ります。

その放送で「車窓左を見てください」

豊橋運輸区横の駐車場からJR東海の皆さんが

ペンライトを振ってお出迎えです。

そして、建物の壁に「おかえり~」の投影

ご丁寧にイラストの秘境駅号も動いてる!!びっくり

そして豊橋駅のホームに到着。

『飯田線秘境駅号』5時間の旅は終わりました。

 

この2日間『ディスカバー飯田線号』

『飯田線秘境駅号』の2列車に乗って感じたのは

ビジネスライクとか堅物とか新幹線オンリー等

言われているJR東海ですが

やはり、現場で働いている人達の中には

「鉄道が大好きな人も多いんだな」

再認識出来た事ですかね。

 

臨時運行のイベント列車ですが

この5月にも3日間の運転があります。

気候のちょうど良いこの時期に〈飯田線〉

もう一度訪れるのも悪くはないと思います。

ただ、今度は時間をたっぷり取って

普通列車で秘境感を堪能したいですねウインク