2023秋〈飯田線〉の旅②~ディスカバー飯田線号~ | あぁるびぃの勝手にオフレボ探検隊

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11/3朝先週と同じ伊勢中川駅より

 近鉄特急 6614列車 7:19 名古屋 に乗り

名古屋へ出る。

先週は北陸へ向かうために名古屋駅から

特急しらさぎ3号に乗車しましたが

今回は 快速 8:29 豊橋 に乗り豊橋駅

サブクエストのため観光案内所に寄ってから

〈飯田線〉ホームに向かう。

発車案内には 臨時 9:50 飯田 の表示。

下のスクロールで

急行『ディスカバー飯田線号』の停車駅案内

まだ、少し時間があるので

駅そば屋でモーニングきしめんラーメンニコニコ

 

準備も整った所でホームへ向かう。

発車ホームの1番線では多くの人が

写真を撮ってます。

JR東海の汎用型特急車両373系

方向幕は『臨時』表示になってますね。

 

乗車口となる1番線の入り口では

横断幕を掲げお出迎えです。

 

そして車内に乗り込みます。

終着の飯田までは5時間45分の乗車アセアセ

旅のお供も忘れずにグッ

ビールが無いのは途中駅で下車する時に

酔っぱらってられないから爆  笑

 

定刻『ディスカバー飯田線号』豊橋駅を出発

ホームからたくさんの駅員・運転手

車掌さんがお見送りです。

 

ホームを抜け豊橋運輸区の敷地からは

運転手に車掌さんがずらりとびっくり

 

そしてワイドビューチャイムも高らかに音符

車内放送で『ディスカバー飯田線号』

案内が流れます。

配られた沿線ガイドに目を落とし聞いていると

「この列車にはWiFiの設備はありません

そして、この先4Gどころか電波が届かない

山奥へと向かいます。

どうか皆様、現代社会から解放されたひと時を

存分にお楽しみください」

車両・路線を逆手にとった自虐放送笑い泣き

そしてお願い事項が

「飯田線の魅力をSNSへどんどん発信して

PRもよろしくお願いします」

この車掌さんなかなかの名調子ですニコニコ

 

そうこうしていると

最初の停車駅新城駅に到着です。

特に秘境駅ではない町中の駅ですが

20分程の停車時間があります。

その停車時間で地元の方が駅舎内で

お菓子の販売をしていました。

この間に豊橋を10:08に発車した

特急伊那路1号を先行させてから

『ディスカバー飯田線号』は出発

新城駅で買ったお菓子を食べてると

やがて線路は大きくS字を描き

戦国時代武田VS織田・徳川連合が戦い

織田の鉄砲三段撃ちで有名となった

長篠の合戦場を抜けていきます。

 

次の停車駅は三河槇原駅

この駅は特に秘境駅ではないですが

「愛知県民の森」の最寄り駅

そして、でっかい岩山があります。

この辺りの地質は岩盤の上なのか

〈飯田線〉が沿うように走る脇を流れる

宇連川の川底は板敷側と呼ばれる形状で

陽光の加減で川底が金色に輝いてますびっくり

夏場の中京地区の避暑地的な所だそうです。

 

一駅進んで柿平駅に到着

秘境駅ランキング174位となんとなく

幕下感がある駅ですが。

1面1線で一部普通列車も通過するという

閑散ローカル線の洗礼を受けた駅

普段ワンマン運転の普通列車が来るだけの駅に

100人を超える乗車の列車が来たら

ホームに人があふれかえり

まるで名古屋駅状態爆  笑

この駅に停まるイベント列車は

この下り『ディスカバー飯田線号』

下り『飯田線秘境駅号』だけです。

 

柿平駅を出発するとすぐに隣の駅

三河川合駅に停車します。

山の中にある広い敷地を持つ

1面2線の交換可能駅。

国鉄吸収前の私鉄同士の接続駅

そして、国鉄時代は宇連ダム建設の

資材基地として活躍した駅です。

〈飯田線〉の歩みを知ることが出来る駅でしょう

実は三河槇原駅右矢印柿平駅右矢印三河川合駅

3駅連続各駅停車です

普通列車が7分で移動する区間を

急行なのに22分かけて走るのです笑い泣き

ここまで時間調整しながら走るのは

この三河川合駅で上り特急伊那路2号

行き違いをするためのようです。

 

単線の〈飯田線〉で交換可能駅は限られるうえ

せっかくのイベント列車なのに

なんの変哲もない駅で止める訳にも・・・

そんな“鉄心”?の結果なのかもしれません。

まぁ、3分間隔で停車はここが最後です。

次の停車駅浦川駅までは20分ほどあるので

車内でゆっくりできる。

 

と思ったら5分程で東栄駅に停車

独特な外観を持つこの駅舎びっくり

この地区の祭りで使われる鬼面をモチーフに

建てられた駅で祭りは重要無形民俗文化財に

指定されているようです。

この駅で普通 豊橋と行き違いをします。

かつて急行伊那の停車駅であった東栄駅

ドア扱いはしなくても臨時とは言え

この急行列車をここで行き違いのため

停車させたのは何か意図したのでしょうか?

そして、この駅が愛知県の〈飯田線〉最後の駅

 

通過しますが隣の出馬駅(いずんま)からは

静岡県浜松市!?どんだけ広いねん浜松市!!びっくり

この間に車掌さんからクイズが出ましたが

3択の答えの中に

「運転手〇〇の誕生日」という選択肢がはてなマーク

実は出発時からやたらと車掌氏が運転手を

イジル車内放送を繰り返し笑いを誘ってる爆  笑

答えの後も

「運転手〇〇の誕生日は□/□です

プレゼントは前後6ヶ月間受付中です」

などと・・・

思わず「1年中やん!とツッコみたくなる

放送も入ります笑い泣き

 

そして静岡県内最初の停車駅浦川駅

島式ホーム1面2線に2本の側線。

ここもセメント積み出し駅として貨車が

行きかっていたようです。

今はひっそりとした駅前、地元の人の姿は無く

『ディスカバー飯田線号』の乗客だけが

散策をしています。

色褪せたアーチが哀愁を誘います。

15分の散策を終え次の停車駅へと向かいます

 

次の停車駅は中部天竜駅

車掌さんが子供の頃お連れて来てもらったと

思い出を語る『佐久間レールパーク』が

あった駅です。

この駅は有人駅ですので

駅員の皆さんがお出迎えしてくれます。

そして、皆ゾロゾロと移動する先は

14年前に閉館した『佐久間レールパーク』

臨時列車の運行に合わせ跡地の見学です。

もちろん建屋の中にも入れます。

資料的なものは撮影禁止でしたが

2009年11月の閉館で時を止めた時計

そして、かつて0系新幹線や鉄道黎明期の

車両が並んでいたであろう跡地。

様子を見に来た乗務員の方も思わず

「懐かしいなぁ~昔のままや~」と声を漏らす

レールパーク見学時間も含め38分と長めの

停車時間が設けられてたので少し駅周辺の散策

天竜川にかかる橋の上から見える

歩行者専用の吊り橋を眺めたりして過ごす

駅に戻るとしばらくして遮断機が下り

豊橋から2時間かけてやって来た普通列車

到着しました。

この列車は 普通 12:50 岡谷 行きです。

この先長野県岡谷市まで6時間の運行ですガーン

 

つかハッ

1時間後に出発した普通列車に

急行列車抜かれてますけど!笑い泣き笑い

 

そんなドラマが起きた中部天竜駅

お見送りをうけて出発です。

 

いよいよここからが秘境駅の宝庫〈飯田線〉

真骨頂のエリアに突入です。

が、その前に通称『S字鉄橋』を渡ります。

正式名称は「第6水窪川橋りょう」

〈飯田線〉の名物渡らずの鉄橋です。

そこに近づくとガイドのアナウンス。

車掌が運転手「私から最後のお願いです

運転手〇〇さん、最徐行で鉄橋を渡ってください

お願いを聞いてくれるなら警笛をお願いします」

そして、その後ファ~ンピリピリと了解の警笛が爆  笑

ゆっくりと進入する『ディスカバー飯田線号』

S字鉄橋と呼ばれる通りS字カーブなので

列車はカントのために傾きます。


川を渡り対岸へ向かうと見せかけて

また逆方向へ曲がり込み

もと来た川岸へと戻ります爆  笑

元々トンネルで抜ける予定だったものの

貫通直後から崩れ始め仕方なく

鉄橋で迂回したためこうなったのだとか。

 

そして、橋の上では保線作業員が点検中

鉄橋を渡る前の警笛は

この保線作業員への列車接近の合図でしたが

状況を上手く利用しアドリブを利かせた

抜群のコンビネーションですね笑い泣き

 

やがて〈飯田線〉最長の長さのトンネル

5062mの大原トンネルを抜けると

停車駅大嵐駅おおぞれと読みます。

この大嵐駅は大嵐トンネルと

大原トンネルの間にある駅です。

佐久間から続いてきたこの線路は

佐久間ダム建設の際に旧線が沈むため

付け替えられた線路です。

 

駅前から少し歩くと廃線跡が見れます。

旧線跡は舗装され車道になってますが

途中に旧大嵐駅のホーム跡とその先に

トンネル跡が残っています。

この駅で行き違いするのは

9:22上諏訪発豊橋行き普通列車。

豊橋まで7時間かけ走る列車です。

 

さて、この隣の駅が伝説の秘境駅小和田駅

なのですが下り『ディスカバー飯田線号』

通過します。

そして長野県に入り平岡駅で運転停車。

ここで上り『ディスカバー飯田線号』と交換

車内の乗務員の交替もあります。

 

〈飯田線〉は引き続き天竜川に沿い

水力発電ダム平岡ダムによってたっぷり

水を蓄えた天竜川

14時半といえ、11月の山間部は陽も傾き

木々の紅葉を際立たせますもみじ

 

そして下り『ディスカバー飯田線号』

唯一の真の秘境駅停車ともいえる

秘境駅ランキング5位

小和田駅の3位に次ぐ〈飯田線〉No2秘境駅

断崖絶壁に作られた駅田本駅に到着です。

前後はトンネルで隔てられ

ホームは人がすれ違うだけの幅しかありません

かつて有った集落はダム建設と共に湖底に沈み

2本ある駅へと通じる道もけもの道です。

明かりも無く、夜間の駅来訪は不可能

グループに分かれ乗務員さんの案内で

階段を昇りトンネルの上に向かいます

 

そして、このトンネル上からの景色

電化路線ですので架線が煩い感じがしますね。

 

この田本駅が下り『ディスカバー飯田線号』

立ち寄り駅のラストとなります。

終着の飯田駅までは残り30分少々

車内の乗務員の方も平岡駅で入れ替わり

豊橋運輸区から伊那松島運輸区の方に

変っています。

そして、車内を回り乗車のお礼と

飯田の伝統工芸の水引をあしらった

手作りのボードを持って写真サービスです。

 

車窓に流れる天竜川を

鉄橋で渡り川が右手に変わった頃

天竜峡観光の玄関口天竜峡駅に到着。

観光される方はここで下車。

そして、豊橋から乗務されていた

運転手・車掌のコンビはここで交代します。

最後の挨拶は丁寧でおふざけは無しでしたニコニコ

 

後は終着飯田駅まで20分ほど

さすがに乗客の皆さんもお疲れモードニコニコ

静かに飯田市内へと入ります。

 

15:40分豊橋から約6時間

『ディスカバー飯田線号』は終着飯田駅に到着

横断幕を掲げお出迎えです。

信州のゆるキャラパネル勢ぞろい

そして、JR東海飯田線公認キャラ

駅メモより為栗メロのパネル

 

さて、飯田駅に到着し

これで『ディスカバー飯田線号』での

〈飯田線〉乗車は終わりましたが

折返しは明日になりますので

このまま〈飯田線〉を進んで行きますよニヤリ

 

次回は~ふらっと飯田線途中下車~