さて、作業台に載せて枠を外し、
ボロボロの紙を剥がしたところです。
骨が3/1近くありません。
そこで、近所のホームセンターでなるべく近いサイズの角材を見つけてきました。
14mm×14mmのラワン材。
幅は少しだけ太いけど厚みが一緒なので
これにしました。隠れて見えなくなってしまうところなので、
特に細かい調整はしてありません。
要するに下紙の受けになればよいのです。
障子の場合、杉とか栂の材料で、ここから同じサイズになるまで
カンナをかけて組めば、同じ様な方法で楽に直すことができます。
組む部分はお互いの材の幅に「ノコ」を入れて…
半分の厚さに細い「ノミ」で突くと材が柔らかいので
簡単に「仕口」ができます。
細い材の場合、小さくて刃の細かい「ピラニア鋸」みたいのが
切り口もきれいだし加工もしやすいですよ。
これで骨の修復は完了。
次は下紙を貼ります。
専用の「受け紙」というのがあるのですが、
今回はたまたま倉庫にあった「クラフト紙」を使いました。
裏面には「茶ちり」のロール紙を貼りました。
このふすまは押入れ用なのでいいのですが、
間仕切り用だと西日が差しこんだ時に骨が透けてしまいます。
だからホントは下貼りには厚めの紙を使った方がいいです。
強度的にはこれで問題ありません。
気を付けたいのは、糊をつけるとき、
障子のように骨だけに糊をつけるやり方だと、
シワになって取り返しつかなくなります。
紙の裏全体に糊をつけましょう。
乾いたら、さらにこの上に「茶ちり」を使って「袋はり」という
工程に進みます。
続く