村上春樹を読むわりにはJAZZは詳しくない。
ただ幼少時に休日になるとクラシックとJAZZとスクリーンミュージック(主にミュージカル)のレコードがガンガン流れているような家に育ったので、名前も曲名も分からないが聴いたことがあるJAZZがうっすらとあるような感じ。
20代後半になってからかなあ、JAZZもたまに聴くようになったのは…。
と、言っても幼少時に聴いていたのが何だか分からないのでとりあえずマイルス・デイビスから入った。そこからそんなに広がってはない(爆)。
Bill Evansは名前は有名なので知っていたがマイルスに参加している時の音源を聴いたことがなかったのでずっと聴いたことがなかった。
*否、幼少時に聴いたことがあったかもしれないが不明とも言うな。
最近になって洋楽のR&Bを手っ取り早く把握したいので音楽配信のAWAの登録をしてみた。トライアル期間を過ぎたらフリープランになるのでフルでは聴けなくなるがyoutubeより聴いたことがない音楽を探すにはとても適している。
サーチしなくても「MOOD」から気分にあったプレイリストが適当に探せる。例えばPOPSやDARKとかLOVEとかR&BとかROCKとかJAZZ&BLUES等など。
ここ数日間ずっとR&Bを選んで色々聴いていたら、「違うんだよな」と言う心の声がした。
私は歌声フェチなので自分の心の琴線に引っかかる歌声は意外と本当の意味ではストライクゾーンは狭い。
*そんな意味では色んなアーティストのこの曲は好きだ!は多いがこのアーティストをずっとずっと聴いていたい…というのはかなり少ない。
イージーリスニングでノリで聴く分にはこのアーティスト達がR&Bではどうやらわりと好みらしい、と言うのはピックアップできたが、自分の今の気分はR&Bではない音楽を求めて始めていたらしい。
もう、気分が変わったのね…(爆)。
モードの画面に戻してふとJAZZ&BLUESを開いてみる。
何気なしにしっとりめの曲が多そうだったプレイリストを再生した。
それはBill Evansの「I Wish I Knew」だった。
言葉のいらない音楽を聴きたかったから、それはとても心に響いた。
シンとした夜にいきなり心に響いたので驚いた。
驚いて時が止まった。
途方にくれて涙ぐんだ。
ピアノを聴いて涙ぐんだのは多分初めての経験かもしれない。
教訓:音楽は神からのギフトである。
↓Bill Evans“Walt fot Debby”