龍平とキジムナー斉藤。(修正有り) | wandering blue

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浮気者のjanisです(爆)。

因みに、本命と言う存在があるのか?もよく分かりません(笑)。1人または1つのアーティストに長くハマり続けた事がほとんどありません。

飽きっぽいので色んな、アーティストの間を行ったり来たりしてます…。


多分、一番長く続いたのが聖飢魔Ⅱだが、それさえも解散間近の2~3年前の時にはライブに行かなかったりしてるし~(爆)。


エイトのアルバム発売間近とライブ当落で盛り上がってますが、龍平もチェック中~。

さて?Eighter兼洋楽ROCKファン、Eighter兼フィギュアスケートファン、…にはコメントを頂いた事がありますが、Eighter兼松田龍平ファンと言うレアな方はいらっしゃるのだろうか??いらしたら、大歓迎です、お待ちしています(笑)。


…土曜日の夜と言うよりも、日曜日の早朝に「八月のかりゆし」、やっと観れた!ミズタクが北の地で琥珀掘りしている姿から、一気に夏、沖縄、海…若いテルに飛ぶと…同一人物とは思えない…(笑)。しかし、声はやはり龍平。

以下ネタバレ有り。(今回、民俗学絡みなので、ウィキペディア丸写しだ…)



「八月のかりゆし」


高橋巌監督
2003年

テル:龍平
マレニ:末永遥
アキ:Tama
キジムナー:斉藤和義

リウボウ:村山富市
マレビト:北川えり

柳口タダシ(テルの父親):嶋田久作

エイミ:きゃんひとみ



かりゆし(嘉利吉)…沖縄方言で、「めでたい」「自然との調和」などの意味。


マレビト(稀人・客人)…時を定めて他界から来訪する霊的もしくは神の本質的存在を定義する折口学の。折口信夫の思想体系を考える上でもっとも重要な鍵概念の一つであり、日本人の信仰・他界観念を探るための手がかりとして民俗学上重視される。


キジムナー…沖縄諸島周辺で、伝承されてきた伝説上の生物、妖怪で、樹木(一般的にガジュマルの古木であることが多い)の精霊。



沖縄舞台のファンタジー?マブイ(魂)の話である。



あらすじ。

17歳の高校生、テル。民俗学者で遊び人だった父は幼い頃に行方不明となり、ユタと呼ばれる霊能師だった母も最近他界した。

テルは、親戚の謝花家を頼って母の故郷にやってくるが、そこで14歳の従妹マレニと出会う。彼女はユタになる為にチルおばぁの元で修行を積んでいるが、普通の人には見えない霊が見えてしまう事に抵抗を感じていたのだった。そういった超常現象は全く信じないテルだったが、マレニとはすぐに打ち解けた。

ある日、謝花家の庭にある大きながじゅまるの木の下に居る精霊・キジムナーに導かれて、マレニが急にふらふらと歩き出して行ってしまった。それを見たテルは、チルおばぁに促され彼女に付いて行く事に。途中でマレビトを研究しているアキとも出会い、3人は過去を探す旅に出るのだった…。



…バス停に降り立ち、バスが発車して、エレキギターケースとバッグを持つ後ろ姿の龍平ショット…半袖の腕から出ているところで違和感…腕が…なんか日焼けしてないか?普段より黒い(爆)。思った通り、メイキング映像でやはりこのシーンは天候の関係で後の方に撮影していた。

キジムナーと言う沖縄圏で呼ばれる精霊みたいな存在がいるのだが、私が初めてキジムナーやマブイと言った言葉を知ったのは吉田秋生(「BANANA FISH」が代表作か?)の描いた「YASHA-夜叉」「イブの眠り」の一連の漫画。キジムナーとして描かれていたのは子供の姿だった…。

で、映画では髪ぼさぼさってしたアロハシャツ着たサンシン(三線)を弾く…斉藤和義(爆)…キジムナーなので一言もセリフはない。

…監督、大胆なキャラにしましたね~。


あ、音楽を手掛けたのも斉藤和義。


無言で、キジムナー斉藤は、自分の姿が見えるマレニに、手振りで「おいで、おいで」したりする。しかも無表情…。龍平より、目立ってる(笑)…目が離せないキジムナー斉藤(爆)


そして、テルの父親役は、嶋田久作さんなのだが…ん~…龍平と似てない(爆)。


…身長だけは父親譲りかもしれないが、ライブハウス兼食事処みたいな店内で、カウンターにいる店長の?女性が、テルにアロハシャツを着せて「(父親)そっくり」と言うシーン…嶋田久作とは龍平、似てないっす(爆)。(2回も書いてしまった)


マレニ役の女優と、マレビト役の女優の眼力が半端ない。因みに設定は14歳と言うマレニ…14歳には見えないんだが…、16歳くらいに見える(爆)。マレビトも設定では少女と書いてあったが、少女と呼ぶには…(爆)


…テル役はどちらかと言うと、テル自身は今まで片親に育てられて父親に反感を持つ少年で、そんな境遇のせいか母親を亡くしても、どこか冷静で冷めている、でもそれなりに普通な男子だと思った。


あまちゃんのミズタクや、行天を観た後だと、龍平、若いっ!!と思いつつ、声のトーンがでも、やはり龍平なんだよな~。この人、今も昔も声が(喋り方?)変わってないように思えた。見た目より、張った声はトーン高いと思う。


面白かったシーンは、沖縄郷土料理がイマイチ慣れないテルが、叔母さんに朝ご飯何か?聞くシーン。

叔母さんに「山羊。」と言われて、固まったままテルが「山羊…」、叔母さん「山羊。」テル「山羊…」と繰り返すカットなのだが、だんだん顏がアップになるので、「山羊。」の一言が重い(笑)。私も山羊はちょっと無理かも…(笑)。


同じく別の日(時間軸的には「山羊」より前)に、食べなれない朝食を食べていたテルのところに、マレニも朝食をとりに来たシーンもコミカル。マレニは普通にトースト(笑)。何か言いたげで、言えないテル(カメラは引きで撮っている)、全身からにじみ出る表現力。龍平がコミカルな演技しているのがたまらん(爆)


…ストーリーは、映画としてはセリフが少ない印象を受けた。声を発しないキジムナー斉藤(笑)や、マレニやテルが霊視したビジョンはほぼサイレンス…。



…マレビト=戦時中に亡くなった沖縄の女子なのだが、沖縄の戦争時代の、日本兵と沖縄女子のボタンが掛け違ってしまった悲恋が呼ぶ、マブイの話なので、ハッピーエンドな終り方でなかったら、どよ~んとしてしまいそうなシーンも多かった。



この映画は結構、ストーリーも抽象的にぼかしていて、説明が少ない。マレビトの過去を知るシーンに実験的な手法を使っている。



…映画の評価をざっと読むと、大半がストーリーが良くないと言う意見(爆)。そして龍平には出てほしくなかったと言う意見(爆)も…。分からないわけではない…か??



私としては、龍平がコミカルな演技をするのが好きなので、その辺は見どころあった。それ以外は、う~ん、龍平が三線を弾く姿が見れた事とか…キジムナー斉藤がおかしかったとか…。そうね…ストーリーは曖昧かも…。ファンタジーとして描くならば、もっと大胆に振り切ったほうが良かったのかな~??


…テルとマレニのキスシーンがあるのだが、従妹とキス…。いや、まあ、マレニがマレビトに憑依されている状態みたいだから、いいんだけど…やっぱり、従妹とキス(クドイか?)…ストーリーに難ありと言われてしまうのは、その辺のツメの甘さかな~?


…映画が終わってから、よく「続き」を妄想(または想像)したりするよね?


それから…のテルとマレニの関係は…?と余韻で想像した時に、あのキスシーンは必要だったかなって思ってしまうのだった。


ハグだけで十分だったと思う。


*龍平のキスシーンに妬いているわけではありません、そんなに乙女じゃないので(爆)


龍平のコミカルな演技とキジムナー斉藤と、流れる三線が、心地よい…と言う映画だったな~。


…そうですね…「山羊。」のシーンだけ、繰り返して、観て、笑いました(笑)


(凄い長いブログ書いてアップしてから、キジムナーをキムジナーとすべて書いていた事に気づいた…流石に修正させてください…爆)