第1話 その3・・

 

 

 

未来の扉を開けたくて

御仏の御心に近づきたくて

一人ではじめた「100日祈願」

 

毎日毎日 朝陽とともに一心に

毎日毎日 誰かの応援に力を得て

 

誰かとの未来

皆と新しいセカイを夢見て

歩み始めた 紫陽花の空2020

 

 

 

 

 

・・息が止まった

 

・・時が止まった

 

何が起こったのか

理解するのに時間がかかった

 

「汚い言葉の悪魔女」の誘惑に

まんまとはまってしまった

誰かの言動…

 

私の胸が張り裂けた

誰かの告白…

 

私は見てはいけないものをみたのだと思う

私は知らなくてもいいものを知ったのだと思う

 

 

 

なぜ?

なぜ??

なぜ???

 

なぜ悪魔と・・

なぜ悪魔と手を組んだのか・・

 

 

 

 

 

その日を境に

天と地は入れ替わり

 

天の岩戸隠れの神話のごとく

太陽は闇に溶け

声は風に流れ

地割れの隙間の奥底にのぞく赤いマグマは

悲しみに染まった…

 

 

 

 

 

汚い言葉の悪魔女

まるで 誰かの妃 の振る舞い

他の民衆見下して

まるで 誰かのセカイの女王 の言動

 

「彼は私の言うことは何でも聞いてくれる」

 

民衆に公言し歩き、飲めや歌えやの大祭り

 

裏路地のネズミや 山奥のクマにも言いふらし

誰かの周りにいる取り巻きや知人友人応援者

すべてに ”裏” で上からの物言い大乱投

 

連日続く宴や祭りの賑やかさに紛れ

私にだけは牢獄送り

見えてるはずの 姿フル無視

聞こえてるはずの 声フル無視

 

 

 

 

 

やがて "裏" でも内乱勃発

「やめて下さいDM」

「やめて下さい悪口」

「発言しないでください気分悪くなる」

 

何人も何人もが

何回も何回も お願いするも

汚い言葉のお魔女は

その頃すっかり「悪魔の境地」

 

 

聞いてるふりして 高笑い

謝る言葉を並べて 舌を出す 

常に上から

常に誰かの御妃気取り

 

 

 

 

 

「誰かさんは私のもの」

 

「誰かさんは私のいうことは何でもきいてくれる」

 

「何度でも言う!誰かさんは私のもの!」

 

 

 

 

 

汚い言葉の魔法使いと民衆の争い

なりふり構わず、誰彼構わず、投爆し

あっちもこっちも

裏も表も 

ギスギス山のトゲトゲ密林

 

民衆たちの嘆きや亡骸

狼煙のように天にのぼる

 

嗚呼…

”アオのセカイ” が崩れてく…

次々、次々、離れてく…

 

 

 

 

 

”裏”のDM大炎上

傷つく民衆意を決し

誰かに出した陳情書

 

でももう手遅れだったみたい

誰かの魂 すっかり悪魔が爪立て鷲掴み

 

民衆ら 逃れ逃れ辿り着き

勇気を出して声にしたSOS

虚しく誰かに相手にされず

民衆ら 傷つき力尽きて野垂れ死に

 

 

それでも

皆誰かを想って涙飲む

 

誰かを今以上傷つけたくなくて

誰かを今以上応援したくて

誰かを今以上愛したくて

皆誰かに未来託してbluebirdを手放した

皆誰かを想ってameの命そっと閉じる

 

私に遺言残して召されてく…

 

 

 

 

 

今いずこ、友たちよ。。

今いずこ、愛の人たちよ。。

 

今私、

来る日も来る日も 涙をのんで

笑顔のペルソナ

 

来る日も来る日も 月に祈って

月夜のマスカレード