業は返るシリーズ、暗い話ばかりでも怖いでしょう。
よい話もある。
私はだいたい、その人の何かしらの未来が感じられるので、
それを元に伝えもする。
輝きをけっして埋もれさせないために
鑑定師になる以前の事。
今思えば、自分の能力(未来予知)を使って
人を発掘していた。趣味:未来予知
その当時、ある若者に対して、皆は「たいしたことがない」などと言っていた。
私はそうは感じなかった。
周囲に埋もれない道が用意されている。
初めて会ったときにすでに声をかけ、
しかし若さ故か、もう自由奔放、お猿のよう。
10代の遊びたい盛り、遊ぶことが楽しくて仕方がないだろうけれど、
環境が道を変えてしまう。
そのまま埋もれていくつもりなのか⁉
腹ただしくもあり
「やるのかやらないのか、どちらか決めろ」
と伝えた。
その子は、きょとんとしていた。
その日から間もなく、
その子が、私の姿を見つけてやってきた。
「僕はやります。見ていてください」
それから数年後、いまやフォロワー40万越え
(正確には42万人。今現在)
その子と会うことはなくなったし
いつかまた会う時がくるとも思わない。
けれど、よい出会いでした。