守護の力かは定かではないが
私は外に出ると、その場の滞りを整えるように、何かしらの問題を知らされることが多い。
人との出会いもそのひとつ。
闇を抱える人は、その闇が噴出する。
悪事を働いている人には、できるだけ遭遇したくない。
その人間の悪事は露見していくし、私に攻撃すればおおむね消えていく。
今の道に入る前の事。
横領に出くわすこともあった。
私が記した金額が書き換えられていたので
「私が書いた伝票と、これは金額が違っている。なんで?」と、横領者(犯人)の前で口にした。
特に他意はなく、ただ「なんで?」と言ったわけだが
そうして、横領した人間は全勢力を尽くし、他の従業員も使った虐めを開始する。
女のいじめなどしょうもない。
体育館ほどのサイズ、二階建ての建物を、私一人で雑巾がけさせたり(モップはあったが、使うのを禁止された)
外部の仕事の真っ最中に、使っていた電源を落とされたり
まぁまぁいい感じに陰湿ないじめを体験した。
私はいじめに屈するタイプではない。
やりたいようにやらせていたが
女たちは集団になって、私がやってもいないことを「やった」と社長に報告し、私を「仕事ができない」「辞めさせろ」と・・言っていたらしい。
いやいや、やめるのは自分やん。
(ちなみに私は、ゆくゆく店舗を任せられる流れで、社長にはとても良くして頂いていた。)
社長は頭の良い人だったので、そのまま鵜呑みにせず、本当にそうなのか、と問うてくれた。
それで私は「その人物が横領しているであろうから、調べた方がよいのでは?」と報告したのかな。
愚かである。
その後、その横領者も無事に解雇されたのだった。