1月17日に、阪神・淡路大震災から29年目を迎えました。
わたしの両親が神戸で被災したので、
当時の神戸の状況は忘れることができません。
幸いにも両親は無事でしたが、近所の家屋が倒壊し、
高速道路が切断された状況に、ただただ唖然としたのを覚えています。
そして、今回の能登半島の地震。
阪神・淡路大震災の被災者にとっては、
痛いほどわかる地震の恐怖と愛する人を亡くす悲しみ。
だからこそ、
「共に」というメッセージが17日のイベントには掲げられました。
地震を含め自然災害の多い日本は、
世界が毎回その被災状況と復興に注目しています。
阪神・淡路大震災の時も、ご記憶にあると思いますが、
日本人の秩序ある行動、そして他の方を思いやる尊い気持ちに、
世界中から賞賛を受けました。
そして、その復興の速さには驚愕していました。
私自身も、毎回神戸を訪れるたびに新しく生まれ変わる姿に感動しています。
先日の羽田での日航機事故に関しても、
フライトアテンダントの方々の迅速で的確な指示のもと、
乗客全員がすみやかに従い、
全員命が救われたことは「奇跡」と賞賛されましたね。
本当にこれが海外のエアラインで外国人の乗客だったら・・・
よく欧米と比較されるとき、
個人主義の悪い側面として秩序の無さが報道されますよね。
しかし、日本人の道徳感とか連帯感、思いやりの精神が、
こういった最悪の状況下でも秩序を守って行動し、
幾度となく目覚ましい復興を成し遂げた姿に
「まだまだ日本はすてたもんじゃない！」と思うのです。
わたしはカナダに長く住んでいますが、
意外にもカナダ人も⚪️国と比較すると秩序がある方だと思います。
きちんと列に並んで順番を待つし、ボランティア精神も強い。
そして、そのカナダ人から、日本人としての素晴らしさを褒められた時、
いつも誇らしい気持ちになります。
今、わたしの周りのカナダ人にとっての人気旅行先としては
日本がダントツです。
災害の多い国だけど、観光地としても、そして何よりも
日本人の魅力に惹かれる外国人が多いことは嬉しいですよね！
