突然のかっちゃんからのメール!!!

 

 

しかもハルといる時というこの上ないタイミング・・・ビックリマーク

 

 

 

「えっ!!桐谷君からメールなんだけどっ!!あせる

 

「えぇ!?何で!?」

 

 

2人で何事かと思ってそのメールを恐る恐る開けると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「休みのところ悪いんだけど、

 前に渡した○○の資料って持ってる?」

 

 

 

仕事の話かよっ!!叫び

 

 

2人揃ってついツッコんでしまうようなつまらないメール汗

 

 

普通に会社に置いてあるよと返信すると、

 

 

 

「そっか。良かった。ありがとう」

 

 

えぇ!?終わり!?

 

 

しかもかっちゃんは今でもなんですが、

メールに絵文字を基本的に入れません・・・

 

 

たま~~~に物凄い機嫌がいい時少し入るくらい・・・

 

 

 

 

そこから話は会社の話になり、

実は木村君が苦手だとかいう話をすると、

ハルも実はあのテンションにはついていけないと同意汗

 

 

しかも、いつも木村君にくっついて歩いている中村君は、

何か全然男らしくなくて嫌いとまで言い出す始末・・・ガーン

 

 

まぁ私も感じていたことは同じだったのですがにひひ

 

 

そこでもやはり1番話題になるのはかっちゃんの話。

 

 

かっちゃんの彼女に圧倒された事といい、

明日香や加奈ちゃんの事といい、

何かと話題豊富なのですニコニコ

 

 

 

「しかもさぁ、こないだ昼休みに話してたんだけど、

 ウチの部署の中でも桐谷君結構人気らしいよ」

 

 

との新情報!!

 

 

確かにかっちゃんは笑うとすごい子供っぽいし、

発言とか行動とかもカワイイところがあるので、

年上にモテるタイプなのですが、

まさかそこまで人気者だとは・・・!!

 

 

 

 

 

ここでハルがなぜか、

 

 

「勢いで電話しちゃおうよ~」

 

 

と!!

 

 

いや、全然意味わかんないからっ!!

と、最初は断ったのですが、

相当酔っぱらっていたのは私も同じなので結局電話することに・・・

 

 

 

 

「もしもし?」

 

「あ、桐谷君?」

 

「う、うん。どうしたの!?」

 

「あ、と、特に用はないんだけど・・・」

 

 

 

そう、特に用はないんです汗

 

 

するとハルが私に代ってアピールが出ていたので電話を渡すと、

 

 

 

「今、熱海にいるんだけど~桐谷君も来ない~?」

 

 

 

さすがに酔ってた私もびっくり!!!!

 

 

ってか、ハル酔っ払い過ぎ・・・ガーン

 

 

ハルがたどたどしい口調で熱海にいる理由を説明しだすと、

急に私に目配せをして、電話を少し抑えて小声で・・・

 

 

 

「来るかも!彼女と別れたらしい!」

 

 

 

かなりの衝撃でした!

 

 

だって、ついこの間会ったばかりだし、

あの時はすごく仲良さそうに見えて明日香も加奈も入る隙ないなぁなんて

思ってたんですから!

 

 

しかも熱海来るかもってどういう事!?

 

 

焦った私はすぐに電話を代わってもらい、

 

 

 

「もしもし!?」

 

「あ、何かすごい酔っ払ってるみたいだね・・・」

 

「あ、うん。ごめんね、何か・・・」

 

「いや全然大丈夫だよ」

 

「桐谷君・・・熱海来れるの?」

 

「ああ、俺、今実家に帰ってて実家から今の時間帯だったら、

 2時間位で行けるけど・・・でも旅行でしかも2人でしょ?」

 

「うん、そうなんだけど・・・」

 

「あ!分かった!車だろ!?」

 

「えっ!?」

 

「帰り電車で帰ってくるのめんどくせぇ~とか思ってんだな?w

 運転手代わりかよ~」

 

「ち、ちがうよ!」

 

「冗談、冗談。いいよ。邪魔じゃないなら今から行くよ」

 

「えぇ!?本当にいいの!?」

 

「うん。まぁ暇だし。そのかわり着くまで絶対寝るなよな~?」

 

「う、うん。もちろん!」

 

 

 

結局、私は旅館の場所を教えてかっちゃんが来ることに。

 

 

ハルが一緒とはいえ、

元カレと付き合いだしてからは他の男の人と夜を明かすなんて

初めてだったのでちょっと罪悪感を覚えながらも・・・

 

新鮮なこの感覚に少しワクワクしてしまっていました。

 

 


旅行当日音譜

 

 

最近の元彼との関係を考えると、

むしろ元カレと行くよりも、いざハルと旅行ということの方が

楽しみになっていましたラブラブ

 

 

東京駅に待ち合わせをして朝ご飯代わりのサンドウィッチを買って、

いざ出発!!

 

 

 

基本は元カレの愚痴・・・汗

 

 

仕事が忙しいっていうのを理由に、

態度は悪いし、小言は言うし、帰りは遅いし、旅行はドタキャン・・・むかっ

 

 

 

「え~・・・それはちょっとヒドイかも・・・」

 

 

 

穏やかなハルまで一緒になって元カレの行動を批判にひひ

 

 

やっぱり女の子同士の恋バナは花が咲きます合格

 

 

時間だけを見れば長い電車の中も、

あっという間に目的の熱海に到着!!

 

 

 

 

予定では車で周る予定だったのですが、

私もハルも車の免許を持っていないという致命的な事に気づき、

結局、予定してた観光地をいくつか諦めて、

どうしても行きたいところだけピックアップして、

電車とバスで回ることにしました。

 

 

 

今回の旅行のテーマは 「食」 ナイフとフォーク

 

 

お魚好きの私は美味しいお刺身が第一の目当てラブラブ

 

 

ハルも食に関してはかなりこだわる方なので、

これはラッキーひらめき電球

 

 

 

お昼ご飯は軽くお蕎麦を食べて、

地元の商店街やお土産屋さんを色々回って、

少しずつツマんだり、あれこれ買ったりしてしまいましたニコニコ

 

 

かなり買い込んだので、

一旦荷物を旅館に置いて、

ちょっと寒いけど海が近かったので海にお散歩に行きました。

 

 

 

そこでハルの昔の恋バナとかを聞いて、

私もキャバクラで働いてたことを話したりして、

何だかすっごくお互い距離が縮まってきた感じがして、

すごい楽しかった・・・・のですが・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

旅館に戻って、旅館のお土産屋さんでもまたお土産を買ってしまい、

部屋に戻ると・・・

 

 

 

「ちょっとこの量ヤバくない・・・?」

 

「・・・買い過ぎたね。持って帰れるかな・・・」

 

 

明らかに買い過ぎてしまって、

次の日にガラス陶器の体験工房に予約していたのに、

この荷物を持って行けるのか・・・とあせる

 

 

 

結局、

 

 

 

「まぁいっか。明日考えよニコニコ

 

 

と、かるーいハルの一言で済まされてしまい、

2人で露天風呂に入って、

いよいよお待ちかねの夕飯ラブラブ!

 

 

 

料理で選んだだけあって、

今まで見たことないような豪華料理が目の前に・・・ドキドキ

 

 

 

勢いでお酒も頼んで2人だけの宴会が始まりましたチョキ

 

 

 

見た目以上にすごい料理が美味しくて(特に伊勢海老とか!)、

テンションも上がりっぱなしだし、

私もハルも飲み会ではあんまり飲まないし、

絶対酔っ払わないのですがこの日ばかりは大分飲みましたべーっだ!

 

 

 

2人ともホロ酔い気分になった頃・・・

 

 

私の携帯にメールが・・・

 

 

元カレかなぁと思ってまた何かめんどくさい小言を言われるのかと

思ってイヤイヤ確認すると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

私の受信ボックスに初めて見る名前・・・

 

 

 

 

「桐谷 和真」

 

 

 

 

かっちゃんからの初メールが来ていた・・・

 

 

元々旅行に行こうと元カレと話していて、

予約もしていて、いよいよ前日となった日音譜

 

 

いつもギリギリまで準備をしない私は、

ゴールデンウィークでもまだ仕事のある元カレを送り出して、

朝から必要な物や、お菓子やジュース等を買い出しに出かけました。

 

 

仕事で帰りが夜になると言ったカレの分も

準備をして、夕飯の支度をして待っていた時、

元カレから電話が掛かってきました。

 

 

 

「もしもし~?」

 

「・・・あのさ、すごい言い辛いんだけど・・・」

 

「ん?」

 

「明日行けなくなった」

 

「え!?」

 

「仕事が終わらなくてさ・・・今日も帰れそうにないんだ」

 

 

 

社会人になって初めての旅行。

学生の頃はお金があんまり無かったから、

旅館も料金ベースで決めていたけど今回は料金じゃなくって、

本当に行きたい所に行ける。

 

 

それに最近うまくいってなかったし、

この旅行をいい機会にしてまた仲良く出来たらいいと思って、

一生懸命計画した旅行なのに・・・

 

 


「ヤダよ・・・どうにかならないの・・・?」

 

「無理だよ・・・仕事だもん」

 

「だってまだ1年目だよ!?そんな休みも取れないなんて・・・」

 

「仕方ないだろっ!?俺だって休みまで仕事なんかしたくないんだよっ!」

 

「!!」

 

「・・・ごめん。お金は俺が全部出すから。

 それと帰りは明日の夜になりそう。また電話する」

 

 

 

そう言って、元カレは電話を切ってしまいました。

 

 

目に入るのは作った2人分の食事と・・・

色んな期待を込めて準備した旅行の荷物・・・

 

 

バカみたい・・・

 

 

仕事だから仕方ないって思わなきゃいけないのかもしれない。

 

 

でも、そんなすぐに受け入れられない。

 

 

楽しみにしてたんだもん。

 

 

私はそのままテーブルに顔を伏せて泣きました。

 

 

 

 

 

 

たくさん泣いて、1時間位ボーッとしていると、

不思議とこんな事やっていても仕方がないと思えるようになり、

カレなんかアテにしないで私は私でこのゴールデンウィークを

思い切り楽しもうと思い、ハルに電話しました。

 

 

 

「ハル、今平気?」

 

「うん~。暇でゴロゴロしてたトコ。あれ?ナナ、明日旅行じゃなかったっけ?」

 

「ナシになった」

 

「え!?何で!?えっ

 

「カレが仕事で行けなくなったって」

 

「え~~~!?ありえないっ!」

 

「ほんっと信じられない!むかっ

 

「もったいな~い・・・」

 

「だよね~・・・ん?あ、ハル明日も暇?」

 

「え?うん。ゴールデンウィークなのに暇・・・汗

 

「じゃあ行こうよ!一緒に!!」

 

「え!?」

 

「お金はカレが出すって言ってるからさ、今日の明日で大変じゃなければ」

 

「えっ!?いいの!?」

 

「うんうん!!行こう行こう!クラッカー

 

 

 

すぐに元彼に連絡して、事情を説明すると、

本当に女の子と行くなら別にいいよとか、

意味の分からない事は言われましたが、

ちゃんと写真を撮ってくる事を条件に了解してもらい、

私は結局ハルと旅行に行く事になりました。

 

 

この旅行で驚くべき偶然の出来事が起こるのですひらめき電球