どんな時代も
現場をまとめる中間管理職さんのお悩みは
深刻です。
さて、どのような中間管理職が望まれるのか、
江戸時代に活躍した儒者 真勢中州による
飛び込み生卦の理論を用いて説明してみましょう。
“働く現場”を表す卦に「坤為地(こんいち)」があります。
その四爻、陰の位に一陽が飛び込んだ卦が
「雷地豫(らいちよ)」であり
坤からの飛び込み生卦とも呼ばれます。
この一陽は管理職を表します。
少し専門的になりますが、
陽の位に一陽が座する象、
例えば、五爻に一陽の水地比の卦は
スタッフ同士がお互いの能力を競い合う象です。
一見良さそうに見えますが
全体としてはまとまりません。
また三爻に一陽の地山謙の卦は
徳は高いですが
同時に負担もストレスも高くなる象です。
管理職の方が潰されてしまう可能性があります。
つまり、現場で求められる管理者は
経歴の立派な方(陽の位)ではないのです。
現場を理解した人間(陰の位)が
その任務に当たる必要があります。
また、雷地豫の卦のキーワードは豫と楽。
つまり、豫は“予め”に通じる“ 段取り”であり
楽は“音楽” に通じる“メッセージを伝える”ということです。
部下のために段取りを整えること
わかりやすいメッセージを伝えること
中間管理職の業務はこの2つに集約されます。
そうすれば、現場は明るく楽しく
スタッフはイキイキとまとまり
グループとしての成果を残します。
胃に穴が開く前に
ご相談くださいね。
(易経上下 高田真治 後藤基巳 訳 岩波書店より)
