貞疾とはどんな病なんでしょうか。
そもそも、豫の卦は、楽しみ、嬉しいこと、わくわくすることの意味があります。
わくわくとは、人の本能欲求の一つである“自己愛”を満足させてくれるもの。
人を元気にしてくれる外的な要因です。
成卦主である九四には、人がそのわくわくパワーで結果を出す様子が描かれていていますが、
その次の六五はうって変わって
自分を認めてくれたり、満足させてくれるものが手に入らなくて、
ぶすっとしている様子が描かれています。
それを“貞疾”と呼びます。
大好きな恋人と思い通りに会えなくて、下手をしてストーカー化してしまうと本当の病ですね。
でも、“会えない時間が愛育てるのさ~♪目をつむれば君が居る~♪”となれば、
強いあなたになれるのです。
易はそれでも“恒に死せず”ともあるので、苦しくても辛くてもそこを健気に耐え忍べば、
成長するよ、がんばってね。と言っているのです。
雷地豫からでした!
(岩波書店 易経上下 高田真治・後藤基巳 訳 より)