今年もはや師走。
何かと気ぜわしい頃です。
こんな時に限って状況がはっきりせず、
焦るけれども待つしかしょうがない物事が
重なりがち。
私自身もそんな小さな物事を
いくつか抱えています。
とはいえ、新年を迎える頃には
どんな形であれ
全てにおいて結果が出るであろう物事なのですが。
易の中にもそんな状況を表した卦があります。
「風天小畜(ふうてんしょうちく)」です。
この卦は、一つの陰が五つの陽を引き畜める、という象です。
一つの陰の力は弱く、いずれ物事は
計画通り亨ってゆくのですが、
そのじれったさに耐えなければなりません。
弱いといえども、その一つの陰には、
何らかの意味があるからです。
軽んじて扱うことはできないのです。
たとえば、
先方の事情、
家族の小言、
部下のぼやき、などなど。
風天小畜の時は、イライラを抑えつつ、
丁寧にあれこれ工夫しながら
結果が出る時を待つこと。
易はそうアドバイスしています。
「風天小畜」からでした!
(易経上下 高田真治 後藤基巳訳 岩波書店)
