易者酒井 易の言葉ブログ -10ページ目

易者酒井 易の言葉ブログ

易経は宝物の言葉がたくさん詰まった書物。
現代にも十分に通用する易の言葉を解りやすくお伝えするブログです。

今年もはや師走。

 

何かと気ぜわしい頃です。

 

こんな時に限って状況がはっきりせず、

焦るけれども待つしかしょうがない物事が

重なりがち。

 

私自身もそんな小さな物事を

いくつか抱えています。

とはいえ、新年を迎える頃には

どんな形であれ

全てにおいて結果が出るであろう物事なのですが。

 

易の中にもそんな状況を表した卦があります。

 

「風天小畜(ふうてんしょうちく)」です。

 

 

この卦は、一つの陰が五つの陽を引き(とど)める、という象です。

一つの陰の力は弱く、いずれ物事は

計画通り(とお)ってゆくのですが、

そのじれったさに耐えなければなりません。

 

弱いといえども、その一つの陰には、

何らかの意味があるからです。

軽んじて扱うことはできないのです。

 

たとえば、

先方の事情、

家族の小言、

部下のぼやき、などなど。

 

風天小畜の時は、イライラを抑えつつ、

丁寧にあれこれ工夫しながら

結果が出る時を待つこと。

易はそうアドバイスしています。

 

「風天小畜」からでした!

 

(易経上下 高田真治 後藤基巳訳 岩波書店)